
低学年(1~3年)は11時過ぎに、高学年は12時前にそれぞれ下校します。昼からはさらに高学年の授業を行うため、また、学校は週に6日あるため、何より生徒たちは帰宅後それぞれ家での仕事(放牧、山菜とり、家の掃除、子守などなど)があるため、学校は昼までです。
この日は木曜日、翌日金曜日は休日。休日の子供たちの暮らしに密着しようと、下校から一緒に子供たちの住む集落に付いて行きました。生徒たちは学校まで、平均1時間の道のりを歩いてきています。向かった集落も、学校から更に山道を1時間ほど登ったところでした。
3000メートル近い山の上なので、夏が近づいていてもまだ雪が残っています。下校の道にも雪渓が広がっていました。
とても雄大な景色だと見とれているのも束の間、この足もとの悪い雪渓を荷物を抱えて上っていかなくてはなりません。飛んだり、跳ねたり、走ったり、子供たちは笑いながら駆け抜けていきます。私も、汗をかきながら、内心日頃の運動不足を相当呪いながら、滑ってカメラを壊さないように、これ以上怪我をしないように(それまでも、鉄のコンテナ扉に額をぶつけて流血1件、足を滑らせて落ちて左足の膝から下流血1件と散々な目に)必死でバランスをとりながら歩きました。
「暑い~、のど渇いたなあ・・・。」
と、ぼやくと、子供が雪の塊を地面からすくい上げ、差し出してくれました。自分も口に入れながら、手振りで口に入れろ、と言ってくれています。
しかし!!!地面を見ると、人が踏み固めたどころか、所どころ家畜のフンまで・・・。一瞬躊躇しましたが、君の笑顔に負けました。そのままジャリジャリする雪の塊を口に放りこんで歩き続けました。




