世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著、かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2008年09月

久しぶりにゆっくり眠った後、バスに乗ってピラミッド観光へ出かけた。

秋といえども強い日差しでジリジリと焼けてくる。3つのピラミッドをしつこい物売りやラクダ屋をかわしながら回った。もう何回目のピラミッドなんだろう。残念ながら特に感動はさすがにもうなし。暑さでちょっとぐったり。とはいうものの、折角なのでそれなりに撮影を済ませ、某テレビ番組ですっかり有名になったスフィンクスの目の前にあるケンタッキーでランチ。

ケンタッキーでたまたま居合わせた日本人の二人とタクシーをシェアして中心部タハリールに戻り、やっつけついでに考古学博物館にも行こうとしたが、ラマダーン中なので4時には閉館、逃してしまった。

仕方がないので、宿に戻って休憩。友人である宿屋のオーナーが、断食明けの最初のご飯イフタールを用意してくれたので、久々に集い、再会を果たした友達と一緒にイフタール。メニューは、チキン、ハワウシ=ミートパイ、モロヘイヤスープ、サラダ。久しぶりのエジプトの家庭料理に感涙。友人の妹さんが、わざわざイフタールを作りに来てくれた。

そして、イフタールの後、下町イスラミックカイロにスーフィダンスを観に行く。普段は水土の開催だが、ラマダーン中は不定期なので行ってみたが残念ながら今日はナシ。気を取り直して、近くの昔ながらのバザールであり、一大土産物屋街のハーンアルハリーリへ。トラディショナルな布や服を物色しながら激混みの街を練り歩く。ラマダーン中は夜から家族や友人と街へ繰り出す人が桁違いに多いので、通りは激混み。でも、その人混みにもまれながら、あちこちで会話を交わしながら歩く街の楽しいこと!やっぱりどんな遺跡よりも、普通の人の普通の生活に出会いたい。

スーフィダンスの演奏家の友人が時々出演する伝統音楽のライブを聴かせるカフェへ試しに出向いてみると、バッチリ友人が出演していて再会を喜び合う。カフェでお茶飲みながら聴く生演奏は最高。御贔屓のパトロンたちが演奏の盛り上がりと共にたくさんチップを渡していく。こうやって演奏家は守られ、育てられる。イードの後のスーフィダンスの会場での再会を約束しておいとま。

タクシーに乗るがあまりに渋滞がひどいので途中で降りて歩いて帰る。その道すがら、ついでにと覗いた友人の会社で友人に再会し、後日ゆっくり遊ぶ約束をして宿に帰る。

そして、明日はいよいよ砂漠へ!

行ってきます。

先ほど、無事に到着しました。

実は羽田で職員のミスか、システムのエラーにより関空ードバイのチェックインが私の分だけ出来ずに、後輩一人分だけ出来てしまうという不安な幕開け。改めて私だけ関空でドバイまでのチェックインをし直すように言われたものの、関空へのフライトが大幅に遅れ、接続の時間も満足にないのにチェックインと出国まで済まさなければならないという最悪のスタート。これは、ドバイで途中降機を希望した際に起こってしまったこと。ジリジリと焦る落ち着かない関空までのフライト。

結局、到着して職員に導かれながら、一番にタラップを降りて職員と空港を駆けながら手続きを済ませ、何とかドバイ行きの飛行機に滑り込む。もう、生きた心地がしなかったね。

ドバイでは、なんとピンクさんとサラサラさんにお目にかかりました!早朝の5時前から空港にお迎えに来てくださり、海岸やドバイマリーナやクリークや水上バスに乗ってオールドスークまで時間いっぱいご案内してくださったお二人。そのうえ、朝食やお茶までご馳走になり、ドバイ今昔をご案内していただきながら、いろいろなお話を伺いました。

ドバイでも、他の国での撮影と同じように、働くおやじに目が行く私。水上バスやオールドスークで出会ったおやじたちとの交流がとても楽しかったです!

オールドスークで目にした宗教の違いを越えた寛容さ、インド人街のおやじたちの温かさ、特に神々へのお供え物の蓮の花をプレゼントしてくれたおやじの笑顔に最高に幸せ気分を貰いました。

ピンクさん、サラサラさん、こんなに素敵な光景に出会わせて下さってありがとう!すごく幸せな9時間のドバイ体験でした。あまりに図々しくご好意に甘えまくってしまった一日でした。心からのお礼のほかに何もご用意出来ないことが恥ずかしくてなりません。

お目にかかれてうれしかったです。
本当に、後輩ともどもお世話になりました!

そして、夕方ドバイからカイロへのフライト。

久々のカイロは何も変わらず、温かく私を迎えてくれた。到着した瞬間に感じる心が溶けそうな心地のよさ。無秩序に見える秩序。その肌で感じる感触が心地よい。

カイロで宿屋を経営する友人に再会し、もう一人のエジプトの父と電話で話し、カイロの夜は更けていく。ラマダーン中、街は夜大賑わいだけど、三日もろくに寝ていなくて意識が飛びそうなので、今日はさすがに街歩きは自粛。

明日が楽しみだ!!!

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遺跡にも古代エジプトにも興味がなかった私がエジプトを訪れることになったのは、ほんの偶然。語学研修の短期留学プログラムの渡航先がたまたまエジプトだっただけ。

そんな国が特別な国なったのは、あの冬彼らと出会ったから。

彼らは、滞在するホテルの従業員だった。毎日仕事が終わって、宿題を見てくれたり、発音を直してくれたり、言い回しを教えてくれたり、生きた会話の先生だった。休みの日にはカイロ動物園へ行ったり、ナイル川で舟遊びをしたり、エジプトを身近な国にしてくれたのは彼らふたり。

帰国の朝、彼らは二人で手紙をくれた。
「MESTと過ごした日々は本当に楽しかった。神様のお陰で君に出会えた。僕らと僕らの家族が君の家族だから、いつでもエジプトに帰っておいで。ずっと、ずっとここで待ってるから」

そして、今のエジプトと私がある。彼らと彼らの家族のお陰で、エジプトと繋がる今の私が居る。

あの冬、彼らに出会わなかったら、エジプトは私の故郷にはならなかっただろう。彼らこそが、エジプトの本当の魅力を教えてくれた人たち。

さて、いよいよ今日、エジプトに向かいます!
行ってきます。

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先ほどの記事の続き。

実は23日、巾着田から帰ってきて「華酔い」という言葉通り頭痛と微熱と吐き気でぶっ倒れた私(泣)
必死で「せめてGRの写真を!」とアップしながらも、液晶画面にちらつく真赤な彼岸花の色彩に完全に悪酔いしていた。多分疲れとか、寝不足とか、熱中症気味とか色々なことが重なってしまったみたい。

キレイなものも欲張って見過ぎては駄目ってことかも。

でも、なんとか出発前にこの記事をアップ出来て良かった。GRの記事は途中やめになってしまったけど。(実はGRの高麗巾着田華酔い散歩記事も(2)があったんですよ)

それでは、皆様おやすみなさい。

訪問、コメントは後日必ず!

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昨日の高麗、巾着田の写真をお届けします。

もう、じっくり選んでる余裕もないので、取り急ぎ撮った順番に自分的にOKなものを写真の組み方やら何もなしでアップします。

今日(正確に言うと昨夜)は遅いシフトで、今仕事を終えて帰ってきたのですが、相変わらずまだ旅の支度に手をつけていない…。買いモノも済んでいない…^_^;

明日(正確に言うと今日)午後から仕事なのでなんとかその前に買いモノを済ませ、仕事をして、帰って徹夜で支度をして、早朝出勤に臨む覚悟。どうにかならんかなー、この性格。

折角いただいたコメントには日本では返事できそうにないです。もしかすると、羽田か関空で暇だったら出来るかも。ご訪問も同じく。

エジプトからも出来るだけアップしたいと考えております。

はあ…エジプト行きはもう日付的には明日!

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