世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2008年08月

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お盆を過ぎたうだるような暑さの最中、受話器の向こうには懐かしい声が響いていた。一か月近くもの間、まったくの無償で写真展会場を貸して下さっていたネオギャラリー「la decoracion」のオーナートシさん。

世間話や近況報告もそこそこに「お前さあ、30日にギャラリーのオープン前のちょっとしたパーティやるから来いよ。友達もたくさん連れてきな~」

そして、昨日会社の後輩たちを連れて、久々に懐かしの場所へ出かけた。

タイから帰ってきたばかりの「タイ山岳民族子ども笑顔の会」の仲間たちにも久しぶりに会い、トシさんにも久しぶりに会う。

自分たちが毎日のように眺めていた棚や壁やスペースが、本来の目的のためにたくさんの作家さんがたの手作りの品々に飾られ、ギャラリーのオープンに向けての慌ただしさと、意気込みと、関わる様々な人々の様々な思いが交差していた。

陶芸や雑貨やアクセサリーやロボット…多岐にわたる分野の個性が渦巻く空間。

残念ながらゆっくり再会を楽しむこともなく、翌日(今日)の早朝出勤のために早々にお暇したのだけど、でも仲間たちやトシさんの元気な顔を見れて嬉しかった。お料理もおいしかったっす!

「来週はいよいよオープンだし、獅子舞やるから観に来いよ」帰り際、そう呟くトシさん。その横でうなずくthinkiwiさんと息子さんのI君。

いつでも気軽に戻ってこれるように、そうやって言ってもらえるの嬉しかったな。

作家さんの魂がこめられた一点ものが集うギャラリー、そして自分の魂を作品と言うカタチに昇華させる作家さん達が集うギャラリー「la decoracion」元町にお出かけの際は是非ともお立ち寄りください。

私も時々お邪魔してレポートしたいと思います!

http://www.motomachi-chukagai.com

thinkiwiさん、タイのお土産話はまた今度ゆっくり聞かせて下さい。「子ども笑顔の会」の向かうべき方向性の話、とても知りたいです。そして、お土産本当にありがとう!!!かおるさん、誕生日おめでとう!!!!

☆写真☆
1.また会えたぜベイベー
2~4.作家さん達の作品の一部

PS.今日はまた早朝からの出勤で、その後そのまま山の学校の会議。さすがに脳天が疲れで痺れてきたのでもうPCを閉じます。いくらエジプト、釧路のためとはいえ過酷なロードレース。人生にメリハリ思いきりつけたがるこの癖、どうにかしたいです…。

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私が敬愛してやまない写真家で、私がボランティアスタッフを務める「アフガニスタン山の学校支援の会」の代表でもある長倉洋海さんが、故郷釧路で三十年間にも及ぶ写真家人生を振り返る大回顧展「微笑みの降る星」を開催します。

9月13日から11月13日の2か月の期間中、講演会があったり、展示してある作品を一緒に観ながらのアーティスト・トークがあったり、子供向け、大人向けのそれぞれのワークショップがあったり参加型の楽しいイベントも目白押し。

ご本人に本日伺ったところ、約300点にも及ぶ展示作品のうち、あの「山の学校の子どもたち」の展示コーナーもあるそうです!!!楽しみ~!

改めて、昔の長倉さんの作品を見返してみて驚かされるのは、一貫して変わらない姿勢、世界で出会った人々へのまなざしの温かさ。写真展の告知チラシに大きく載っている新作の写真も、ひと目見ただけで長倉さんの温かい心やまなざしが伝わってきて、じーんとしてしまった。

是非、機会があったらお出かけ下さい。心温まる時間が過ごせること請け合いです。

私もエジプトから帰ってきたらすぐにでも駆け付ける予定です。

長倉洋海写真展「微笑みの降る星」

日時:9月13日(土)から11月13日(木)
   
場所:北海道立釧路芸術館
   釧路市幸町4-1-5 (JR釧路駅より徒歩15分)
   0154-23-2381
http://www.kushiro-artmu.jp

長倉さんHP http://www.h-nagakura.net

☆追加☆

長倉さんのスライド・トークによる「アフガニスタン山の学校支援の会」報告会を今年も開催!
11月9日 東京・杉並公会堂
11月22日 大阪・高槻市現代劇場

詳細はhttp://www.h-nagakura.net/yamanogakko

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下町中の下町、イスラーム地区の最東端に「死者の町」と呼ばれる場所がある。この地域は中世からの墓地で立派な廟も立ち並ぶ地域。いつの間にやら住宅難からこの残された廟や墓地に住み着く住人が現われ「死者の町」と呼ばれるようになった。墓と言っても立派な建物で、子孫が墓参りに行く時は住人が席を外すという暗黙の了解。子孫も声高に所有権を主張したりせず、墓に住人をそのまま住まわせることで徳を積んでいるという訳。

この一帯は、滅多に観光客は立ち入らない地域。正直言って治安も良くないと言われている。一種のスラムだから無理もない。でも1400年代を中心とした名建築が建ち並ぶということで、イスラーム建築を専攻していた当時のカナダ人のフラットメイトと共に出かけて行った。

猫に小判、豚に真珠なので私にはちっともその名建築の素晴らしさが分からない。イスラーム建築物の専門のガイドブックを片手に小難しい顔で眉間にしわを寄せる友を尻目に、私はひたすら付近の住人と語らい、茶を飲み、遊んでいた。

見学を終え、そんな私を遠くから羨ましそうに見つめていた友の姿が今でも浮かぶ。イスラーム建築が専攻のくせに、ちっともイスラーム世界の人々に文化に馴染めないと苛立つ可哀想な友。エジプト人の人懐こさ、裏を返せば尋常じゃなく大きなお世話なところが、彼には馴染めなかったらしい。

彼がカナダに帰国してから、二度とこの辺りには行くことがなかった。私が暮らしていたのはカイロの西の端、この辺りは東の端、遠かったこともあるかもしれない。

久しぶりに行ってみたいなあと写真を眺めながらふと思った。

本日、バッチリ休暇の許可が取れました。
もう後は、前進あるのみ。

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旅に向けて、明らかにオーバーワーク気味の日々。昨日は突然休んだ後輩の分まで結局朝の6時半から夜の9時前まで働いて、バタン。倒れこむように眠りにつきました。

今日は折角の久々の休日なのに、やることに追われていて「楽しい休日♪」とはならなそう。パートナーとはあれ以来口もきいていません。怒りのパワー持続させる気力もないけど、かと言ってきちんと話し合う気力はもっとなく、今までみたいにこのまま「なあなあ」で流す気も更々ないし。

こんな時に、最悪のニュースが飛び込んできました。皆様もご存じのとおり、アフガニスタンで農業支援を行うペシャワール会のスタッフ、伊藤さんの殺害事件。

色々なことがあちこちでしたり顔で語られていますが、私が許せないのは、犯人グループのあまりに人の命を軽んじた行為。でも、裏を返せば、そういう目に自分たちがあってきたから、人の命の重みを肌で感じることが出来ないのだろうか?

つい最近も、また米軍による誤爆で罪もない大勢の一般市民が犠牲になりました。「対テロ戦争」の名のもとに、一体どれくらいの人が亡くなったのか…。そして、少しも良くならない治安、経済、アフガニスタンの人々の感じるもどかしさ、希望から段々と重くなっていく空気…いたたまれません。

そんな中でも、現地の人と一緒に汗を流しながら活動を続けていた伊藤さん。彼を必死に捜索した村人たちもきっと、悔しくてたまらないと思います。

「タリバン」「テロリスト」「治安悪化」そういう文字ばかりが、イメージとして先行するアフガニスタン。勿論、今回のように尊い命が犠牲になった、そんなアフガニスタンの側面を見ないようにしているつもりはありません。でも、アフガニスタンで伝えられることの少ない、圧倒的大多数の民衆の姿は、伊藤さんを心配して必死に捜索に加わった村人のような人たちなのです。どうか、簡単にアフガニスタン人全体を断罪しないでほしい…。

「テロリスト」にも多国籍軍にも、等しく命の重みを感じてもらいたい。

我々も、政治とは関係なく、必要なことを必要な時に続けていくつもりです。その姿勢に変わりはなく。

心より、伊藤さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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突然だけど、何もかもに嫌気がさしてます。

この7年間甘やかしすぎたのか、些細なこととはいえ一緒に暮らすうえでは大切な約束をどうにも守れないパートナー。さすがのおいらも相当頭にきてるよ、今回ばかりは。おまけにゴミ出し当番の君、汚れたプラ容器をそのまま流さないで出すから、プラとして回収できないと突き返されてんじゃんよ!くそデカイ蟻がたかりまくった袋を!!!このゴミ来週までどうすんだよ!(-"-)

おまけに最近安眠が出来ず、体中蕁麻疹だらけ。服用してる薬の量が変わったから体がついて行けてないのか?時期的にはちょうどそこが蕁麻疹の始まり。忙しいからロクなもん食べてないし、家事も溜まりまくり。こんな気分で仕事に向かうから、勤務時間が長い、長い(-"-)

どうにか脱却したい、この底辺スパイラルから…。

あーあ、今日も休暇を言いだせずに帰ってきちゃった…(T_T)
「あの~、二十日ほど休暇をいただきたいのですが…」シラーっと言うしかないよな。
明日こそは…。

写真はお盆に行った上野動物園のナイトズーの小獣館のミーアキャット。親子なのか、兄弟なのか、ギュッとチビッコミーアをハグしてる様子、その瞳には胸を打たれたなあ。

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