世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2016年09月

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下記は公式の発表ではなくて、あくまで運営委員一個人の書きなぐることとご理解ください。会員の皆様に向けた会の公式発表は、11月を予定しております会報での正式なお知らせとなります。大阪、東京の報告会での発表をなぞり、年会費、申し込み方法などをお知らせいたします。

2004年に写真家の長倉洋海さんの呼び掛けにより、「アフガニスタン山の学校支援の会」の活動は正式にスタートしました。2001年に長倉さんがずっとその姿を追い続けていたマスードが暗殺され、追悼式典に出席するため現地に赴き、そこでマスードの取材を続けるなかでお世話になった、この山の学校がある村の人々に再会をしたと聞いております。

「アフガニスタンの未来をつくるのは子どもたち、教育はなにより大切」と繰り返し説いていたマスード。村人たちはマスードから譲られた資材でその小さな村に「山の学校」をつくったそうです。学校は窓も机も椅子もなく、子どもたちは土がむき出しの床に這いつくばって勉強をしていました。「アフガニスタンの子どもたちのために使ってください」と長倉さんが託されていたお金を使って、この学校に窓やドア、机やいすを入れました。

「政府からの給料が遅配、無配になっている。このままでは教師たちは家族を養うために他の仕事に就かざるを得ない」と長倉さんに訴えたのが、故サフダル校長でした。産業も現金収入を得られるような仕事も特にない山の上。村人たちのほとんどは畑を耕し、放牧をして、ほぼ自給自足の暮らしをしています。教師が山を離れ、学校からいなくなっては、学校そのものが成り立たない。そこで、長倉さんは会の立ち上げを決めました。

それから13年。本当にあっという間でした。当初は「10年たてばアフガニスタンも平和になる」との見込みで始めた活動でしたが、13年たった今でも、状況はあまりよくなっていません。

「山の学校」卒業生が大学に入学したり、「山の学校」教師として戻ってきたり、留学する子が現れたり、なによりも子どもたちの教育についてあまり関心が高くなかった親たちですらも「子どもたちを高校へ行かせたい」「大学に行かせたい」と話すようになりました。以前は、特に女子について「小学校に通う必要もない」「家のことだけやっていればいい」と、「山の学校」にすら通わせてもらえない子が多かったのに。今年は、「山の上から下の町の高校に女子生徒を通わせるため通学支援をしてもらえないか」と親たちから陳情が出たほどでした。隔世の感があります。

そこで、長倉代表以下運営委員一同で、当初は資金が尽きる13年(設立当初の10年から3年延長)、今年度での活動終息を予定していましたが、あらたに支援者、賛同者を募り、「第二期」として再スタートさせることになりました。

詳細について、長倉洋海代表、安井浩美さんの挨拶をご参照ください。

ひとりでも多くの方に、「第二期」会員になっていただき、一緒に子どもたちの成長を見守っていただければ幸いです。

第二期会員年会費(一口5千円)

★入会方法

当会事務局にファックスまたはメールで「第二期入会希望」とご連絡、または振込用紙通信欄に明記のうえ、ご住所、お名前、お電話番号を記載して年会費(一口以上何口でも)をお振込ください。

口座名義(加入者名) アフガニスタン山の学校支援の会
郵便振替口座番号 00160-1-667404


お問い合わせは当会事務局へ
http://www.h-nagakura.net/yamanogakko

info_yamanogakko@yahoo.co.jp
042-345-7805

よろしくお願いいたします。

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「アフガニスタンの女性が自立して生きていくために」と、伝統的な織物、刺繍などを施したクラフトを制作、販売する会社シルクロード・バーミヤン・ハンディクラフト(SRBH)を主宰するカブール在住の安井浩美さんは、「アフガニスタン山の学校支援の会」設立当初より当会を強力にサポートしてくださっています。

以前にも一度SRBHとのコラボ商品、三色六種類の当会のロゴ入りポーチを会員限定で販売いたしましたが、このたび、会員の方に限らず、ご注文に応じてSRBHに注文してお送りするという方法で「アフガニスタン山の学校支援の会」オリジナルグッズを受注販売いたします。

収益は、山の学校の子どもたちへの教育支援およびSRBHで働く女性たちの自立支援にもなります。

第一次締め切りは、9月30日(金)発送は11月下旬より順次の予定(遅くなることもあります。ご了承ください)

★ご注文方法★

郵便局の払込取扱票(振込用紙)の通信欄に商品番号と個数をご記入のうえ、送料込価格をお支払い(お振込)ください。どちらも商品一覧表に記載されております。

口座名義(加入者名) アフガニスタン山の学校支援の会
郵便振替口座番号 00160-1-667404


お問い合わせは当会事務局へ
http://www.h-nagakura.net/yamanogakko

info_yamanogakko@yahoo.co.jp

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「あれから16年が経つのか・・・」とあらためてこのチラシを眺めて絶句した。

16年前の今ごろ、初めてパレスチナに向かった。ガザ、ヘブロン、エルサレム、ラマッラー、ベツレヘムを右も左もわからぬままに彷徨ったことを思い出す。

さて、当日は、分離壁にまつわるパレスチナ人監督が撮ったフィクションというカタチをとった物語、イスラエル人監督が撮ったノンフィクションというの2本の映画の鑑賞と討論をとおして、パレスチナの若者の現状、日本での連帯運動(こういわれると難しいけど、この「遠い」日本から、基本的な権利を奪われたまま各地で離散して生きているパレスチナの人々のために、または一緒になって、そして自分たちの足もとのことも含めてなにができるのか考え、行動することかな?とワタシは理解しています)について、会場の参加者のみなさんと一緒に語り、考えたいと思います。

日時:2016年9月24日(土) 午後6時半から9時20分

場所:文京シビックホール地下1階学習室
文京区春日1-16-21東京メトロ後楽園駅、都営地下鉄春日駅直結、JR水道橋駅徒歩10分

参加費:1000円

6:30~ 『Nine To Five』上映 解説:高橋美香

6:53~ 『オマールの壁』上映

休憩

8:40~ 討論「映画に見るパレスチナの若者たち」 高橋美香、足立正生

主催:JAPAC(日本・パレスチナプロジェクトセンター)
http://japac.blog.fc2.com/

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下記の通り、高円寺の素人の乱12号店での「No Limit東京自治区」乱入企画「パレスチナカフェ」が開催されます。

場所:素人の乱12号店(杉並区高円寺北3-8-12フデノビル2階)

入場料:1000円(アラブコーヒー1ドリンク付き)
海外からのイベント参加者は無料。『オマールの壁』『断食芸人』を鑑賞されない方の入場は無料。


★一日目

2016年9月14日(水) 午後4時から9時15分

・ホン・ヨンウン1993年ライブ(DVD)より「緑の国」「石の闘い」上映

・分離壁とパレスチナの人々をテーマにした二本の映画を上映

 6:00~『Nine To Five』(ダニエル・ガル監督 2009年イスラエル 17分)
 生きるために高さ8メートルの壁をよじ登って越えて「不法就労者」としてイスラエルに働きに行く労 働者を追ったドキュメンタリー

 6:30~『オマールの壁』(ハニ・アブ・アサド監督 2013年パレスチナ 97分)

解説、トーク:高橋美香、足立正生


★二日目

2016年9月15日(木) 午後12から4時

・ホン・ヨンウン1993年ライブ(DVD)より「緑の国」「石の闘い」上映

・映画上映
 1:00~『Nine To Five』(ダニエル・ガル監督 2009年イスラエル 17分)

 1:30~『断食芸人』(足立正生監督 2016年 104分 英語字幕付き)

解説、トーク:高橋美香、足立正生

物販:書籍、DVD、パレスチナ、アフガニスタン、クルドクラフト、パレスチナ連帯バッジ、ハッタ、オリーブオイル(レバノン産、手搾り)など


主催:JAPAC(日本・パレスチナプロジェクトセンター)
http://japac.blog.fc2.com/

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