昨日、見頃を過ぎた桜にも散りゆく独特の美しさがあると書いた。それをカメラを片手に探す夕刻が自然と向き合い、自分自身と向き合う貴重なひとときとなった。今日は、そんな昨日のひとときの写真などを。
桜を窓から眺めるシロ。この冬も無事に(とひとことで書くには、何度か体調悪化のちいさな危機はあったものの)大病することなく乗り切れて、春を迎えることができた。シロはノラ猫のころ、またはノラ猫にされる前(つまり公園に棄てられる前)、どんな景色を眺めていたのだろう。舞い散る桜の花びらを振り払ったり、追いかけたりもしたのだろうか?
花が散り、真っ赤になった花の中心部が「役目を終えた」とばかりに、きれいな花びらをまとうのをやめて風に揺られている。その姿が妙に美しく感じられる。はなびらをまとっていたときには、色も真っ赤ではなかったし、こんなに存在感なかったな。
曇り空の夕暮れに、花びらのはかない白さが浮かび上がる。太陽の光を受けて輝いているときと、なんと表情を変えることか。
緑の葉が出てきている。もうすぐ緑がいっぱいの季節になる。人間はどれだけ愚かなことを繰り返していても、自然は移ろい、季節は巡る。
窓から夜桜を眺めるのも、今年もそろそろ終わりだね。シロも堪能したかい?
「おいらは桜より、ちゅーるのほうがいいけどね」(シロ)
「おやすみにゃさい」(シロ)
シロは、震災以来通い続けている三陸宮古でお世話になっている方から送られてきた魚が詰められた発泡スチロールの箱で作った寝床がずっとお気に入り。ノラ猫から我が家の子として迎え入れるとき、間に合わせで用意した箱なのに、三年半ずっと使っているよ。
このなにげない日常が今日も守られていることに感謝して。そして、その日常が奪われている世界中のひとたちのことを思いながら。
**************************************
▼
2019年、フェアトレードでパレスチナからオリーブオイルやザアタル、石鹸、刺繍製品を輸入販売するパレスチナ・オリーブ代表の皆川万葉さんと共著『パレスチナのちいさないとなみ』(かもがわ出版)を出版しました。パレスチナの「おしごと」をテーマにした一冊です。お近くの書店でお取り寄せが可能です。
パレスチナ・オリーブのサイト
読後のご感想もお寄せいただければ幸いです。
ネット上でのご投稿やご感想、レビューなどには #パレスチナのちいさないとなみ をつけてご投稿ください。
もちろん、本に挿しはさまれたハガキや、版元ページのご感想記入欄でも。
ネットでは、下記のリンク先などでご購入いただけます。
★『パレスチナのちいさないとなみ』
版元のかもがわ出版のページ
アマゾンのページ
★過去の著作★
★『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
アマゾン
★『パレスチナ・そこにある日常』(未来社)
版元の未來社のページ
アマゾン
▼
上記の書籍、およびクルドのおかあさんのオヤのネックレスなどを、引き続き二月末まで写真展を開催してくださった古書ほうろうさんにてお取り扱いいただいております。同店のオンラインストアでも購入可能です。
https://koshohoro.stores.jp/
一月から二月の写真展「パレスチナの人びと」について
https://horo.bz/event/takahashimika20210113-0228/
★写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
明日
版元ビーナイスのページ
https://benice-books.stores.jp/items/5e8ec7102a9a42515415e38b
桜を窓から眺めるシロ。この冬も無事に(とひとことで書くには、何度か体調悪化のちいさな危機はあったものの)大病することなく乗り切れて、春を迎えることができた。シロはノラ猫のころ、またはノラ猫にされる前(つまり公園に棄てられる前)、どんな景色を眺めていたのだろう。舞い散る桜の花びらを振り払ったり、追いかけたりもしたのだろうか?
花が散り、真っ赤になった花の中心部が「役目を終えた」とばかりに、きれいな花びらをまとうのをやめて風に揺られている。その姿が妙に美しく感じられる。はなびらをまとっていたときには、色も真っ赤ではなかったし、こんなに存在感なかったな。
曇り空の夕暮れに、花びらのはかない白さが浮かび上がる。太陽の光を受けて輝いているときと、なんと表情を変えることか。
緑の葉が出てきている。もうすぐ緑がいっぱいの季節になる。人間はどれだけ愚かなことを繰り返していても、自然は移ろい、季節は巡る。
窓から夜桜を眺めるのも、今年もそろそろ終わりだね。シロも堪能したかい?
「おいらは桜より、ちゅーるのほうがいいけどね」(シロ)
「おやすみにゃさい」(シロ)
シロは、震災以来通い続けている三陸宮古でお世話になっている方から送られてきた魚が詰められた発泡スチロールの箱で作った寝床がずっとお気に入り。ノラ猫から我が家の子として迎え入れるとき、間に合わせで用意した箱なのに、三年半ずっと使っているよ。
このなにげない日常が今日も守られていることに感謝して。そして、その日常が奪われている世界中のひとたちのことを思いながら。
**************************************
▼
2019年、フェアトレードでパレスチナからオリーブオイルやザアタル、石鹸、刺繍製品を輸入販売するパレスチナ・オリーブ代表の皆川万葉さんと共著『パレスチナのちいさないとなみ』(かもがわ出版)を出版しました。パレスチナの「おしごと」をテーマにした一冊です。お近くの書店でお取り寄せが可能です。
パレスチナ・オリーブのサイト
読後のご感想もお寄せいただければ幸いです。
ネット上でのご投稿やご感想、レビューなどには #パレスチナのちいさないとなみ をつけてご投稿ください。
もちろん、本に挿しはさまれたハガキや、版元ページのご感想記入欄でも。
ネットでは、下記のリンク先などでご購入いただけます。
★『パレスチナのちいさないとなみ』
版元のかもがわ出版のページ
アマゾンのページ
★過去の著作★
★『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
アマゾン
★『パレスチナ・そこにある日常』(未来社)
版元の未來社のページ
アマゾン
▼
上記の書籍、およびクルドのおかあさんのオヤのネックレスなどを、引き続き二月末まで写真展を開催してくださった古書ほうろうさんにてお取り扱いいただいております。同店のオンラインストアでも購入可能です。
https://koshohoro.stores.jp/
一月から二月の写真展「パレスチナの人びと」について
https://horo.bz/event/takahashimika20210113-0228/
★写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
明日
版元ビーナイスのページ
https://benice-books.stores.jp/items/5e8ec7102a9a42515415e38b