今日は思わぬ時間ができたので朝からひたすら次の写真展用のモロッコの写真をプリントする。
昨年秋に撮影してきて以来、特に発表のアテがあったわけでもなかったので、あまりじっくり眺めたり整理したりプリントしたりもしてこなかった。ある意味、撮って初めてきちんと写真たちに向き合ったのが今日だったと言えるかも。
出会ったたくさんのひとたちを思い出す。頻繁に思い出すのは、フェズのフセインじーちゃんや、ジャマエルフナ広場の楽団の面々のこと。
写真を眺めていると、モロッコの空がどこまでも青いことに気付かされる。そういえば、飛行機を降りて空港の外へ出て一番最初に感じたことは「空が青いなあ」ということだった。
モロッコは様々な色が印象的な国だった。代表的なのは、それぞれの町のカラー。マラケシュは赤、フェズは象牙色、カサブランカは白という風に。タジンに入っている野菜も、街角で売られているバブーシュも、織り上げられたカーペットもすべてがカラフル。
そんなそれぞれの色のなかで、人々は微笑みをたたえていた。
旅程のの最後だったカサブランカで、最後の日はひたすらあてもなく街をさまよい歩いた。マラケシュやフェズのメディナ(旧市街)と違ってカサブランカのメディナはそんなに広くも難しくもないので、太陽の方向だけをなんとなく意識してさ迷い歩いた。
海の町なので、市場には野菜や肉だけでなく魚も豊富に置いてあった。おこぼれをもらおうと、あちこちで猫が待っていた。のんびりとしたやわらかな午後だった。
肉屋、魚屋市場に迷い込むと、おやじたちが笑顔で声をかけてきた。毎日のように繰り返し言われてきた「えらいエジプト訛りのアラビア語だなあ」と微笑まれながら、おやじたちの仕事ぶりを撮らせてもらった。そう、ワタシは働くおやじの写真を撮るのが何よりも好きなのだ。モロッコまで行って、結局同じことをやっていた。
ピカイチでいい笑顔を浮かべて仕事をしているおやじに出会った。鶏肉をさばいていた。20年来のエジプト人の友人にどことなく似ている。アイツがおやじになったら、こんな風になるんじゃないかと長らく会っていない友のことを思い出す。
モロッコ、ステキなおやじたちが素敵な微笑みをたたえている国だったと、写真をプリントしながらしみじみと思い出す。
**********************************************
昨年秋に撮影したモロッコの写真展「モロッコの迷宮で」を下記の通り開催することになりました。
日時:2016年4月5日(火)~30日(土)
11時から21時(木曜定休)
場所:自家焙煎珈琲豆の専門店 andante
武蔵野市西久保2-18-3 三谷通り
0422-37-1612
http://www.coffee-andante.com/omise-shoukai.html
会場では、クルドのおかあさんがつくるオヤも置かせてもらう予定です。
写真展自体には入場料は設けておりませんが、美味しい珈琲を飲みながらお楽しみください。
ワタシは会場に常駐はしておりません。在廊日はツイッターなどでお知らせします。
@mikairvmest
みなさまのお越しをお待ちしております。
「パレスチナを撮っても、モロッコを撮っても、タカハシミカの写真だなあ」と、もし感じてもらうことが出来たら、それこそがワタシの喜びです。
**********************************************
パレスチナの写真集「ボクラ 明日、パレスチナで」(ビーナイス)
写真展会場でも販売します。
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日
版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html
「ボクラ」に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1
「パレスチナ・そこにある日常」(未来社)も会場で販売予定です。
アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21
昨年秋に撮影してきて以来、特に発表のアテがあったわけでもなかったので、あまりじっくり眺めたり整理したりプリントしたりもしてこなかった。ある意味、撮って初めてきちんと写真たちに向き合ったのが今日だったと言えるかも。
出会ったたくさんのひとたちを思い出す。頻繁に思い出すのは、フェズのフセインじーちゃんや、ジャマエルフナ広場の楽団の面々のこと。
写真を眺めていると、モロッコの空がどこまでも青いことに気付かされる。そういえば、飛行機を降りて空港の外へ出て一番最初に感じたことは「空が青いなあ」ということだった。
モロッコは様々な色が印象的な国だった。代表的なのは、それぞれの町のカラー。マラケシュは赤、フェズは象牙色、カサブランカは白という風に。タジンに入っている野菜も、街角で売られているバブーシュも、織り上げられたカーペットもすべてがカラフル。
そんなそれぞれの色のなかで、人々は微笑みをたたえていた。
旅程のの最後だったカサブランカで、最後の日はひたすらあてもなく街をさまよい歩いた。マラケシュやフェズのメディナ(旧市街)と違ってカサブランカのメディナはそんなに広くも難しくもないので、太陽の方向だけをなんとなく意識してさ迷い歩いた。
海の町なので、市場には野菜や肉だけでなく魚も豊富に置いてあった。おこぼれをもらおうと、あちこちで猫が待っていた。のんびりとしたやわらかな午後だった。
肉屋、魚屋市場に迷い込むと、おやじたちが笑顔で声をかけてきた。毎日のように繰り返し言われてきた「えらいエジプト訛りのアラビア語だなあ」と微笑まれながら、おやじたちの仕事ぶりを撮らせてもらった。そう、ワタシは働くおやじの写真を撮るのが何よりも好きなのだ。モロッコまで行って、結局同じことをやっていた。
ピカイチでいい笑顔を浮かべて仕事をしているおやじに出会った。鶏肉をさばいていた。20年来のエジプト人の友人にどことなく似ている。アイツがおやじになったら、こんな風になるんじゃないかと長らく会っていない友のことを思い出す。
モロッコ、ステキなおやじたちが素敵な微笑みをたたえている国だったと、写真をプリントしながらしみじみと思い出す。
**********************************************
昨年秋に撮影したモロッコの写真展「モロッコの迷宮で」を下記の通り開催することになりました。
日時:2016年4月5日(火)~30日(土)
11時から21時(木曜定休)
場所:自家焙煎珈琲豆の専門店 andante
武蔵野市西久保2-18-3 三谷通り
0422-37-1612
http://www.coffee-andante.com/omise-shoukai.html
会場では、クルドのおかあさんがつくるオヤも置かせてもらう予定です。
写真展自体には入場料は設けておりませんが、美味しい珈琲を飲みながらお楽しみください。
ワタシは会場に常駐はしておりません。在廊日はツイッターなどでお知らせします。
@mikairvmest
みなさまのお越しをお待ちしております。
「パレスチナを撮っても、モロッコを撮っても、タカハシミカの写真だなあ」と、もし感じてもらうことが出来たら、それこそがワタシの喜びです。
**********************************************
パレスチナの写真集「ボクラ 明日、パレスチナで」(ビーナイス)
写真展会場でも販売します。
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日
版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html
「ボクラ」に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1
「パレスチナ・そこにある日常」(未来社)も会場で販売予定です。
アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21