世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2008年11月

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

二週間ぶりの休みだった。しかもパートナーも休みをとれた。二人で早起きしてウキウキしながら向かったのは、多摩動物公園!いやあ、あまりに久し振りにカメラを持って歩き回ったので疲れたけど、心底楽しかった~。

普段、平日が休みなことも多いので、敢えて混んでいる土日や祭日の動物園は敬遠していたんだけれど、激混みで写真も撮れない…という様相ではなかったので、まずはホッとした。今日も面白いものが撮れるかな?

オランウータンの赤ちゃんミンピーのスカイウォーク、ユキヒョウの赤ちゃんミルチャの成長ぶりや午後から交代で出てきた三兄弟の成長ぶり、darkさんの記事で目にして以来気になって仕方がなかったカワウソのつぶらな瞳、活動的に動いていたコアラ、家畜フェチの私が愛してやまないスイギュウを中心に爆笑ご機嫌撮影ざんまいの一日。ホント楽しかったあ♪チンパンジー舎が混み過ぎていて全然撮れなかったことをのぞけば満足な撮影日和の一日。

…でも、今日の写真は、フォトブックの違うバージョンを作るのに古いファイルを読みだして眺めていた時に見つけたお蔵入りの井の頭自然文化園の写真。時々後から見返すと、その当時は見逃した「オッ」と思う写真を発見したりする。これもまた最近の楽しみ。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

今日は先日まで写真展を開催させていただいたギャラリー、東中野のビタミン・ティーに期間中の売上金の受け取りに行ってきた。その額15,253円。ここからかかった経費を差し引かせていただき、利益分は「子どもたちをバス遠足に!」計画の資金に充てさせていただきます。お買い上げ下さった皆様、ご来場くださった皆様ありがとう☆
(ビタミン・ティーHP http://www.vitamin-tee.jp)

そして、今日はついでに次なる計画の売り込みに。…と言うのも、展示のついで?に置いておいた「わくわく動物園」のフォトブックが好評で、オーナーさんも「これは面白い」と言って下さっていた。すかさず「次は真剣にこれでやらせて下さい」と言うと「よし、じゃあ真剣にある程度まとまった枚数出来てるならやってみようか」とお返事いただいていた。

そもそもこんなに動物園にのめり込むきっかけになったのは、日本から送った動物図鑑に目を輝かせていた山の学校の子どもたちの様子を写真で見たから。あの子たちに手作りの動物写真集をプレゼントしたいと撮り始めたのがきっかけ。そしたら自分がハマっちゃったと言う…(爆笑)

私が来客に話していたその辺の話を写真展期間中に聞いていたオーナーさんが、「その思い入れこそを前面に出していこうよ」と。そんな思い入れを込めた動物園写真展を来年3月12日(木)~17日(火)に行うことが決定!詳細は後日ガっツリお知らせします。また同じコンセプトで、ブックやTシャツ、カードなどで得た利益はすべてアフガニスタンの子どもたちに使わせていただきます。

そんな訳で、フォトブックをビタミン・ティーに置かせていただくことになりました。ブックの写真はその時の思いつきでコロコロ変わるので、全部が違う一冊、それぞれ2,415円で販売中です。そんな訳で、販売額がそちらとの兼ね合いもあり、送料込みで2,300円になりそうです。
(写真はブックの一例)

さらに、今日はもう一つとても嬉しい出来事が!

いつも当ブログにご登場いただいている敬愛するK先輩と、こっちがお世話になっている後輩のAちゃんが共に会社で表彰された。二人で協力して重大な故障を早期発見し、重大事に至らなかったことに対する評価。常に高い意識で仕事に取り組んでいるお二人ならでは。その報奨金を全額山の学校の子どもたちに御寄付下さった。K先輩は前回の報奨金も下さっている。子どもたちに大きな声で今すぐ伝えたいと思った。こんな風にたくさんの人が君たちの幸せを願い、輝く未来を望み、心を寄せて下さっているんだよと!

本当にありがとうございました。

失敗から学びながら、躓いても前を向いて、しっかり自分も頑張ります。

イメージ 1

いきなり話は釧路の最終日に飛ぶ。最終日はノロッコ号に乗って釧路湿原をめぐる旅。

大観望と呼ばれる蛇行した釧路川と湿原が見渡せる展望台に行くために、釧路湿原駅で下車した。帰りもノロッコ号を予約してあったので、その間約4時間。実際に降り立ってみると、大観望から湿原を眺め、ビジターセンターでコーヒーを飲んで、祖母に手紙を書き、時間をつぶしてもまだまだ帰りの電車まで時間がある。

意を決して、2キロ先の次の駅まで歩いてみることにした。
(中略)
そして、細岡駅についてもまだ時間がある。時間を潰せる喫茶店がある訳でなし、無人の駅でボーっとしていた。そこで出会ったのが、このわんこ。

まるで救世主のように思えた。瞳で会話を交わしながら
「撮らせてくれる?」
と尋ねると
「ああ、いいよ」
と答えてくれた。

瞳のキレイな、素敵なわんこだった。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

10月某日、釧路の空港へ降り立った私は、4日間の予定を具体的には何も決めていなかったのでまずは空港のバスの案内所に行った。空港から釧路市動物園に行く路線バスがあり、しかも20分ほど待てば来るということで、初日は動物園で決まり。

バスの時刻表を眺めていると、ふと下段に定期観光バスの案内が掲載されていることに気付く。釧路湿原、摩周湖、阿寒湖を一巡りの一日観光バス!!!なんてこった、これに乗れば周辺の名所は全部回れてしまうじゃないか!もう即決。その場で予約を済ませ、翌日ホテルからこの観光バスに乗ることにする。

そして当日、運良く滞在のホテルにこの観光バスが立ち寄る。8時10分にバスが来て車内に乗り込むと何と参加者は8人。広々と座席を使う。

早速釧路湿原を眺めながら、湿原を舞うタンチョウの姿を眺める。親切な運転手さんもガイドさんも「あそこに居る!」「あ、こっちにも居る!」と指差し、速度を緩めてくれる。凛々しいタンチョウの姿を楽しむ車窓。

そして摩周湖、美幌峠と順番に巡る。さすがに霧の摩周湖と言われるだけあって、なかなかスッキリその姿を現さないらしい。秋だったのでさすがに姿は現わしていたけれど、あいにくの小雨でシットリ。勿論それでも美しかったことには変わりないけれど。晴れた日のコバルトブルーの摩周湖、いつか見てみたいなあ。

バスは一路屈斜路湖の周りをひた走る。美幌峠から眺めた屈斜路湖の絶景も忘れ難い。

イメージ 1

イメージ 2

釧路の旅でとても楽しみにしていたことの一つが釧路市動物園に行くこと。この動物園のことを綴っていらっしゃるブログ仲間のyokoさんの記事で、この道東の決して大きくはない動物園が気になって仕方がなかった。

初日、釧路空港に到着して真っ先に向かったのが、この動物園。運良く20分ほど待つだけで、数少ない路線バスに乗車出来た。どんな動物園でも初めての来園はワクワクが止まらない。yokoさんたちボランティアが愛情をこめて作成された北海道特有の動物を展示してある北海道ゾーンの解説パンフレットを手に取るのも楽しみでならなかった。

釧路に居る間も、東京に帰ってきてからも「釧路市動物園に行ってきた!」と言うと「もの好きだねえ…」という反応が多かった。釧路市民ですら「はあ…あそこへ…。なんでわざわざ」と。でも、声を大にして言いたい。大きな動物園だけが面白い動物園じゃない、大型動物や珍しい動物だけが動物じゃない。どんな動物にもそれぞれ命の輝きがあって、どんな動物園にも創意工夫がこらされていて、スタッフやボランティアの方は精一杯盛り上げようと日々情熱を傾けていらっっしゃる。どうか、試しに一番近くの動物園に行ってみて、数分観て通り過ぎるのではなく、何度も時間をずらして観てみたり、長い時間じっと観察してみたりしてほしい。

きっと、今まで気づきもしなかった発見があるから。

今日の写真はオタリア。勉強不足ですみません、何の仲間なんだろう。アザラシとかオットセイとか?つぶらな瞳がものすごくかわいくて、何十分も微笑みながら眺めてしまった。

いい歳こいて、たった一人で…傍から見たら、怪しいよね(-"-)

↑このページのトップヘ