
彼は、コソボやルーマニアなど元々東欧諸国が撮影のフィールドで、ツアーを主導して撮影旅行を主催、指導したりしている。今日は、そのルーマニアの北部、ウクライナに近い山間の村の生活風景などをテーマにギャラリートークが聞けた。
ほぼ自給自足の村で、現金収入は冬の出稼ぎの間の20万円程度。村人たちは、食べるもの、暮らしに必要なものの大半を自分たちの手で作り上げる。そして、彼らの暮らしの中心にあるのは、信仰に根ざした文化。お祭りも、お葬式も、すべて村人が全員で司祭さんを交えて執り行われる。
ルーマニア、俄然行ってみたくなった。
この写真展は、東京と大阪でも行われるので、是非お近くにおいでの際は、お出かけ下さい。
そして、野嵜さんの写真展会場で会った運営委員仲間みんなでランチをしながら、新しく出来た会報のチェック。考えるのは、山の学校の子どもたちのこと。雪に閉ざされた村で、何をして日々過ごしているのかな?春の新学期が待ち遠しいだろうな。
帰りに、仲間と長倉さんの写真展会場に寄ってみた。
な「なんだよ~、また来たのかよお。MESTちゃん三回目じゃんよお」
め「はいはい、ワタシこう見えても長倉さんの大ファンなんです!!!折角来たファンに冷たくないっすか?その言い方…」
なんて、いつもの軽口をたたき合う。
今日は、モニターに映し出されるスライドショウをじっくり全部眺めたかったから。今までもう15年以上、長倉さんの作品を見続けてきた。南アフリカ、アフガニスタン、エルサルバドル…世界中のどんな国の、どんな人を撮っても、根底にある「人間が好き」という長倉さんのまなざしは変わらない。一作ごとに、新鮮なのに何もブレない安心感。スライドを眺めながら、本当に凄い人だなあ…とジーンとしていると…
な「珍しく真剣な顔しちゃって~。一枚その姿撮ってあげるよ」
め「だから、こう見えても大ファンなんですってば!ホントにジーンとしてたのに、もう!」
結局、軽口をたたき合う。
昔は何度写真展に通っても、「いつも観てます。本当に素敵です」なあんて言うのが精一杯で、サインをもらう時には緊張して手が震えていたくらいだ。長倉さんと言葉を交わすなんて、緊張しすぎて吐きそうだった(笑)何度もサインを貰ううちに顔や名前を覚えてもらい、それでもあの緊張感はずっと拭えなかった。長倉さんこそがワタシのヒーローで、目標で、とびきり憧れの人だから。
一緒に支援活動を始めて、年月が経つうちに、いつの間にやら冷や汗が出そうなほどの緊張感は無くなっていった。傍で、写真家以外の顔の長倉さんもたくさん見てきた。
でも未だに、長倉洋海さんは、ワタシの最高の心の師匠で、最高の写真家で、そしてとびきり温かい素敵な人で、めちゃくちゃ尊敬している。
世界中、生きている人はみんな同じで、違いなんて些細なことで、笑顔があれば心の垣根なんて簡単に取り払えることを、その写真で教えてくれる人。
長倉さん、面と向かっては軽口めいてしか言えないけれど、大好きです。
この長倉さんの写真展「人間交路」は、いよいよ明後日月曜日まで!是非お出かけ下さいね。











