世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著、かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2017年06月

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iPhoneにフィッシュアイレンズをつけて大英博物館を撮るという、ただそれだけのひとり遊び。

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まさか自分がこんなに大英博物館にドハマりするとは、思ってもいなかった。遺跡とか古代史が特に好きな訳でもなく、何度も言うように、エジプトの遺跡を観たのも、自ら進んで…ということはほとんどなく、留学中とか、「誰かがはるばるエジプトまで来たから、まあ、案内するか」という程度のもの。十何回もエジプトに行っていれば、さすがに普通のひとよりは多く観ていると思うけど、その熱意たるや、お粗末なもの。シリアのパルミラやレバノンのバアルベック、ヨルダンのぺトラなども言わずもがな。そんなワタシが大英博物館の展示を夢中で眺めることになるとは。

知らないなりにもエジプトのものは「懐かしさ」が先に立ち、つい親近感がわいてしまう。もともと詳しくはないもののモザイクとかコプトのイコンとかは結構好きだったワタシ。大英博物館でもやっぱりモザイクに目がいく。

そして、一番夢中になって眺めたのは、西アジアのコーナー。古代アッシリアの人面有翼牡牛像や壁画などは「うわあ、これ好きだー」と、なかなか離れられなくなった。

ほぼエジプトとギリシャと西アジアだけで時間オーバー。「ミカちゃん、どうする?ほかにも見せたいものたくさんあるし、案内したいところもあるし、プライマークも行かなくちゃいけないよ」とラフィ。うーん、離れがたい。


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拙著『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』と写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真などです。そのほかの写真(ブログの記事のものも何月何日の写真とご指定いただければ可能です)も、可能な限り、ご希望に応じます。

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ご注文をお待ちしております。

ついでに、上記三冊のご注文も同じく送料実費になりますが、承ります。

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●『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

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また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

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版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

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●写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
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ロンドン二日目この日は、とりあえず午前中はテートモダンに行くことしか考えていなかった。午後二時に仕事が終わるアフガン人の友(ロンドン在住、12年ぶりの再会の話は先日の記事を)と待ち合わせているのでそれまでには待ち合わせ場所のラッセルスクエアに戻らねばならず、なにをするでもなくブラブラとテムズ川沿いを歩き、ミレニアムブリッジを渡り、セントポール大聖堂へと向かった。

この日、朝からワタシは軽くブルーになっていた。というのも、この旅唯一の、最初にして最後の最大のトラブルが発生。なんとスーツケースのファスナーが完全に壊れて閉まらない、使えなくなってしまった。ホテルの周辺のかばん屋などをのぞくも、結構なお値段。買うとしたら、この先もずっと使える値は張るがいいものか、とりあえずパリに向かい日本に帰れるだけの安い間に合わせのものを買うか、決め切れないまま「ああ、どうしよう」と、ことあるごとにふと思い出してはブルーになった。

だいたい、前者を買うならデパートとか?でも、日本でだってデパートなんかでそんな高級スーツケースを買わないのに?後者を買うならどこというアテもない。

そんなことを思いながら、川沿いを歩いた。川沿いを歩いている場合かよ?と思いながら。

でも、ラフィ(ロンドン在住のアフガン人友の名前)に相談すればどうにかなるや、とも思っていた。

ラフィの仕事が終わって、彼に相談すると「高いちゃんとしたスーツケースは日本に帰ってから買いな。とりあえずここではパリまで行って、日本まで帰れればいいという考えで探そう。昨日の夜ブラブラしているときにプライマークの前を通って、プライマークの話をしたの覚えてるでしょ?あそこなら、絶対に安くてとりあえず日本まで持ち帰れるものを売っているから、もう心配しないで」とラフィ。

プライマークとはアイルランド発のカジュアル系ファストファッション。ラフィいわく「すげー人混みで、すげー激安」とのこと。前の晩に店の前を通ったときには、あまりに店内にひとがたくさんいるので、「なにごと?」とラフィにたずねて、ちょうどその話をしていたのだった。一晩明けてそのプライマークにお世話になるとは。ちょうどイースター休暇が始まる週末ということもあって?プライマークも前夜激混みだったのだ。

「じゃあ、もう問題ないね。ゆっくり散歩しよう」と、ラフィのおススメ、お任せコースで向かったのはラフィが「ロンドンで一番好きな場所のひとつ」という大英博物館。ワタシも楽しみにしてました。

大昔、まだワタシが中学生か高校生かだったころ、父が友達とヨーロッパ旅行に行った。その父から聞かされた話のなかで印象深かったこと、場所のひとつが大英博物館だった。パリのルーブル美術館とともに「とにかく広い」という話。ちなみにほかのいくつかの印象に残っている話は「スイスの山の話」「モナリザが意外と小さかった話」「蚤の市の話」。

大英博物館に到着すると、博物館をぐるりと囲んで長蛇の列だった。「こんなのあり得ない。こんなこと初めてだよー」と驚くラフィ。やはり世間はイースター休暇だから?でも並ぶしかないので列に並ぶ。三十分ほどで館内へ。

あまりに観たいものが多すぎるし、でもくまなく観ていたらキリがないし、とりあえずエジプトの部屋へ。ラフィは「マミー(ミイラ)を観よう、観よう」とはしゃいでいる。エジプトに留学中も何度かカイロの考古学博物館へ行ったが、エジプト人の友達が「本当にスゴイコレクションはここじゃなくてむしろ大英博物館に収められている」とよく言っていた。ワタシはエジプトに留学し、十何回もエジプトに行っているからなんとかひととおりの遺跡や博物館を辛うじて観ているというだけで、そんなに熱心な遺跡フリークではないし、古代のエジプトにはあまり関心を持っていなかった。

それでもやはりルクソールの遺跡やアブシンベル神殿やアスワンの遺跡などは度胆を抜かれたし、そんなに興味や関心を持っていなくても、「いいものを見せてもらった」と行くたびに思った。

そんな思い出をよみがえらせながら、ラムセス二世の胸像を眺めていると、「あ、ラムセス、お久しぶり」という軽口が口からついて出る。エジプトのいたるところでラムセス二世に出会える。「ミカちゃんはエジプト大好きだもんね。よくエジプトの話を昔してくれたよね。いつか僕も行ってみたいなあ」とラフィ。「じゃあ、カイロで待ち合わせようよ。案内するよー!」とふたりで笑う。

いつか、本当に実現するといいよね。今回12年ぶりに再会できたみたいにさ。

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いきなり、なんの前触れもなくロンドンの二日目の話。一日目のこと、ロンドンに行った理由の大きなひとつは既に述べたので割愛。

ロンドンのあとに向かったパリでは、友の過酷な現実に向き合うという重い重い課題が残されていたので、ノーテンキにただ楽しむということはできなかった。それに引きかえロンドンは、ただひたすら楽しかった。12年ぶりに再会したアフガン人の友との時間が、ただただかけがえもなく素晴らしい時間だったということもあるけれど。

で、ロンドン二日目の最初の目的地にして、ロンドンで一番楽しみにしていたのがテートモダン。ラッセルスクエア近くのホテルを出て、地下鉄でサザークヘ。テートモダンはかつての火力発電所の跡地を美術館にしたという場所。時間の都合で(というのも、どうも昔から効率よく時間を決めてガツガツ観光地を巡るということが苦手なのです。気に入った場所にはいくらでも居たいし、どんなに有名な観光地でも気が向かない場所には行きたくない…ということで、今回もバッキンガム宮殿にはついぞ足を運ばず、あきれられた次第です)テートブリテンには残念ながら行けなかったが、どちらかといえば近代、現代美術により興味があるのでテートモダンへ。しかも、ここにはシャガールの「横たわる詩人」も収蔵されているというので楽しみにしていた。

残念ながら、どれだけ探してもシャガールの絵はみつけられず。探し方が悪いのかと思ったが、意を決して係員のおじさんにたずねると、検索用の手持ちのタブレットで探してくれた挙句「せっかく遠方から来てくれたのに申し訳ない。シャガールの絵はいまうちでは展示されていませんね。念のため、テートブリテンの方も調べたんですが、どちらにも展示されておりません」と、親身になって探し、答えてくれる。その気持ちがありがたく「ありがとうございます。またきっと来ようと思います」とお礼を言うと「お待ちしております」とおじさんニコリ。素晴らしい接客だ。

残念ながらシャガールの絵には出会えませんでしたが、テートモダンはたっぷり楽しめました。なかでも、偶然にもボリス・ミハイロフの写真展「Red」をやっていて、それに大満足。

いつも美術館、博物館に行くと楽しみなのがミュージアムショップ。ここでも欲しいものがありすぎたけど、「観れなかった記念」にシャガールの絵のコピー「The Dance and the Circus」と「The Blue Circus」を32ポンド(請求時4451円)にて購入。

テートモダンのすぐ目の前にあるミレニアムブリッジを渡って散策。


アフガニスタン 山の学校 周囲の光景

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