この1~2月の取材、撮影の全点新作写真展「パレスチナ2011」@東中野が始まりました。


今日は初日の平日、新聞各紙でも「残念ながら震災関連や都知事選以外の記事は掲載の余地がない」とのことで告知活動も思うように進まなかったため、なんとも悲しいくらいのスロースタートになった。
案内状を見ておいで下さった方、ブログを見ておいで下さった方の他には友人二名…。いくら「数じゃない、何を伝えられるかだ」とアタマでは分かっていても、あまりにご来場者が少ないと「伝えられる機会」すら与えられていないようでやっぱり凹む。
少し落ち込みながら帰宅すると、京都の写真展に京都新聞を見ておいで下さったT先生から封書が届いていた。封を開けると心温まるお手紙と、そのときの新聞記事とふたりで一緒に記念撮影をした写真が一枚の写真用紙にまとめられていて、温かくて、ありがたくて、そして勇気づけられた。

T先生、本当にありがとうございました。
どんなときでも、あきらめずに全力を尽くしていれば必ずそれを見てくれている人が…たとえ数は少なくとも…いらっしゃるんだという、大切なことを思い出した。
明日からも頑張らなきゃなあ。
それがワタシに辛い話を聞かせてくれ、生活のなかに受け入れてくれ、写真を撮らせてくれたパレスチナのみんなに対する最低限の礼義であり、最低限の恩返しだろうから。そんなことで凹むなよ、とみんなの笑い声がいまにも聞こえてきそうだ。彼らはもっともっと比較にならない辛さを越えて生きている。そしてそれはいま現在の被災者の方々も同じ。沖縄や日本中で不条理と闘っている人たちも同じ。
ビタミンティーでは、新作のパレスチナの写真やいままでのアフガニスタン、動物ポートレイト、パレスチナの下記の画像などからTシャツやトートバッグもつくれます。ご注文もお待ちしております。ぺこり。

