世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著、かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

カテゴリ: わくわく多摩動物園

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今年もお楽しみの時期がやってきた。

ナイトズーの季節だ。

多摩動物公園は、8月いっぱいの土日(13日も)に20時まで開園。

夜暗くなった動物園を歩く気分は、大人でもわくわくする。

いつもは寝小屋に入って寝る支度の時間の動物たち、みんなそれぞれ「なんか今日は変だな」って顔をしている。

ごめんね、みんな。

心のなかで謝りながら、そんなみんなの夜の姿をのぞかせてもらう。

ああ、楽しかった!

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先日、友達のRと朝から多摩動物公園へ行ってきた。お目当ては公開になったばかりのチーターの赤ちゃん!混んでるし、あんまり撮影の条件は良くないけれど…寒空の下撮って撮って撮りまくった一時間半。次第に巨大な望遠レンズを構えっぱなしの腕はプルプルしてくるし、動かないでいる足の筋肉は硬直してくる。翌日、見事に腕が筋肉痛。数日に一度その同じ装備で撮影をしているのに、筋肉痛になるなんて(笑)とにかく仕種のひとつひとつがウルトラ級のかわいさ。観ているみんなの目じりも下がりっぱなし。でも、お子さん用の前列に堂々と陣取って、何が何でも決してどこうとしない男性カメラマン。そういうヤツがいると、動物園写真カメラマンみんなが恥ずかしい思いをするので勘弁してほしい。いい年こいた大人が、警備員さんに注意されないとどかないなんて、情けなくなる。

昨日は、友人のジャーナリストOさんがゲストでコメントをするという映画「ビリン・闘いの村」(佐藤レオさん監督)上映会があったので参加してきた。村の人々の懐かしい顔が…。「男は男らしく強気であること」を求められがちなパレスチナ社会の中で「非暴力」という一見弱腰とも捉えられかねない方法を貫くこの村の人々は「本当の勇気」を知っている人々。他の村では、なかなか続かなくて、ビリンでは続いているその「非暴力デモとしての闘い」の理由は何なのだろうと、参加者で話し合う。

あまりグチャグチャと色々考えるのは得意ではないので、とにかく現地に行ってしまって、とにかく現地でいろんな人に会って、いろんな声を拾い上げて来たい。

もうすぐ発行される「未来」での連載も二話目。そして12月からはBSジャパン、デジタル文字放送の番組の枠内でも「パレスチナ・街角の肖像」と名付けたパレスチナ写真のスライド・ショー的な番組が放映予定。さまざまな立場の、さまざまな伝え方、アプローチがあるけれど、自分には自分の視点、伝え方がある。そのことに流されず、こだわっていけるといいな。

動物園の写真と全然関係なくなっちゃったよ。

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数日前、多摩動物公園のユキヒョウの赤ちゃんユキチを撮りに行こうと久々の早起き。あまりに早く目が覚めたのでお弁当まで作っちまった。

園内に入って、まず向かったのはやっぱりユキチのところ。前回は彼の公開初日だったのに、それを知らなかったのでギリギリ間に合わず後悔の涙をのんだ。さあ、なにしてるかな…。

…グーグー…寝てた。どおりで思ったほど人が多くない訳だ。赤ちゃんだし、涼しくて気持ちの良い気候じゃ無理もない。しばらく待っていると、お目覚め。くるくると変わる色んな表情がカワイイ。赤ちゃんでかわいらしい顔つきとはいえ、思ったよりも精悍な顔。去年のミルチャはやっぱり女の子らしい顔だったのか?

どーでもいーけど、最前列でアクリルガラスにかじりついて撮っているカメラマンのマナーの悪さがちと気になる。カメラを持ってるからって特別な訳じゃないんだよ。優先権がある訳でも、何でもないの。子どもが来ても見えるように譲ってあげないし、しゃがんだり、後ろの人への配慮をまるでしないまま延々と撮影を続けてるし…なんだかこういう人を見るとガッカリする。動物たちに笑われてる気がする。「だから人間って奴は…」って。

そんな訳で、最近どうも動物園でのマナーの悪さが気になって、なあんかストレスたまるんだよなあ。

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うまく物事が運ばないときは、何をやっても、どう抗おうとしてもうまくいかないものだ。それをどれだけグッと我慢して、再び来る(はずの)上昇気流に乗るか。作品発表の機会がなかなか得られないうえに、このまま貯金でしばらく食いつなぐのか、やっぱり再就職するのか、差し当たり考える時間がもらえるといいなと思い職業訓練校に応募したら、応募者多数で入れなかった。世の中そんなに甘くないってことだね。

昨夜、ジュエリーの加工職人でもあり、自分で店をやっている同世代の友人と話していても「いったいいつまでお互いに我慢して踏ん張っていれば軌道に乗り、うまくいくのかなあ」と。二人で出した結論は、今までと同じでやっぱり諦めずに我慢し続けたもののみが夢をかなえることが出来るのだし、今更夢を捨てて他に何が出来るのか…ってこと。

でも彼に会うたび「ジャーナリズム写真よりも、動物撮ってる写真の方がMESTのいい部分が出せてる」と言い続けられるので、内心ちょっと不満。

今日は、来週のアフガニスタン山の学校支援の会報告会のために、スタッフで集まって展示品の作業をした。今回は、ご来場者全員に、10月に日本橋三越百貨店で開催されるボスの写真展の招待券(本来の入場料は一般700円)を差し上げることになっている。ボス大盤振る舞い。常に仕事への厳しさと、人間への優しさで溢れているボスは、本当に大きな目標の人。一歩でも近づけるように頑張らなきゃ。

多摩のコアラの赤ちゃんミライ、ようやく起きている姿に会えた。

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一日中家に座ってパレスチナの写真を発表する為に、あれこれ作業したり、大量に仕入れてきた英語の文献を読んだり、日本語の分厚い学術書と久々に(大学以来かも)格闘したりの日々。脳みそが沸騰状態。これではイカンと、横浜の兄貴thinkiwiさん一家と彼らの仲間で家族同然のSちゃんと一緒に多摩動物公園のナイトズーに行ってきた。

当日の朝、前日に行われたビリンのデモのことが気になって、FFJのHPのぞいたり、マンゴーやハイサムと連絡を取ろうと試みたり色々しているうちに、すっかり昼になってしまう。慌てて支度をして飛び出たけれど、多摩に着く頃には昼の一時。途中から兄一家と合流して、ワイワイと楽しく園内を散策したものの…まったくノラナイ撮影、まったく聞こえてこない動物たちの声にもうスッカリ自信喪失。いつまでも動物の前に張り付いていられる粘り強さもなくなり、ここぞというシャッターチャンスにも弱くなり、疲労感だけが重くのしかかってくる。

夜になり、ナイトズーでしか見れない夜の動物の様子を見学するものの、さすがに撮影には向かない暗さだし、「さあ、そろそろ行こうか」とママが言ってくれた時には、ホッとした気分ですらあった(笑)ヤバイ、ホントに動物たちが撮れない…。

そうそう、先日世田谷美術館に大好きなフリーダ・カーロの作品を含む、「メキシコ20世紀絵画展」を観に行った時も同じような気持ちだった。あんなに大好きなフリーダの絵なのに、何故か淡々と観ている自分、心に響いてこない。日本に帰って来てから、どうも自分のアンテナの具合がヨロシクない感じ。

今の願いは、ただただ…パレスチナに戻りたい…かも。

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