世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2008年06月

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まだ準備は全然整っていないし、大切なことはお任せしっぱなしなので現時点でご案内できることが少ないのですが、7月5日より横浜・元町でブログ仲間のthinkiwiさんと彼の会の仲間たちと写真展を開催する運びとなりました!

今回は、今年の正月に初めてお目にかかってからずっとずっと、お互いの支援活動を紹介できるようなタイのカレン族とアフガニスタンの山の子供たちの笑顔がテーマのコラボをやろうと話し続け、色々探ってきた結果。11月に先日うちの会のパネル展を行った東中野のギャラリー、ビタミン・ティで共同の写真展をやろうとギャラリーのオーナーを含めて話して決めた矢先。thinkiwiさんのあちこちへの働きかけと、ご多忙な中の奔走のお陰で実現することになりました。

今回は、私の側は自分がアフガニスタンで撮ってきた写真作品と子供たちが描いてくれた絵、会の現状や今後の見通しなどの説明パネル(製作が間に合えば!!!)を出展したいと考えております。そして、子どもたちの笑顔のポストカード、そしてボスが撮影した会の公式ポストカードやボスの著作なども置ければいいなあ・・・と考えています。

どうか、皆様子供たちの笑顔に会いに来て下さい!

正式なご案内はまた後日。

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会社にとても尊敬する先輩が居る。入社してすぐの頃、まだロクに口をきいたこともないのに、パレスチナのレポートを写真を見たいと声をかけてくれたK先輩。そのレポートにたくさんの質問や感想を記入してきてくれた先輩。以来、急に距離が近くなった。アフガニスタンの子どもたちへの支援につながる会社でのダブルボランティア作戦を支え続けて下さり、ボスの写真展に足を運び、著作を買い、会に寄付して下さり、子どもたちの様子を気にかけて下さる。

私が意味のないただの浮かれ行事のクリスマスに腐っていた時に心温かいサンタクロースになって下さったのも先輩。会社のお出掛け行事の為に、そっとてるてる坊主をぶら下げたのも先輩。常にユーモアをたたえ、さりげなく皆に手を差しのべて下さる。

メチャクチャ頭がキレるし、仕事も出来るのに、出世に興味がないから反骨精神丸出しで、みんなの為に言うべきことをズバズバ言う。例え相手が上司だろうと、お偉いさんだろうと。皮肉もたっぷり込めながら(笑)

その先輩が今回会社に提出した業務上の改善策の提案が評価されて会社から表彰された。「先輩、さすがっすねぇ」と声をかけると、「メスト、これを子どもたちの為に」と封筒を差し出された。表彰の報奨金だった。「いえ、それは受け取れません」と言うと「おまえにあげるとは言ってないよ、子どもたちにだって言ってんだろー。いいんだよ、俺の金じゃないんだし、そもそも」とニッコリ微笑む先輩。

そしてその数時間後、また別のU先輩がボーナス入ったからと、会に寄付を下さった。ダブルボランティア作戦に勤務の都合上参加出来ないからと寄付下さったり、会のポストカードを全種類買って下さった先輩。「他には何も出来ないけど、こうやって実際に行動しているメストに預けることで何かの役に立ちたい」と先輩。

このことを前出のK先輩に話すと「良かったなあ、嬉しいよなあ、みんなおまえに出会っちゃったからなあ…」と一言。その言葉が最高に嬉しかった。

支援やボランティアは特別なことじゃなくて、ごく身近なところから始められること。アフガニスタンの子どもたちは決して可哀想な子どもたちじゃなくて、たくさんのパワーや笑顔を貰いながら、我々もまた励まされていること。遠い国の知らない誰かじゃなく顔も名前もある小さな仲間だってこと。そういうことが少しずつ自然に皆に受け入れられているんだってことが嬉しかった。

今回のパネル展にも、会社の先輩、同期、後輩がたくさん駆け付けてくれた。あからさまに自分に合わない仕事だと思いながらも、ここまで続けてこられたのは、こんな皆に出会えたから、支えられてきたから。

これからしばらく、気合いを入れてやらなきゃいけないことが目白押し。自分達自身の写真展に、会の活動に、来年こそは踏み出すべきパレスチナへの追跡取材の準備。勿論飯食えなきゃ仕方ないんで仕事も(笑)

頑張らなきゃなあ。

写真はK先輩が祈りを込めて吊り下げたてるてる坊主。

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あまりに久々のエジプト記事に自分自身が驚き。

なんでそういう気持ちになったか???なんだか、イマイチ活気のないわがブログにマンネリを自分自身が感じてしまったからです。別に独りよがりな自己満足のつぶやきなんだから、マンネリでもいいじゃんとも思うし、そんなにノラナイなら更新するのやめちゃえばいいじゃんとも思うのですが…。自分自身に他所を訪問する時間がなきゃ、そりゃあ交流だって進まないし、マンネリ化は自分のせいなんですけどね。

このおやじは、エジプトの大好きな町タンタで知り合ったおやじ。通りすがりの私にお茶をふるまってくれ、ラマダン(断食)明けのお祭り用に制作している彼の作品であるタブラ(太鼓)まで持たせてくれた。普段はザルとか作る職人さんなんだけど、お祭りの時期には太鼓も作るそうだ。陶器製の太鼓は重くて、扱いにも気を使って、日本に持って帰ってくるのは大変だったけれど、今でもうちの部屋の片隅に、おやじさんの笑顔とともにある。

こういう温かい笑顔に出会いたい。そういう笑顔を撮りたい。

今私が願っているのは、シンプルなそれだけのこと。

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忙しくて、プリントしたまま放置していたモノクロの動物園写真たちを、ようやく少しスキャンしました。まずは今宵、羽村市動物公園の動物たちをお届け。

ミゼットホース、レッサーパンダ、カメ、ミーアキャット、フンボルトペンギン。

いつもと違う、見慣れないモノクロの光と影に彩られた写真は、撮った自分ですら新鮮です。

さて、明日も仕事やら検査やら診察やら(しょうもない持病があるんですよ…(>_<))で忙しいので、この辺で終わりにしておきます。

今読んでいる、ズーラシアの園長さんが執筆なさった「動物の赤ちゃんはなぜかわいい」傑作です。動物や動物園の裏側がよくわかる非常に面白い本です。通勤の電車の中で読んでいると、いっとき幸せな気持ちになります。まあ、すぐに会社に着いて現実に引き戻されるのですが(-_-メ)

おやすみなさい。

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タイトルだけ見たらなんじゃ、そりゃ…。

会社帰りに、青山のユニマット美術館へ行ってきました。実は私、昔から結構マルク・シャガールの絵が好きで、家の中にもべたべた彼の絵のカードが貼ってあります。ロシアのユダヤ人として生まれた彼の作品には頻繁に動物たちが出てくる。身の回りの日常、帰れない故郷への郷愁、戦争の苦悩、色々なものが独特の不思議な絵となって昇華する。芸術の難しいことはよく分からないけれど、昔から色使いや描かれる独特の世界が好きだった。点数は多くないけれど、人の少ない館内でじっくりシャガールの作品に向き合う時間は極上でした。大好きな作品「戦争と平和」が独り占めで観れたのが嬉しかったな。この作品は、ナチスのプロパガンダとナチスのシンボルであるハーケンクロイツ(鉤十字)の下にヒトラーのサインを模したものが描かれ、その対極に絵を描くシャガールと彼のサイン、ユダヤ教のラビ(説教師)らしき姿やバイオリンを弾く牛、空襲に焼ける町、天使、ひと組のカップル、そして自由と博愛のフランス国旗色のエッフェル塔が所狭しと描かれている。この一枚にこめられたユダヤ人の彼の思い。

ムンクの貴重な作品「二人の姉妹」やモディリアニの作品など色々見どころはあったけれど、とにかく集中してシャガールの作品を目に焼き付けてきました。

そして、新宿にカメラを取りに行かなければならないので、どうやって行こうかと何気なく表参道をブラブラしていると…そうだ!あれに乗ろう!!

…と言うことで、初の乗車14日開業の副都心線。渋谷から新宿を通り池袋まで(まだ埼玉方面へ路線は続きますが)結ぶこの話題の地下鉄、開業当初は混雑によるダイヤ乱れや車両の故障など連日連夜の遅れが目立っていたけれど、今日は普通に空いていました。知らなかったのでいビックリしたのが、この路線ホームドアの付いているワンマン運転なんですね!車掌さんが居なくて驚いた。地下鉄は積極的にワンマンを導入するところが多いですね、最近。これも時代の流れですか。

新宿三丁目で降りて、修理完了のカメラを取りに行きました。やはりCMOSセンサーの異常。そんなコアな部分がこんな早々に壊れてしまうようなカメラでいいんでしょうか???キャノンさん頑張ってほしいです(-"-)。とりあえずお帰り。

そして、とっさの雨のためのカメラのレインカバーを新調し、先日写真家の友人(彼女はそれで食ってます!)から勧められたので一脚を買い、ヘトヘトになって帰ってきましたとさ。ただでさえカメラは重いし望遠の明るいレンズも重いからこれ以上重い三脚は担ぎたくない、しかも機動性を確保したいから三脚は嫌い、でもところどころゆっくり落ち着いて手ぶれを極力防いで撮影したい場面がある…と我儘言うと勧められました。

こうなると、急に撮影に行きたくなる私。でも…しばらく休みは先なんです(T_T)
トラちゃんやハナコさんになら会いに行けるかな?

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