世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著、かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

カテゴリ: GRデジタルⅡと散歩

健康増進、交通費節約のためと昨日自転車を買った。早速愛車を駆って家から6キロ程離れた深大寺へ行ってきた。現地で前の会社の仲良し同期Rと待ち合わせ。

深大寺へお参りして、参道の土産物屋を冷やかし、団子で一服つけ、鬼太郎茶屋の鬼太郎ギャラリーを楽しむ。まあ、道中の細かい描写は後々機会があれば。

深大寺と言えば御蕎麦。元々蕎麦はあまり好んでは食べないのだが、折角だからと一軒のお蕎麦屋さんへ。

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注文した天ザル蕎麦。ツルツルこしがあって美味しい。蕎麦のモソモソした感じがあまり好きではないので、これなら美味しく食べられる。

さて、食事のあとは深大寺植物園へ。そんなに遠くないのに何故か来たことがなかったここ。ようやく来れた!

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園内で一番楽しみにしていたのは睡蓮の温室。

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紫、ピンク、白…色々な種類があるんだねえ。

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園内は桜もキレイだった。特に圧倒されたのが神代曙という原種の桜。大輪の色濃い花びら。

植物園を巡って、二人で楽しい散歩をして、近くのお茶屋でコーヒーを飲んで解散。再び愛車に跨って40分かけて帰った。

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愛車のMEST君。

それにしても、こんな小さな旅?探検?でも楽しい。知らないところに風まかせに行くのってホントに楽しいなあ。大満足の一日。

一眼でたくさんの花々を撮ったので後ほどじっくりお届け(…予定)。

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朝から両親と待ち合わせて、上野から谷中、根津、千駄木を廻り、再び上野へ戻ってくる一周コースを散歩した。両親は花やお寺がとても好きなので、このコースはうってつけ。上野公園の咲き始めた桜を眺め、上野大仏の頭部を拝み、寛永寺を散策し、谷中銀座や谷中霊園を歩き、寺巡りなどをした。

のんびりブラブラ、昔話や最近の話、歴史の話なんかもしながら三人で歩く。小雨まじりのあいにくの天気だったけれど尽きることのない話をしながらブーラブラ。

夕方、同じホテルにチェックインする弟家族と待ち合わせるため、お台場の某ホテルに向かう。今日は東京マラソンのためか、手ごろな値段のホテルが取れなかったらしい。少し奮発したホテルはさすが!部屋にお邪魔したけれど、広さ、アメニティ、調度品、眺め…すべてのクオリティ高し。ロビーのティールームでお茶をしていると、弟と奥さん、息子の三人が到着。初めてそのメンバーでアクアシティで夕食。

まだ幼い甥っ子を中心に世界がまわり、話が進む。両親のジジババの顔を初めて間近でのぞき込み、そんな顔を見せる両親の姿に感慨深くなる。孫はカワイイ…とはよく聞く話だけれど、ホントなんだね。

そんな中、弟が祖父にとてもかわいがられていたという話になる。うちの実家は、代々地主だった名残が残る旧い家。跡取りである弟がかわいがられたのも無理はないけれど、子ども心に深く傷ついていた。祖父が旅行に出かけた先でお土産を買ってくるのはいつも弟にだけ、明らかに笑顔を向けられるのは弟だけ。いつしか祖父にだけでなく、旧い家だとか、跡取りだとか、そういうものに反発して、自分はこの家とは関係ない、広い世界に出たい…そんなことばかり考えていた。だから、そういう気持ちを持てあまして、わざと悪いことばかり、弟がいい子であればあるほど…反比例のように、していたんだと思う。小さなころは我慢ばかりしていたからこそ、中学くらいになってやりたい放題になってしまったんだと思う。今考えれば、きっとね。

父と母がしみじみと、
「お祖父ちゃんがT(弟)ばかり可愛がるから、そのことで傷つかないようにフォローするのに必死だった」
とボソッと漏らした。
「あなた(ワタシ)を生んだ時は一度も病院に来なかったお祖父ちゃんが、Tを生んだ時には退院まで毎日お見舞いに来たのよね」
ああ、そうだったんだ。ワタシがかわいいとかかわいくないとかじゃなく、ただただ長女か長男かってだけで、そこまで差をつけられてたんだ。だからこそ、両親はワタシが屈折しないように、いつもいつも「あなたを愛しているよ。あなたが大事だよ」というオーラを出し続けてくれていた。世の中すべてに腹が立っていたような、大人全員が敵だったようなそんな荒れた時期にも、両親にだけはそういう気持ちも態度も向けられなかった。荒れてたワタシを、辛抱強く「この子の個性だ」と大きく受け止めてくれていた。

正直、こういう家で育ったからこそ、結婚だとか、家だとか、血のつながりだとか、そういうことのすべてがワタシにはトラウマに近いものだった。両親はすごく仲が良くて、決して結婚自体に否定的になる理由もないはずなのに、とにかく結婚や家から自由でいたかった。拒絶反応に近いものだった。でも、そういうトラウマをすべてひっくるめて、一緒に乗り越えて行ってくれるパートナーに出会って8年、ようやく前に進もうと歩き出した。

両親に聞かれても、まさかここまでの理由は話せなかった。あの家で育ったことが結婚への拒絶反応だなんてハッキリ言える訳がなかった。祖父が憎い訳じゃない。明治生まれの地主の跡取り。祖父自身がその重責に悩んだり苦しんだりした時期もきっとあったに違いない。広い意味で、家のため、家族のために、ただひたすら己を捧げる人ではあった。きっと仕方がないことだったんだと思う。でも、子ども心に、心に蓋をして嫌なことは見ないよう、気付かないよう、忘れるよう、そしてかわいがってもらえるよう一生懸命だった。それが、いつか無駄だと分かって、急速に頑張ることを止めた気がする。あとは、あてつけのように頑張らない姿を、悪い姿を見せるのに必死だった気がする。

昨日、今日と、甥っ子や姪っ子たちを見ていて、つくづく愛されていること、大人を信じられることって素晴らしいし、子どもには欠かせないことだなあと思った。身の回りの大人たちを信じて、キラキラの目で向かってくる彼らを、大人たちは決して裏切ってはいけないなと思った。まっすぐ成長するのも、心に屈折を抱えるのも、すべては周りの大人たち次第なんだと。いつまでも、キラキラで成長していってほしい。それと同時に、どんな時でも信じて、とびきりの「愛してるオーラ」を根気よく出し続けてくれた両親に、心の底から感謝している。

何とも深い意味のある数日間になりました。最後の写真は、ホテルの部屋で仲良く二人でお茶を淹れてくれる、愛する両親。

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明日は、うちの両親とパートナーの両親の初顔合わせ。結婚式も披露宴もしないので、実質的にはこれが唯一の結婚のための行事。食事会をするので、それぞれの兄弟や親しい叔父叔母が集う。一日早く上京してきたうちの両親とパートナーと新宿御苑に散歩に行った。

さすがにうちの母は花に詳しい。「これ何?あれ何?」と尋ねるワタシに片っ端から答えてくれる。桃と桜の花の区別もつかないワタシ。考えてみたら、広大な景色の田舎で暮らす両親を、公園に連れ出したって、木々も花々も田舎暮らしでは珍しくも何ともない。公園にこんなに木々や花々を愛でるために集うなんて都会暮らしの人間ならでは。でも、楽しそうに歩いてくれるうちの両親。

残念ながら、次の待ち合わせもあったので、あまりノンビリ散歩は出来なかった。でも、両親と花々を眺めるなんて、なんだかちょっと嬉しくて温かい時間だった。

サクラの花も咲き始めていた。ただそれだけの午後なんだけど。

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朝から写真展の準備のためプリント作業をしていたところ、用紙の買い置きが無くなった。元々家でジッとしているのは苦手なので、これはシメシメとばかりにカメラを持って家を出た。

最近どうも古寺や仏像が気になっている。以前から通り過ぎることはあっても、なかなか拝観まではしなかったいくつかのお寺がある。今日は紙を買いに行くついでにそんなお寺に行ってみよう。

ひとつめは沼袋の明治寺。境内には百観音と呼ばれる石仏の観音様が百体。残念ながら「写真はご遠慮ください」とのこと。

駅前の商店街を歩いていると、古本屋があった。ぶらりと入り、昭和18年発行の室生犀星の「動物詩集」に一目惚れ。犀星をよく知っている訳でもないし、普段詩集を買う訳でもない。でも、紙とインクと挿絵のぬくもりに包まれた犀星の動物を詠んだ詩はジーンと心に沁み入った。こういう出会いが散歩の醍醐味。

続いて新井薬師(梅照院)に向かった。縁日とか骨董市などでぶらついたことはあれど、ゆっくり境内を巡るのは初めて。お参りを済ませて、境内の仏様やお地蔵様、花々を楽しむ。不思議と心が和むんだよなあ。

帰り道、商店街の製麺所でうどん玉を購入。おじいさんとおばあさんが二人でお店に立つ製麺所。お二人の笑顔に見送られながらお散歩を終えて、夕ラッシュで混み合う都心へ。

最近の愛読書はメイツ出版「東京古寺探訪ベストガイド」、ようやく古寺巡りが趣味の父母と一緒に出来ることが見つかった。今度実家に帰ったら誘ってみよう。

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昨日会社の気心知れた先輩方や後輩たちと忘年会をした後、その足で(千鳥足ではありません)パートナーと一緒に彼の実家に遊びに行ってきた。二年ぶりに再会した彼の甥っ子は赤ちゃんからすっかり成長を遂げており、クルクル笑い、喋り、レールの上に電車を走らせ…かわいいのなんの!楽しかったあ。

そして今朝、早々にお暇して向かった先は、埼玉の東武動物公園。(manisさん行ってきたよお)

ここで有名なのは、アルビノのホワイトタイガー。字の如く白い虎。この子たちがかわいいんだ。園内はとても広くて、11時には到着したのに16時半の閉園までにしっかり全部を見て全部を撮れたとは言い難い。私営だけあって、展示だけでなく、動物に数百円を払って餌をあげられたり、ショウがあったり、動物パレードがあったりと来園者を喜ばせる企画の導入には積極的。ロバにも餌をあげられると聞いたので喜んで向かったけれど…一番奥に居たロバに辿り着く頃には閉園間際。残念ながらロバ舎に入る直前で間に合わなかった(>_<)

今日大いに楽しんだのは、かわいいチビッコヤギへの餌やりと、ヒヨコを手のひらに載せてもらい戯れたこと。小さなヒヨコの温もりにじんわり感動した昼下がり。

遠かったけど、また行きたいなあ。

ワタシの満面の笑みをお見せできないのが残念です…ふふふ。

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