世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2015年10月

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また金曜日を迎える。本来ならばイスラム教徒の皆さんにとって金曜日は大切な休日。ワタシの友達にも普段はモスクへお祈りに行かないが金曜日の午後の礼拝だけは行くというひとも多い。みんなで一緒に礼拝をして、心身共にリフレッシュ。そして家族と昼食を囲み、家族を訪問し合って一緒に過ごす、それが金曜日の過ごし方。

一方、休日の金曜日だからこそ大きな抗議デモ、抗議集会になることも多い。金曜日だけがという訳ではないにしても、金曜日に抗議に参加していた人が殺されることが多い。いまに始まったことではないにしても、パレスチナの現地時間で午後が近づくと、段々落ち着かない気持ちになってくる。

イスラエルでは、ついに「パレスチナ人襲撃者」とみなされてユダヤ系イスラエル人が射殺された。それ以前にも同じく誤認で撃たれて怪我をさせられたケースや、先日は誤認でエリトリア人の青年が射殺された。「テロリスト」、もしくは「テロリスト」とみなされたパレスチナ人はその場で射殺されるが、このエリトリア人青年が撃たれたあと、血を流すまま横たわった彼を助けるどころかベンチを投げつけ、蹴りをいれと暴行に加わった群衆は、保釈金を払って釈放された。これが、この国の「民主主義」。

写真集「ボクラ」に収めた写真の紹介も、もう残り僅か。

今日ご紹介する写真は、ジェニン難民キャンプの居候先の「弟」、四男のサリームと甥のイマード。兄弟の父親が2002年のイスラエル軍侵攻の際に連れ去られ拷問を受けて体調を崩し、若くして亡くなったことは何度も述べてきたが、長男のカマールは、初めて誕生した我が子に、父親の名前を付けた。今年、カマールには第二子が誕生したが、その子には殺された幼なじみの名前を付けた。名前とともに、彼らの生前の思い出も受け継がれていく。

父親が亡くなり、たてつづけに難民キャンプの幼なじみたちが殺され、このころ、一家のわずかな希望は、この幼いイマードの存在と成長だけだった。父親の介護のため高校に行くこともできなかったサリームには、一日中肉体労働の現場で泥だらけになって汗を流す仕事しか、いまのところみつからない。危険な現場も多く、仕事中の事故で大けがを負ったこともある。彼は、まだ六歳だったころ、イスラエル軍兵士に脚を撃たれて大けがを負ったこともある。

サリームは、クタクタに疲れて帰ってきても、いつも笑顔で甥のイマードをあやしていた。イマードが一番機嫌がいいのはサリームの腕のなかにいるとき。子どもは、自分を愛してくれる人、そうでない人を敏感に感じる。

イマードはいまごろもう喋っているんだろうな。「ンマ」しか言えなかった彼は、いまごろみんなとどんな会話をしているのだろう。ワタシにとっての一年と、子どもたちにとっての一年の違い。最近、しみじみと人間は(も)受け継いで、引き継いで、次世代に譲りながら去っていくものなのだなと感じる。だとしたら、ワタシは誰に何を引き継ぎ、渡すことができているのだろうと、自省する。

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下記の通り、写真展「ボクラ・明日、パレスチナで」とスライドトーク「パレスチナに生きる人々」を開催することになりました。

いま、パレスチナでは、非常にひどい状況が続いています。いや、いまに始まったわけではないのですが。「目に見えやすく」ひどい状況が続いていると言った方が正確かもしれません。

パレスチナで生きる人々の置かれた状況、マスコミの報道からは伝わってこない現在を生きる人々の状況をお話しして、海辺のカフェで集いながら、私たちに何ができるのか、集う皆さんと考える時間が持てればいいなと思います。

写真展「ボクラ・明日、パレスチナで」
10月22日(木)~24日(土)お店の開店時間と同じ
入場料は必要ありませんが、必ず飲食オーダーをお願いいたします

スライドトーク「パレスチナに生きる人々」
24日(土)17時半から
投げ銭制(いくらでも結構ですので、お気持ちを頂戴します)

また、24日(土)16時半から、スライドトークの前には、なんとRabi Sariライブ!
応援のため、ご出演を快諾してくださいました。
アラブの音色に酔いしれる夕べを
こちらも投げ銭制

Rabi Sari メンバー紹介

常味裕司(ウード)

日本では数少ないウード演奏家。はじめスーダンのウード奏者、89年よりチュニジアで、アラブ世界を代表するウード奏者 故アリ・スリティ氏に師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。日本においてはアラブ・トルコ古典音楽を中心にソロ活動およびアラブ音楽アンサンブル Farhaや Arabindiaなどを主宰。

和田 啓(打楽器・作曲)
幼少の頃から学んだ江戸里神楽をもとに独自の音世界を表現をするアジア系ハンドドラム奏者。特にアラブ古典音楽において重要な位置を占める打楽器レク(アラビックタンバリン)は、エジプト・カイロで、ハニー・ベダール氏に師事。常味裕司とともにアラブ音楽アンサンブル「Farha」をはじめ様々な音楽シーンをサポートしている。また、作曲家として数多くの楽曲を舞台、舞踊、映画などに幅広く提供している。

松本 泰子(ヴォーカル・作曲)
幼少の頃より教会に通い聖歌に親しみ、ピアノのレッスンも受ける。’86年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。90年を境に様々な民族音楽と出会い、ジャンルにとらわれず、歌うようになる。そして自らの作詞作曲によるオリジナル等も手掛けている。様々なシーン(コンサート、演劇やダンス公)においてボイスパフォーマンスを行い好評を得る。

※ライブ、スライドトークともに参加費は投げ銭制ですが、必ず飲食オーダーをお願いいたします

場所:鎌倉 由比ガ浜海岸 Daisy's Cafe
鎌倉市長谷2-8-11 江ノ電長谷駅より徒歩3分 国道134号線沿い
0467-23-9966

皆さまのお越しをお待ちしております

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先日からイスラエル人がイスラエル人を「パレスチナ人と誤認して」刺す、撃つという事件が続いているが、昨夜はついに南部ネゲブ砂漠の町ベエルシェバのバスターミナルで、イスラエル軍兵士を刺し、その銃を奪って銃撃した「容疑者」のパレスチナ人と誤認されて、何の関係もないエリトリア人の青年が射殺された。それだけでなく、ネットで公開された痛ましい映像では、撃たれて血を流し続ける青年を、蹴り、イスを投げつけ暴行する姿がとらえられている。

射殺された「容疑者」は、結局ネゲブ砂漠出身のベドウィン、アラブ系住民だと発表された。ネゲブ砂漠の遊牧民たちの集落も、破壊され、住民の追放が続けられている背景もひとこと付け加えておきたい。

いまイスラエルでおこなわれていることは、国家をあげたリンチであり処刑。出自や肌の色、宗教や「人種」が違うだけで、また違うとみなされただけで「容疑」の確認もなされず、捜査をする前に射殺するという恐ろしいことが起きている。

またエルサレムでは、東エルサレムの一部を新たな壁で封鎖し、これからエルサレムを東西に分け、東エルサレムのアラブ系住民の労働者以外は西に「入り込む」ことを制限しようという検討もなされている。この今まで以上にあからさまな「ゲットー化」を、「テロの波」を防ぐとの大合唱で躊躇なく進めようとしている。

ただ、こうした一連の流れをなんとか食い止めようと、二千人ものひとがエルサレムに集まり、「占領反対」「人種差別反対」「ユダヤとアラブは共存できる」などの声をあげたデモがあったことは、わずかな希望でもある。

いま、本来ならばパレスチナはオリーブ収穫の喜びの季節でもある。農家にとっては、一年に一度の大きな現金収入を得られる大切な季節。しかし、それを狙って、入植者たちが収穫直前のオリーブの木を焼き払うという事件も絶えることなく起き続けている。イスラエル軍兵士は、これを止めることなく黙認し、抗議のために集まるパレスチナ人を弾圧する。

毎年のことなので、こういうことを防ごうと、イスラエル人の活動家たちはボランティアでオリーブ収穫を手伝いながら、こういうことへの監視を続けている。決して大きな流れではないが、こういうイスラエル人も、またそれを笑顔で受け入れているパレスチナ人もいるということは、忘れたくない。

この写真はビリン村での「オリーブ収穫祭」。毎年十月におこなわれる。アラブ音楽のコンサートや、地元のチームによる伝統舞踊ダブカの披露などがある。

いつになったら、作物を育て、収穫し、それを祝って歌い、踊るという当たり前の日常が、誰にも邪魔されることなく送れるようになるのだろうね。

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下記の通り、写真展「ボクラ・明日、パレスチナで」とスライドトーク「パレスチナに生きる人々」を開催することになりました。

いま、パレスチナでは、非常にひどい状況が続いています。いや、いまに始まったわけではないのですが。「目に見えやすく」ひどい状況が続いていると言った方が正確かもしれません。

パレスチナで生きる人々の置かれた状況、マスコミの報道からは伝わってこない現在を生きる人々の状況をお話しして、海辺のカフェで集いながら、私たちに何ができるのか、集う皆さんと考える時間が持てればいいなと思います。

写真展「ボクラ・明日、パレスチナで」
10月22日(木)~24日(土)お店の開店時間と同じ
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スライドトーク「パレスチナに生きる人々」
24日(土)17時半から
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また、24日(土)16時半から、スライドトークの前には、なんとRabi Sariライブ!
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常味裕司(ウード)

日本では数少ないウード演奏家。はじめスーダンのウード奏者、89年よりチュニジアで、アラブ世界を代表するウード奏者 故アリ・スリティ氏に師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。日本においてはアラブ・トルコ古典音楽を中心にソロ活動およびアラブ音楽アンサンブル Farhaや Arabindiaなどを主宰。

和田 啓(打楽器・作曲)
幼少の頃から学んだ江戸里神楽をもとに独自の音世界を表現をするアジア系ハンドドラム奏者。特にアラブ古典音楽において重要な位置を占める打楽器レク(アラビックタンバリン)は、エジプト・カイロで、ハニー・ベダール氏に師事。常味裕司とともにアラブ音楽アンサンブル「Farha」をはじめ様々な音楽シーンをサポートしている。また、作曲家として数多くの楽曲を舞台、舞踊、映画などに幅広く提供している。

松本 泰子(ヴォーカル・作曲)
幼少の頃より教会に通い聖歌に親しみ、ピアノのレッスンも受ける。’86年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。90年を境に様々な民族音楽と出会い、ジャンルにとらわれず、歌うようになる。そして自らの作詞作曲によるオリジナル等も手掛けている。様々なシーン(コンサート、演劇やダンス公)においてボイスパフォーマンスを行い好評を得る。

※ライブ、スライドトークともに参加費は投げ銭制ですが、必ず飲食オーダーをお願いいたします

場所:鎌倉 由比ガ浜海岸 Daisy's Cafe
鎌倉市長谷2-8-11 江ノ電長谷駅より徒歩3分 国道134号線沿い
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昨日一日だけでも、ガザ地区ではイスラエルとの境界線上につくられたフェンスの近くで封鎖や占領に抗議をする丸腰の参加者を実弾でイスラエル軍兵士は鎮圧。三人の方々が殺された。

西岸地区では、ヘブロンで「ジャーナリストを装った『襲撃者』によってイスラエル軍兵士が刺され軽傷、その場で襲撃者は射殺」とのニュースが入り、そのあとナーブルス近郊、イタマル、ヤヌン、エロンモレーといった入植地に囲まれ、その入植者用道路と村の出口が接しているため、頻繁に抗議と弾圧、入植者による暴力といったことが起きているベイトフリクで抗議に参加した19歳の青年が射殺された。

「襲撃者」の家は破壊され、「襲撃者」と見なされればそれだけで射殺される。東エルサレムでは、各地域の道路が遮断され、40歳以下の旧市街に職場や住居のないアラブ系住民は、アルアクサ-どころか旧市街に近づくことも許されず、知人は「たった三キロの道のりの通勤に一時間半かかった」と。挙げればキリがないほどの人権無視が「保安上の必要性」からなされている。

辛いニュースが続くなかで、毎日のように、パレスチナの「家族」のことや友達のことを考えている。ふたつの居候先、ビリンの家族のこと、ジェニン難民キャンプの家族のことは特によく考える。今日ご紹介する写真は、ジェニンの居候先の末っ子エリヤ。初めて出会ったとき8歳だった彼女も、いまではもう12歳。

彼女が物心ついたときには、父親のイマードは拷問を受けた影響で、もうほぼ寝たきりで、彼女には元気だった父親の記憶はない。周囲がどれだけ叱っても、寝たきりの父親に対するぞんざいな態度は父親が亡くなるまで続いた。幼かったエリヤの心のうちは分からない。その父親に対する態度をみていると、これもまた深い「心の傷」の表れだということを痛感させられた。

そして、一緒に暮らす、少し歳の離れたお兄ちゃんたちが、夜中に侵攻してきたイスラエル軍兵士に連行され、自宅の窓や玄関を実弾で撃たれ…という経験からか、彼女は夜尿症が治らない。

たくさんの心の傷を抱えて、この難民キャンプの「壊れやすい日常」それは一見穏やかな日常でも薄氷の上を歩くようなものだと常々この難民キャンプでは感じる…を過ごしている。この日は、久しぶりに雨が降り出して、水が不足しがちなパレスチナでは「恵みの雨」と喜ばれるが、エリヤも外に出て雨に打たれながら嬉しそうにはしゃいでいた。

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下記の通り、写真展「ボクラ・明日、パレスチナで」とスライドトーク「パレスチナに生きる人々」を開催することになりました。

いま、パレスチナでは、非常にひどい状況が続いています。いや、いまに始まったわけではないのですが。「目に見えやすく」ひどい状況が続いていると言った方が正確かもしれません。

パレスチナで生きる人々の置かれた状況、マスコミの報道からは伝わってこない現在を生きる人々の状況をお話しして、海辺のカフェで集いながら、私たちに何ができるのか、集う皆さんと考える時間が持てればいいなと思います。

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日本では数少ないウード演奏家。はじめスーダンのウード奏者、89年よりチュニジアで、アラブ世界を代表するウード奏者 故アリ・スリティ氏に師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。日本においてはアラブ・トルコ古典音楽を中心にソロ活動およびアラブ音楽アンサンブル Farhaや Arabindiaなどを主宰。

和田 啓(打楽器・作曲)
幼少の頃から学んだ江戸里神楽をもとに独自の音世界を表現をするアジア系ハンドドラム奏者。特にアラブ古典音楽において重要な位置を占める打楽器レク(アラビックタンバリン)は、エジプト・カイロで、ハニー・ベダール氏に師事。常味裕司とともにアラブ音楽アンサンブル「Farha」をはじめ様々な音楽シーンをサポートしている。また、作曲家として数多くの楽曲を舞台、舞踊、映画などに幅広く提供している。

松本 泰子(ヴォーカル・作曲)
幼少の頃より教会に通い聖歌に親しみ、ピアノのレッスンも受ける。’86年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。90年を境に様々な民族音楽と出会い、ジャンルにとらわれず、歌うようになる。そして自らの作詞作曲によるオリジナル等も手掛けている。様々なシーン(コンサート、演劇やダンス公)においてボイスパフォーマンスを行い好評を得る。

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パレスチナでは相変わらずひどい状況が続いている。

そもそも、今回の一連の出来事のなかでワタシにとっての「始まり」となったのは、ジェニン難民キャンプの「弟」の一番の親友が「お尋ね者」となり、彼の家が捜索の過程で焼き払われたこと。翌日、弟がその親友の家を片付ける写真をパレスチナのニュースサイトで目にした。どんな思いで「お尋ね者」となった親友の家を片付けているのだろうと思うと涙が止まらなくなった。

日本のマスコミも、欧米のマスコミの多くも、占領がそこにあること、封鎖で苦しめられていること、入植地が不法に存在し続けることなどはあまり語ることなく、「パレスチナ人の暴力」から語りはじめる。これに抵抗する非武装の民衆への弾圧も問題視することなく「衝突」「暴力の連鎖」などと思考停止で語る。

小心者でビビりなワタシは、みんなに「生き抜いてほしい」と思う。でも、尊厳の守られない占領下の制限された人権しか与えられない生が「生きている」ということではないのだと、繰り返し彼らに教えられる。

この写真のヤジードとの出会いは拙著「パレスチナ・そこにある日常」に書いた。分離壁と闘うビリン村の居候先アブーラハマ家に、ワタシには血のつながらないパパとママ、兄弟姉妹、叔父や叔母、従兄弟までがいる。このヤジードとは出会ったころからひとつ屋根の下で過ごしてきたので、いまでは数多いる「甥、姪」のなかでも特別な存在だ。出会ったころは4歳だった彼も、いまでは10歳になった。昨年もオリーブ収穫作業で大活躍していた。その成長がまぶしい。

ワタシにとって、「パレスチナの平和」とは、地域の安定とか政治の話とかそういう「大きな」ことではない。ヤジードたちが命を脅かされることなく生きていけること、占領によって自由を制限されることなく人生を送っていけること。

そんなことを、せめて少しでも伝えていけるといいなと思う。このひどい状況のなかでは、ワタシのやっていることなんて大海の一滴に過ぎなくても。。。

写真は2009年と2014年のヤジード。写真集「ボクラ・明日、パレスチナで」に収められ、会場に展示してあるのは上の写真です。

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常味裕司(ウード)

日本では数少ないウード演奏家。はじめスーダンのウード奏者、89年よりチュニジアで、アラブ世界を代表するウード奏者 故アリ・スリティ氏に師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。日本においてはアラブ・トルコ古典音楽を中心にソロ活動およびアラブ音楽アンサンブル Farhaや Arabindiaなどを主宰。

和田 啓(打楽器・作曲)
幼少の頃から学んだ江戸里神楽をもとに独自の音世界を表現をするアジア系ハンドドラム奏者。特にアラブ古典音楽において重要な位置を占める打楽器レク(アラビックタンバリン)は、エジプト・カイロで、ハニー・ベダール氏に師事。常味裕司とともにアラブ音楽アンサンブル「Farha」をはじめ様々な音楽シーンをサポートしている。また、作曲家として数多くの楽曲を舞台、舞踊、映画などに幅広く提供している。

松本 泰子(ヴォーカル・作曲)
幼少の頃より教会に通い聖歌に親しみ、ピアノのレッスンも受ける。’86年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。90年を境に様々な民族音楽と出会い、ジャンルにとらわれず、歌うようになる。そして自らの作詞作曲によるオリジナル等も手掛けている。様々なシーン(コンサート、演劇やダンス公)においてボイスパフォーマンスを行い好評を得る。

※ライブ、スライドトークともに参加費は投げ銭制ですが、必ず飲食オーダーをお願いいたします

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和田 啓(打楽器・作曲)
幼少の頃から学んだ江戸里神楽をもとに独自の音世界を表現をするアジア系ハンドドラム奏者。特にアラブ古典音楽において重要な位置を占める打楽器レク(アラビックタンバリン)は、エジプト・カイロで、ハニー・ベダール氏に師事。常味裕司とともにアラブ音楽アンサンブル「Farha」をはじめ様々な音楽シーンをサポートしている。また、作曲家として数多くの楽曲を舞台、舞踊、映画などに幅広く提供している。

松本 泰子(ヴォーカル・作曲)
幼少の頃より教会に通い聖歌に親しみ、ピアノのレッスンも受ける。’86年UCCジャズヴォーカル新人コンテスト特別賞受賞。90年を境に様々な民族音楽と出会い、ジャンルにとらわれず、歌うようになる。そして自らの作詞作曲によるオリジナル等も手掛けている。様々なシーン(コンサート、演劇やダンス公)においてボイスパフォーマンスを行い好評を得る。

※ライブ、スライドトークともに参加費は投げ銭制ですが、必ず飲食オーダーをお願いいたします

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