世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著、かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

タグ:スカーフ

もうため息が出るほど時の流れが速く、バタバタバタバタしているうちにあっという間に2022年も4分の1が過ぎ去ろうとしている。

ここ最近だけでも、ビリン村のママが亡くなり(ブログでしっかり書くべきだと思ったが、余裕がなくて、結局ツイッターで感情垂れ流しで終わっている)、オサマさんが殺された日が近づき(4・6)、いつもみなさんの応援によって頑張っている、クルド友人宅のムスメは大学三年生に進級した。

ツイッターにも綴ったが、制度の壁によって、自分の将来の道をこの国で簡単に切り拓いていくことの難しさを感じながら、苦しみながら、それでも「夢は大きく持っていてもいいよね?」と、自分に言い聞かせるように、この制度の壁に阻まれて苦しむひとたち(本人や家族を含めて)が、この日本で生きていくための支えや助けになれるような仕事に就いて、自分が育った国、この日本で働いて生きていきたいと、いや生きていけると信じて頑張っている。

制度の壁をつくって、苦しめている社会の一員であることを強く自覚しながらも、当面、私が友人一家にできることは、ムスメが大学を卒業するまで、とにかく学費をサポートすること、学費を得るためにおかあさんが懸命に編んでつくっているオヤのスカーフやアクセサリーを、ひとりでも多くの方に届けること。

とはいえ、このことばかりやっているわけにはいかないので、みなさんの寛大なお心にすがりながら、預かってきたオヤを紹介している。

今回は、ネックレスを一本一本取り出して、撮影して、仕舞ってという作業に手がまわらないので、昨年のオヤの「お楽しみ袋」をヒントに、スカーフとネックレスだけの「お楽しみ袋(6500円、送料込み)」を用意しました。(写真家を名乗りながら、スマホで工夫もなくザッと撮影したショボい写真ですみません。言い訳がましいけど、余裕がない。シロの毛がつくので丹念に広げて撮る場所もない)

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1.写真(1,2枚目)からスカーフをお選びください
2.ネックレスはこちらで選んでセットします。ただし、どうしてもこの色が好きではないとか、要らないとか、「紺か緑か茶色がほしい」というようなザックリしたご希望などには、お応えすべく努めます。写真(3枚目)のネックレス(全容はご覧になれませんが)から、そのようなご希望をお聞かせください。

お申し込み先:
mikairv★gmail.com(★を@に変えて)

発送までの流れをご説明いたしますと、
1.ご希望を上記のメールアドレスにメールしてください。お問い合わせのみでも大歓迎です。
2.在庫を確認後、お振込先をご返答します。
3.お振込いただいたことを必ずご一報いただき、確認次第、発送いたします。送り先をご教示ください。
4.恐れ入りますが、無事に届きましたらご一報いただければ幸いです

※「お楽しみ袋」のお申し込みは4月10日まで

ご注文をお待ちしております。

また、下記の古書ほうろうさんでは店頭と同店オンラインショップで通常の販売もしてくださっています。スカーフの在庫はなくなりましたが、ネックレスとブレスレットがあります。「品物は自分で選びたい」「ネックレスだけでいい」などなどの方は、引き続きこちらをご利用ください。

4月半ばには、現在拙宅にある品物を古書ほうろうさんにお預けする予定です。私の方では、古書ほうろうのミカコさんがしてくださっているような、丁寧な検品、計測、撮影、梱包などは一切できませんので、それらをご希望の方も、ぜひとも4月半ば以降に古書ほうろうさんをご利用ください。

Twitter
古書ほうろう @legrandsnes
古書ほうろうの窓辺喫茶 @mampukutei

HP
https://horo.bz/

お店のオンラインストアでクルドのおかあさんのオヤやパレスチナの刺繍クラフトなどが購入できます。ぜひこちらもご活用ください。
https://koshohoro.stores.jp/

現時点では、ワタシの方では通常の単品販売はおこないません(ただし、常日頃よりお世話になっている友人知人のみなさま、リピーターのみなさまはこの限りではありませんので、お気軽にお問い合わせください)。

最後にひとつだけ。オヤをお求めくださるのに合わせて、オサマさんのご遺族遺児への育英金を一緒にお寄せくださっている方々に、心より感謝を申し上げます。オサマさんのご命日にあわせて、今年もご遺族へのサポート、主に遺された子どもたちが安心して(当面、とりあえず)高校卒業までの学業を続けられるように、ご遺族に「絶対に忘れないよ」という気持ちを示すために、可能な限り、毎年続けていきたいと考えているものです。昨年ご遺族への「お見舞い」をお寄せくださった方、もちろん新たにお力添えくださる方、よろしければご一緒に。育英金は、殺されたオサマさんの弟さんである、十条でパレスチナ料理店ビサンをいとなむスドキさんに、今年もお預けします。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

昨日、数か月ぶりにクルド友人一家のムスメと会って(お互いに戦々恐々としながら)お茶をしてきた。マスクを外して飲み食いするときは極力喋らず、短時間で終わらせようと思ったが、いろいろ話を聞いているうちに一時間が経っていた。

ビザの切り替えの件がうまくいっていないらしい。「審査中」としか答えてもらえないのに、現在保有しているビザの期限が切れそうになっている。留学生ビザをあきらめるべきか、あきらめてしまったら彼女の学部の多くのひとが参加する二~三年次の海外研修の夢が断たれる。いま発給されているビザでは一度海外に出ると再入国が難しい。くわえて、「いま、周囲の話では多くのひとがビザの更新を却下され自国に帰ることを余儀なくされている。私はいつまでここにいられるのかな?他の国で人生を一からやり直すことも考えなきゃいけないのかな?」とつぶやく。彼女が育ったのは、まぎれもなくこの国だ。幼かった彼女に、どんな選択肢があったというのだろう?

前を向こう。ワタシがいまできることは、彼女のために来期の授業料を少しでも多く集めること。昨年の今ごろ、多くの方にご協力いただいて、入学金と前期分はみなさまのおかげでまかなえたのだった。後期分はご家族で用意された。もちろん、親戚への借金を含むものではあるが。

ということで、今回はできれば今月または遅くとも来月中にはまとまった金額を用意する必要があるため、「オヤのお楽しみ袋」という試みにより、クラウドファンディング的に、AコースまたはBコースというふたつのコースをご用意して、ご支援の?ご購入の?金額に応じて、オヤをお送りするということを考えてみた。

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・Aコース 7500円(限定12セット)送料込み【スマートレターでの発送】レターパックや宅急便をご希望の方は差額を申し受けます。
内容はスカーフ、ネックレス、ブレスレット、ストラップ(チャームとしてお使いください)通常価格8980円(送料、手数料込)のところ、上記の特別価格
1.下記の写真からスカーフをお選びください。
2.ネックレス(この色だけは嫌、できればこの系統の色をという程度のご希望は承ります。基本的にはこちらにお任せいただきます。)、ブレスレット、ストラップはこちらでお選びしてセットします。
※写真は一例

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・Bコース 3000円 送料込み
内容はネックレスとストラップ(通常価格は3480円送料手数料込)
ネックレス(この色は嫌、できればこの系統の色をという程度のご希望は承ります)とストラップはこちらで選んでセットしてお送りします
※写真は一例

スカーフはこちらからお選びください
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ネックレスご参考までに
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お問い合わせ、振込先等の詳細につきましては、恐れ入りますが、mikairv★gmail.com(★を@に変えて)までご連絡ください。

発送までの流れをご説明いたしますと、
1.ご希望のコースを上記のメールアドレスにメールしてください。お問い合わせのみでも大歓迎です。
2.在庫を確認後、お振込先と金額をご返答します。
3.お振込いただいたことを必ずご一報いただき、確認次第、発送いたします。送り先をご教示ください。
4.恐れ入りますが、無事に届きましたらご一報いただければ幸いです

ご注文をお待ちしております。

また、下記の古書ほうろうさんでは店頭と同店オンラインショップで通常の販売もおこなっております。「品物は自分で選びたい」「ネックレスだけでいい」などなどの方は、引き続きこちらをご利用ください。2月末まで。

現時点では、ワタシの方では通常の販売はおこないません(ただし、常日頃よりお世話になっている友人知人のみなさま、リピーターのみなさまはこの限りではありませんのでお問い合わせください)。ご注文が限定数に満たない場合は、可能であれば三月以降の販売を考えております。

さて、どうなりますことやら。とりあえず、様子を見ながらスタートします。
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開催中の写真展のご案内
 
写真展『パレスチナの人びと』@古書ほうろう
台東区池之端2-1-45

1月13日(水)~2月28日(日)
12時から20時(月火定休) 
窓辺喫茶は月火水休
ただし会期中でも感染状況により休業の可能性もあります。お店のHPやツイッターをご確認ください。
Twitter
古書ほうろう @legrandsnes
古書ほうろうの窓辺喫茶 @mampukutei

HP
https://horo.bz/

お店のオンラインストアでクルドのおかあさんのオヤやパレスチナの刺繍クラフトなどが購入できます。
ぜひこちらもご活用ください。
https://koshohoro.stores.jp/

ワタシからのお願い
写真展は無料ですが、コーヒーやチャイやおやつなど窓辺喫茶を利用してひと息ついたり(テイクアウトも可能、すぐ近くには上野公園不忍池があります)、店内外の本を買ったり、クルドのおかあさんのオヤを買ったりしてもらえると嬉しいです。ついでにワタシの著作やポストカードを買ってもらえると、それもまたワタシが個人的に嬉しいです。

四冊の拙著どれでも(新本・古本問わず)ご購入いただいた先着6名様にポストカード一枚をプレゼントします。ショボくてすみません。モロッコ4枚、パレスチナ2枚です。

感染状況拡大のこの時期に、なんの躊躇もなく「足をお運びください」と申し上げることは、なかなか難しいのですが、もしお近くにご用事があったり、気分転換にお散歩したくなったり、またお近くの方はぜひともお立ち寄りください。

どんなお店も事業所も、この状況の中で、お店を開ける、閉める、そのご決断はとても重いものであろうことが想像されます。懸命に対策を重ねて、今日も「そこにあった決断」に思いをはせます。やはり、お店が開いている限りは、「足をお運びください」と言いたいです。もちろん、ワタシに言われるまでもないことですが、みなさん、ご無理のないように。まずは、ともかく命とからだと心を守りましょう。

でも、お店にふらりと本を探したり、棚をのぞいたり、喫茶を楽しんだりするために立ち寄られた誰かの心になにかを残せたらいいなと、あらためて思います。

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