世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2016年12月

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下記の通り、下北沢でスライドトーク「パレスチナに生きる人びと」と、分離壁、入植地への抵抗運動を続けるビリン村のドキュメンタリー「車いすのジョディ」上映を開催します。

このイベントの主催は「モトム工房」の上田要さん。

上田さんとの「再会」は先日このブログにも書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest/41512490.html

そして、上田さんから連絡をもらい、このたびこのトークと上映イベントを開催するはこびとなりました。

日時:2017年1月30日(月)
   13時半~16時半

場所:北沢タウンホール 二階集会室
   世田谷区北沢2-8-18
   小田急線、京王井の頭線下北沢駅より徒歩5分

※入場無料

13時半 開場
14時 「車いすのジョディ」上映
14時半 高橋美香スライドトーク「パレスチナに生きる人びと」+質疑応答
     主にビリン村の分離壁反対運動のお話をします
16時10分 終了+片付け

主催:「モトム工房」

皆様のお越しをお待ちしております。

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『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾンからも購入できます。
http://amzn.asia/bUm0U7i



また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 重版が決定しました。
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1

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いつも大好評のクルドのおかあさんがつくるオヤの新作をお預かりしてきました。

ムスメは高校受験のラストスパート、おかあさんは学費や学用品代のためのオヤの製作に懸命な毎日です。

しばらくイベントなど販売できる機会もないので、通信販売となりますが、お気に入りのものがありましたら、お求めください。

https://www.facebook.com/mika.takahashi.9693

一家の次女は来年高校入学を控えておりますので、制服代や学用品代なども、まだまだ必要としております。もしお気に入りいただいたものがありましたら、この機会に是非とも。値段や在庫はお問い合わせください。以前の修学旅行費用捻出キャンペーン価格は終了しております。

昨年末より、送料実費のほかに一件につき発送手数料300円を申し受けておりますことをご了承ください。

以前は、完全無償ボランティアでおこなっておりましたが、お問い合わせ、ご注文対応、お振込確認、発送作業にかかる手間を鑑みて、私自身も負担を軽減して長く続けていくためにも、恐縮ですが申し受けることにしました。お許しください。

お問い合わせ、振込先等の詳細につきましては、恐れ入りますが、mikairv★gmail.com(★を@に変えて)までご連絡ください。

発送までの流れをご説明いたしますと、
,幹?召良覆鮠綉にメールしてください
∈澹砲陵無、お振込先と品代+送料+手数料を合わせた金額をご返答します
お振込いただいたことを必ずご一報いただき、確認次第、発送いたします
い澗針擦里り恐れ入りますが、無事に届きましたらご一報いただければ幸いです

ご注文をお待ちしております。

※こちらの記事のものが12月24日現在の在庫です。ただしご注文いただいた順になりますので、必ずしもご希望にそえるとは限りません。

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高橋美香 著作のご案内

『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾンからも購入できます。
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また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 重版が決定しました。
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

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写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1

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『それでもパレスチナに木を植える』へのご感想をお寄せくださった皆様に、心から感謝いたしております。忌憚のないご意見、ご感想をいただければ幸いです。どんなに短くても構いません。皆様のご感想から、自分自身が気づかされることもたくさんあります。どうか、ご一読後は、ご感想をお寄せくださいますよう、心よりお願い申し上げます。

今日は、ある方のご感想を、ご本人の了承のもと、ご紹介します。

実は、ワタシ、機会があるごとに「パレスチナに行ってみたい」という方に「いつでもご案内しますよ」と声をかけております。興味がおありの方、でも「ひとりで行くのはなんだか不安」という方は多いと思います。2009年には13名の方、2011年には2名の方、2013年には1名の方、2014年には2名の方をご案内しました。

拙著を読んで「本のなかのひとに会ってみたくなった」という方に、そのひとを紹介したこともありました。ともかく、ひとりでも多くの方に、実際に現地に足を運んで、自分の目でみて、自分で体験してもらいたいなと思うからです。

圧倒的大多数の方からすれば、「そんなに気軽に行けるところではないでしょう」と思われることでしょう。もちろん、日本を旅するようにはいきません。自分から強く勧めることもありません。安全も「保証」はできません。ただ、どこまでは比較的安全で、どこからが危険かという情報は提示できます。そのうえで、「行きたい」という方には、都合が合えば「どうぞ」とお答えしています。

さて、このご感想を寄せてくださったのは、2014年に現地にお連れした方です。その方からいただいたご感想です。Kさん、ありがとう。

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読んでる途中で涙がとまらなくてなかなか読み進められない本。
高橋美香さんの『それでもパレスチナに木を植える』。
本屋で表紙を見た瞬間、マハ!って声がでそうになった。表紙の彼女は難民キャンプでお世話になったお母さん。
読んでいると本文中には実際に会ってお世話になった人もたくさんいて、彼らとの“再会”を楽しんでいるのと同時に、私がいたことで誰かに無理をさせていたのではないかと当時の不安も蘇ってきた。
それくらい、パレスチナで美香さんに紹介してもらった人たちは底ぬけに明るくて、優しかったから。
パレスチナにだって、どんな紛争地にだってテロリストではない、私たちと同じように普通の生活を営む人たちがいるはずだと思っていたけど、世の中の中東関連の本は一般市民の生活にはほとんど触れられていない。
そのことが私は不思議でしょうがなかったけど、美香さんは私に答えを見せてくれた。
前著も、今回の本も、紛争地と呼ばれる場所に生きるたくさんの“普通の人”に会わせてくれる本です。
美香さんの紹介する人たちは実際に会っても特に優しい人ばかりでした。
本を読んで、どうぞ彼らと出会った気分になって、“友達”になってください。
美香さんの“パパ”が、アラブ人には発音しずらい私の名前を1回で覚えて呼んでくれたあの瞬間を、私はずっと忘れない。
読みたい人は又貸ししますので(美香さんごめんなさい)連絡してね。
Amazonはセール中だそうです。
本文中に出てくる人の写真もたーくさんあるからそれも見たい人は連絡してね。

~~~

ワタシには、大きなコトはなにもできません。このひどい現状を変えるチカラもありません。でも、「パレスチナを知りたい」「自分の目でみたい」「自分の足で歩きたい」「友達になりたい」というひとをつなぐことは、できるなと思うのです。そして、そんな「パレスチナの友」をひとりでも増やしたい。

あのひどい占領下の抑圧が「自分の友の身」に起きていることだと思えば、より実感として、わかってもらえるはずだと思うから。

たとえ、大海の一滴に過ぎなくても、できることを探して、地道に続けていきたい。

写真は、本のなかにも繰り返し登場するジェニン難民キャンプの居候先に植えたレモンの木に喜ぶイマードとエリヤ。

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下記の通り、新刊の『それでもパレスチナに木を植えうる』出版記念イベントを開催することになりました。

日時:2016年12月23日(金・祝) 14時から(開場13時半)

場所:M.A.P. 狛江市岩戸北4-10-7-2F

料金:3500円(書籍代定価2160円を含む)
すでに書店等で購入済みの方やご家族でお越しの方二人目1500円
高校生以下500円(+書籍代込の場合2500円)

・本に書かれた事がらなどのウラ話のスライドトーク
・和田啓さん(打楽器、作曲)、松本泰子さん(うた)、西田ひろみさん(バイオリン)によるライブ
・アラビックコーヒー提供予定

・そのほか、パレスチナにまつわるドキュメンタリー映画の上映なども視野に入れて準備中

お問い合わせ、お申込:M.A.P. 03-3489-2246

イベントのフェイスブックページ
https://www.facebook.com/events/1805740036309850/


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『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文ください。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾン
http://amzn.asia/bUm0U7i



また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 重版しました。
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費(\180)を頂戴します。

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1

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2008年、ただの「会社員」だったワタシに写真展を開催するチャンスを与えてくださり、それ以来、ことあるごとに気にかけ、いろんな機会を与え、優しく、ときには厳しく、見守り、力を貸してくださっているビタミンTeeの店主さん。ワタシの「育ての親」のひとりとも言えるひと。店主さんが、『それでもパレスチナに木を植える』のご感想をお寄せくださった。店主さんは、2015年に出版した写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)のプロデューサーでもある。

店主さんのご感想はこちら→http://www.vitamin-tee.com/boyaki/2016/12/16/post_2595.html

そのご感想をいただき、自分自身でも、必ずしもうまく言葉にできていなかった思いがつづられていて「あ、そうだ」「そうなんだよ」と、自分で言葉にできなかった気持ちを、代わりに言葉にしてもらえているような気がした。

『ボクラ』では、希望を描いた。同じとき、同じ場所で、同じものをみつめながら、同じとき、場所でみつめたもの、撮ったものを素材にして『それでもパレスチナに木を植える』はつくられている。かたや希望の物語、もう一方は絶望とそこからわずかに見えるかもしれない希望とのあいだで揺られる物語(店主さん曰く「絶望の物語」)ワタシは分裂しているとしか言いようがない。ワタシもまた、絶望とわずかな希望のあいだを、揺られ漂い続けている。

地味な日常を描くことにこだわりがある。でも、「パレスチナの日常」なんて注目もされないことも、思い知らされてきた。結局、「ガザへの軍事侵攻」「空爆」のときしかパレスチナは注目もされない。それは「パレスチナの一面」ではあるけれど、「それがすべて」のようにしか語られない。ましてや、ガザのように「空爆」されることのないエルサレムや西岸やイスラエル国内のパレスチナ人の、その日常になんて見向きもされない。その現実を、思い知った。

「だから変わらないんだよ」と、ワタシはひとり暗闇の崖の底のような場所でつぶやき続ける。どれだけ「空爆」や「軍事侵攻」が目に見えやすく悲惨で、非道でも、そのときだけ一瞬心を痛めて、占領や「封鎖」=まさにそれこそがパレスチナの日常、には見向きもしなければ、何度だって同じことの繰り返し。

もう何年もずっと続いているシリアでのことも同じだと思う。ひどい空爆で一瞬、世界の話題にのぼり、映像が世界を駆け抜け、テレビの前で胸を痛めても、内戦を止め、責任者を処罰し、そのために国際社会が動かなければ、何度だって同じことの繰り返しであることを自戒する。ワタシは、アサドもプーチンも、アメリカもそのほかの自国の利益しか考えない国々の指導者も、みんな等しくクソだと思う。国連安保理の常任理事国の拒否権なんてなくしてしまえ。いままで何度そう思ったことだろう。もはや、国際政治の舞台としての、決定機関としての国連なんて、なにも期待していない。

パレスチナも、シリアも、イエメンも、国内にもヤマほどある問題もすべて、店主さんの言葉を借りるなら「過去はどうすることもできないけれど、未来は自分たちが決め、変えられる」。

『それでもパレスチナに木を植える』プロローグで記したように、自分ひとりが直接なにかを変えるチカラはないけれど、せめて、意思表示はつづけていかなければと思う。

ひとの尊厳が奪われ、ひとの暮らしを破壊し、「小さき者」の声をかき消し、「大きなチカラ」のため「大いなるもの」のための犠牲とするようなこと、すべてに反対する。

ひとりひとりが責任を持って関われる範囲は、限りがある。ワタシにも気になりながら、なにもできていないことがヤマほどある。いや、むしろそんなことだらけ。責任もって関わっていられることなんてほとんどない。数えるほどしか。

「知ることがしんどい」「辛くなるから知りたくない」何百回も言われてきた。ワタシは、そんな方々に返す言葉を持ち合わせていない。無理に押し付ける気もない。

でも、知ることで、出会うことで、「豊か」になることもあるんですよ、と言いたい。どれだけ辛くても、どれだけしんどくても、ワタシはパレスチナに出会えて、パレスチナに「家族」と呼べるほど大切なひとたちができて、人生が「豊か」になったから。

悲しみも、怒りも、喜びも増える。その揺れ幅の大きさに、自分自身が負けそうなことも頻繁にある。それでも、「我が人生に悔いなし」これだけは自信を持って言える。

写真は、『それでもパレスチナに木を植える』文中で、居候先のアワード家のかあちゃんマハが、干乾びたオリーブの実を拾う場面があるが、そのときの写真。この干乾びたオリーブの実が、絶望の象徴なのか、それとも希望なのか、一緒に考えてもらえれば幸いです。

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下記の通り、新刊の『それでもパレスチナに木を植えうる』出版記念イベントを開催することになりました。

日時:2016年12月23日(金・祝) 14時から(開場13時半)

場所:M.A.P. 狛江市岩戸北4-10-7-2F

料金:3500円(書籍代定価2160円を含む)
すでに書店等で購入済みの方やご家族でお越しの方二人目1500円
高校生以下500円(+書籍代込の場合2500円)

・本に書かれた事がらなどのウラ話のスライドトーク
・和田啓さん(打楽器、作曲)、松本泰子さん(うた)、西田ひろみさん(バイオリン)によるライブ
・アラビックコーヒー提供予定

・そのほか、パレスチナにまつわるドキュメンタリー映画の上映なども視野に入れて準備中

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http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

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また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 重版が決定しました。
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

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http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
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ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
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昨夜、脳性まひという障がいをもつ方々をテーマにした原一男監督の映画『さようならCP』の上映会に参加してきた。そして、某SNSにこのように綴った。

~~~

今日の再会がどれほど嬉しいものだったか、多分誰にもわからないだろう。いや、上田さんだけはわかってくださっていた気がするな。

以前、某私鉄で働いていた頃、ワタシは頻繁にお客さまとしてご乗車される上田さんにお会いしていた。

しかし、もう辞めて八年近くになる。その頃のいろんな記憶が遠くなった。今日の上映会「さようならCP」主催者の高山さんから何度も上田さんのお話を伺いながら、上田さんのお写真をみながら、何度も「どこかで会っている気がするな」と思い、何ヶ月も考え続けていた。

昨夜、ふと雷にうたれたような感覚で思い出した。そうだ!よくご乗車、降車のお手伝いをしていたんだと。

上田さんにそれをお伝えしたくて、今日の上映会に参加した。上田さんも「どこかでお会いしている」と、憶えてくださっていた。そして、当時の職場のことをお伝えした。

上田さんは、いつもニッコリと「ありがとうございます」と言ってくださっていた。その笑顔がとても好きだった。優しさ、気遣い、思いやりに溢れた方だということがよく伝わってきた。

でも、お客さまとの個人的なお話が許されるような環境にはなく、結局、上田さんのお名前も、どういう背景をお持ちでいらっしゃる方なのかも、どういう活動をされてきた方なのかも、なにも知らないまま、その職場を離れた。

今日、上田さんとひと通りそのことをお話ししたあと「ちなみにお名前はなんとおっしゃるんですか?」と聞かれた。そうだ、ワタシがその職場にいたあいだ上田さんのお名前を知らなかったように、上田さんにとっても「名前のない」「駅員さん」とか「車掌さん」だったのだという当たり前のことに気づかされた。

だからこそ、今日、ひとりとひとりの人間として再会できたこと、「高橋美香」として上田さんと再び出会えたことが、本当に嬉しかった。
こんな機会を与えられて、本当に感謝。

~~~

上田さんは、東急バスで乗車拒否にあって以来、バスのバリアフリー化、世田谷線のバリアフリー化を成し遂げる活動をしてきた方だったと知った。そういうことも全然知らずに、「車椅子をご利用のお客さま」としか認識のないまま、日々の業務に携わっていた。もし、ワタシが「上田要さん」だと知っていたなら、知る機会があったなら、きっと、より心をこめてご案内できていたであろうし、全然違っていたのだろう。全力で心をこめて安全にご乗車いただこうと努めていたつもりだし、そのことに嘘はない。「知らなかった」ことは従業員とお客さまという関係においては仕方がなかったことだとも思うけれど。つまり、なにが言いたいかというと「知らない」ということは、そういうことなのだということ。

すべての問題において、差別や抑圧を「する」側に立ち、「直接しない」までも放置し、見過ごすこと、無関心でいることは、「知らない」ことも大きな要因だと思う。「ひとりの人間」として向き合うこと、知ろうとすること、また知ったうえで行動をすることは、常に意識していたい。ひとりの人間が責任を持ってかかわれることには限りがあるけれど、常に「知らない自分」を意識していたい。

そう考えると、パレスチナに対する無知も無関心も、ある意味では仕方がないことだと思うし、それを、どうより多くのひとに「身近」に感じてもらえるかということを考えてみると、「ワタシたちとなにも変わらない人びとがそこで生きている」ということを伝えるしかないのだと思う。だから、ワタシは、パレスチナの「大きな」政治の話ではなく、「名もなき」ひとの「小さな」声を拾い集めることにこだわりつづけている。

パレスチナを「よく知る」専門家に「評価」してもらいたくて書いているわけではない。こんな「小さな声」のパレスチナの本なんて見向きもされないことも無理もない。せっかくつくった本なのだから、より多くのひとに届いてほしいとは思うけれど、残念ながらワタシにそんな影響力はない。ただ、パレスチナに興味もそんなにない、「知らない」というひとにこそ、読んでもらいたいと思い続けている。そういう方々に読んでもらえなければ、考えてもらえなければ、いつまでたってもこの70年近くの年月の繰り返しだと思うから。

読谷の金城実さんから「『それでもパレスチナに木を植える』読んだぞ」と電話をいただいた。「戦場に行ってドンパチやっているところだけをみて、撮って、胸を張っているカメラマンが多いなかで、その場所の生活やひとの姿を描く、地味で注目もされないが、大切なことがしっかりと書かれている。ええ本や。」本当にありがたいお言葉。

2008年のガザ攻撃をきっかけに、京都の子どもを持つお母さん方が集まってパレスチナのことを勉強する会を重ねて、「同年代の子どもを持つ母親」として、パレスチナのお母さんと、また子ども同士の交流を持とうとされていたことを知り、あいだに入ってメッセージを届けていたことがある。また、ビリン村のカルミーがいよいよ危篤になったときも、治療費のカンパを皆さんでお寄せくださったし、その後もそのうちのひとりの方は、ハイサムとの直接の交流も続いているようだ。その方が「自分の誕生日プレゼントに『それでもパレスチナに木を植える』を買いました。久しぶりの友人との対面の気分。美香さん出版ありがとう」と寄せてくださった。本当に嬉しかった。

「知らない」から「知る」に変わることって、こういうことなんだと思う。尊いことだと思う。

ワタシは、たまたま自分が「知る」範囲のことを「知らせて」いきたいと思うし、「知らない」皆さんの素朴な疑問や質問に向き合うことで、気づかなかったことを教えられることも非常に多い。自分が「知らない」ことにも、「知っている」つもりになっていることにも、謙虚でありたい。

写真は、本には収めなかった写真。ジェニン難民キャンプのアワード家のかあちゃんマハの実家がある村から夕陽を眺めて。夕日が沈む方向にはテルアビブ、その向こうには地中海がある。
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下記の通り、新刊の『それでもパレスチナに木を植えうる』出版記念イベントを開催することになりました。

日時:2016年12月23日(金・祝) 14時から(開場13時半)

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『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)はまもなく店頭に並ぶ予定です。
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写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
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