世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著、かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2007年09月

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カブールで出会った印象的な小父様方をご紹介!

1)カブールの中心地シャーリナウで出会ったビニール人形売り
内戦中どうだったのか分りませんが、こういう子供向けの玩具を売ったり買ったりするだけの人々の  心の余裕が生まれてきていることの表れではないでしょうか?なんだか嬉しくなりました。
チープな、空気の目一杯入った動物人形が愛おしいです。

2)店先でほほ笑むおじさん
カブールの自動車パーツ街で出会ったおじさんです。この市場の構造、中東各地にはよくあるパターンで、一つのブロックにひたすら同じ業種の店やら工場やらが並んでいます。生存競争激しそうですが、あそこへ行けば車の用事は片付く!と効率的ではあるのかな?おじさんのポーズと柔らかく優しい微笑みが印象的。

3)自転車とおじさん
この人にも自動車パーツ街で出会いました。自転車を前にはにかみ笑顔。
とても穏やかな人で、柔らかい空気に包まれていました。

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この動物園にロバがいるとの情報を仕入れたので、行ってきました。
広い園内には、世界の地域、生息帯別に展示されており、「アジアの熱帯林」「アマゾンの密林」など7つのテーマにそってゾーンが分れています。
主に、絶滅の危機のある貴重な品種の展示に力を入れてあり、非常に珍しい動物が多いのが特徴です。

1.ニホンザル
2.キンシコウ 孫悟空のモデルと言われています
3.オカピ キリン科シマウマみたいな脚
4.ホッキョクグマ 個人的に大好きなんです。でも星野道夫の世界は程遠い。

感動のロバとの対面は、後日"あの"コーナーでご報告!
乞うご期待!(誰も期待なんかしてないぞ)

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古代エジプトのロマンの集結、王家の紋章にも出てくるあのルクソールで、遺跡よりも何よりも見たいもの。街の人の笑顔、笑顔、笑顔。
たまには崩れかけた、4000年の歴史も切り取るけど、圧倒的に撮ったカットが多いのは街の人々。

祝日に、着飾って近隣から出てくる家族連れ、子供たち。観光客のロマンを余所に、エジプト人の日常がそこにある。

街歩きはやめられない。

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休日の子供たちの様子を見ようと、山を登って下校する生徒たちの集落に一緒に付いて行った話を以前記しました。今日は、山の女の子たちのお話を。

女子生徒も、男子生徒と同じように放牧に行ったり、水汲みに行ったり、子守をしたり、食事の支度を手伝ったり、様々な家での仕事があります。山を歩いていると、山菜とりに行った子たちと出会いました。学校で支給したリュックに一杯の山菜を入れて背負っていました。子供たちのカバンがボロボロなのは、こうやって仕事にも使うからなのだと妙に納得しました。みんな大抵、持っている唯一のカバンなので、学校から帰るとノートや筆入れを取り出して、仕事に使うものを入れ替えるのでしょう。用途別に大小様々なカバンを持っている自分の暮らしを思い出し、うろたえました。

一昔前の近代の日本のように、この国にも田舎に行けば行くほど「女子に教育なんて必要ない」という考えが少なくありません。元来女性を外に出したがらない男性が多く、教育を受けて外に出るよりは、一家の働き手として女の子を扱うことが多いからです。幸い、この地域では、小学校に行って学ぶこと、教育の必要性を認識している親が多く、女子生徒も元気に通って来ています。それでも、家の仕事をこなしながら通うことが前提なので、集落から遠く離れた質の高い中学校には通えないことが多いです。

このため、うちの会でも、必死で山の上に中学を作り、軌道に乗せたいと考えてはいますが、諸事情によりなかなか軌道には乗りません。生徒数や、教師や、カリキュラムなどの問題でなかなか文部省の認可が下りず、従って教師の給与から、学校の維持費まですべて会の予算で賄わざるを得なくなっています。国造りの半ばで、政府にも潤沢な予算がありません。しかし、「山の上の中学校なら、家の仕事と両立させられるから、通わせられる。下の町に通わせる余裕はとてもない」と仰る父兄が大半なので、なんとか続けていこうと踏ん張っています。

とても勉強が好きな子がたくさんいます。優秀な子もたくさんいます。そんな子供たちの未来に少しでも寄与できるよう、寄り添っていきたいです。

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エジプトの観光地は掃いて捨てるほどありますが、何といってもラクダ市です。当時月曜と金曜の早朝のみ市がたっていたので、薄暗いうちから車に乗り込んで行ってきました。

カイロは近年人口増により、どんどん街が砂漠の方や郊外に広がりつつありますが、本来のカイロはナイル川の中州と東岸のことを指します。しかし、西岸のギザ県などと併せ大カイロ圏とされています。この大カイロ圏の下町インバーバにかつてはラクダ市があったそうなのですが、人口増で更に郊外に市が押し出されたそうです。さて、この西岸を北西に35キロ程走ったところビルカーシュに現在のラクダ市はあります。遠くシナイ半島やスーダンやソマリアから商人がキャラバンを組んで売りに来ます。羊や馬などのように家畜用に買われていくもの、食肉用に買われていくもの、その行く末は様々で、売り手と買い手の激しく粘り強い駆け引きが繰り広げられています。

当時は日本円にして、小さいラクダが6000円くらい大きいラクダが12000円くらいでした。勿論大小でひとくくりには出来ませんが、目安として。

よく、女性はエジプト人に求婚され、「マフル(結納金)はラクダ**頭で」と言われますが、参考になさってはいかがでしょう?(笑)

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