世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2016年06月

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クルド友人宅のムスメが無事に修学旅行を終えました。現地で彼女が撮影した旅行の写真をみると、とても楽しかったようです。

修学旅行費用捻出のため、多くの方々にオヤを買い支えることでご協力いただきました。みなさまに改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

さて、また新作を預かってきました。

一家の次女は来年高校入学を控えておりますので、制服代や学用品代なども、まだまだ必要としております。もしお気に入りいただいたものがありましたら、この機会に是非とも。値段や在庫はお問い合わせください。前回の修学旅行費用捻出キャンペーン価格は終了しております。

昨年末より、送料実費のほかに一件につき発送手数料300円を申し受けておりますことをご了承ください。

いままで完全無償ボランティアでおこなっておりましたが、お問い合わせ、ご注文対応、お振込確認、発送作業にかかる手間を鑑みて、私自身も負担を軽減して長く続けていくためにも、恐縮ですが申し受けることにしました。お許しください。

お問い合わせ、振込先等の詳細につきましては、恐れ入りますが、mikairv★gmail.com(★を@に変えて)までご連絡ください。

発送までの流れをご説明いたしますと、
,幹?召良覆鮠綉にメールしてください
∈澹砲陵無、お振込先と品代+送料+手数料を合わせた金額をご返答します
お振込いただいたことを必ずご一報いただき、確認次第、発送いたします
い澗針擦里り恐れ入りますが、無事に届きましたらご一報いただければ幸いです

ご注文をお待ちしております。

※こちらの記事のものが6月23日現在の在庫です。ただしご注文いただいた順になりますので、必ずしもご希望にそえるとは限りません。

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ラーエドが「婚約した」と連絡が入った。おめでとう!

このブログでも彼との出会いや彼と過ごしたエジプト「革命」後の日々のこと、「革命」一周年のタハリール広場でのこと、彼がエジプト留学を終えて故郷のエルサレムに帰ってからの再会のこと、いくつものエピソードを綴ってきたように思う。

拙著「パレスチナ・そこにある日常」版元である未来社の月刊誌(当時)『未来』でも2013年2月、3月号に「オリーブの季節にパレスチナを訪ねて~エルサレムの片隅で生きる2、3~」として上記をすべてまとめた小文を書いたことがある。

2012年には当時付き合っていたイラク人の彼女との破局で沈んでいた。2013年の再会時には、ラーエドから当時の婚約者との婚約解消のいきさつをサバサバと話してくれた。母親のジャミーラは「孫の顔はいつみられるのかしら」と、なかなか結婚に対して積極的にならないラーエドに業を煮やしていた。

同じ日の今日、「東エルサレムで暮らすアラブ系住民の5人に4人は貧困ライン」との報道を目にした。占領下のエルサレムでの生活は厳しい。東エルサレムはいつ訪ねてもヒリヒリしている。

そんななかで、学業を終えて、夢をかなえて、薬剤師として定職に就いて、それでいて命を落とすことなく、「逮捕」されることなく、無事に再会を果たせているということが、どれだけ「当たり前」ではないことかと、無事なラーエドに再会するたびにそれを思う。

弟は武装組織とのつながりを疑われて何年も刑務所に入れられていたし、叔父は25年も刑務所に入れられ、イスラエル軍兵士の捕虜との交換で釈放されたものの、ガザ地区へと追放された。

2014年、ラーエドに再会したとき、一緒に彼のエジプト留学時代の仲間を訪ねた。彼は卒業してパレスチナに戻り、親のあとを継いでお菓子屋さんを営んでいた。お互いにエジプトから帰ってきて、気になりつつも会う機会がないまま何年も経ったと再会を喜んでいた。写真はそのときのもの。

ラーエド、本当におめでとう。婚約者はどんなひとなんだろう。式は来年とのこと。行けるといいな。この先も、彼の人生の歩みをみつめ続けられるといい。

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