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カレン族の置かれた現状、定住化政策の犠牲になり伝統的な焼き畑農業を続けられず定住化を強いられ、タイ語も話せないために社会の底辺での生活を強いられたり、騙されたりしている現状。そしてそれを変えていくにはタイ語も含めた教育が不可欠であること。そこでこの地域への支援が始まったこと。
彼は、実際に現地に行ってみて、学校や寮を見て「満足な支援が行き届いているのではないか?自分にこれ以上することはないのではないか?」と感じたと言う。
しかし、子どもたちと接して対話を重ねるうちに、親から遠く離れた村で寮生活をしながら学んでいる子どもたちの、どうしようもない寂しさと望郷の念を感じていく。運良く、滞在中に「母の日イベント」で故郷から保護者が子どもたちを訪ねてくるイベントに接し、普段はしっかり者の子どもたちが親に甘え、親が去る姿に肩を落とす姿に遭遇する。
「年に2回しか故郷に帰り、家族に会えない子どもたちの心に寄り添いたい!大きな箱ものプロジェクトではなくて、もっと小さな忘れられがちな日々の生活に必要なものを届けたい。そして、子どもたちと心の交流を丁寧に重ねて見守っていきたい」そう感じた彼は、家族や仲間とその目標に焦点を当てた支援活動を始めた。そして、今に至る。
「今日は講演を手伝いに行きます!」なんて言っておきながら、実際に力仕事すら必要ではなくて、機材にも疎い私は昼夜二食も御馳走になった挙句、講演を生徒さんたち以上に聞き漏らすまいと耳を傾けていただけ。何の役にもたちゃあしない(笑)
大きな拍手に送られながら、これから自分の手で将来を作り上げていく日本の子どもたちの心に、しっかりと大切なことを残して去る仲間の姿が眩しかった一時間数十分。
講演後に生徒さん達からお礼の言葉と花束が。キレイな花に彩られて、恐縮しながら微笑むthinkiwiさんと奥さんのKさんを眺めていると、とっても嬉しくなってきた。
そして、thinkiwiさんのお子さんたちと合流し、しばし家にお邪魔し、メキシコ料理屋で夕食を御馳走になった。図々しすぎ!
物質だけが支援じゃなくて、きちんと現地の人の心に寄り添って行く活動をすること。支援という言葉からはなかなか見えてこない、自分たちの側こそが彼らから多くを貰い、学ばせてもらっていること。そういう姿勢に深く共感しながら、約一年thinkiwiさんたちと交流を重ねてきた。この交流から、お互いの活動がもっともっと高まっていくといい。
こんな素敵な仲間たちと再び一緒に行う東中野ビタミン・ティーでの写真展。より多くの人に、より深く伝わる写真展にしていきたい。












