世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

2017年01月

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『それでもパレスチナに木を植える』の書評を「ふぇみん婦人民主新聞」2017年1月25日号において、また本の紹介を「出版ニュース」1月下旬号においてご掲載いただきました。ありがとうございます。

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今後のイベント情報

【下北沢】
下記の通り、下北沢でスライドトーク「パレスチナに生きる人びと」と、分離壁、入植地への抵抗運動を続けるビリン村のドキュメンタリー「車いすのジョディ」上映を開催します。

このイベントの主催は「モトム工房」の上田要さん。

上田さんとの「再会」は先日このブログにも書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest/41512490.html

そして、上田さんから連絡をもらい、このたびこのトークと上映イベントを開催するはこびとなりました。

日時:2017年1月30日(月)
   13時半~16時半

場所:北沢タウンホール 二階集会室
   世田谷区北沢2-8-18
   小田急線、京王井の頭線下北沢駅より徒歩5分

※入場無料

13時半 開場
14時 「車いすのジョディ」上映
14時半 高橋美香スライドトーク「パレスチナに生きる人びと」+質疑応答
     主にビリン村の分離壁反対運動のお話をします
16時10分 終了+片付け

主催:「モトム工房」

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「それでもパレスチナに木を植える」(未來社)出版記念スライドトークショー 「通いつづける・見つめつづける」

パレスチナへ通いつづけ、家族のように村の人たちとの交流をつづける写真家、高橋美香さん。パレスチナだけでなく、アフガニスタンや沖縄、宮古などへも「通いつづけ」ています。「つづけること」から見えてきたもの、苦悩、そして新たに生まれた思いについて写真とともに、お話ししていただきます。そのあまりにも長い占領と抵抗の歴史に、ともすればわかった気になってしまっているかもしれない「パレスチナ問題」について、この機会に新たな視点から見つめ、考えてみませんか。

【那覇店】

日時:2017年2月4日(土)15時~
場所:ジュンク堂書店那覇店地下1Fイベント会場 

出演:著者・高橋美香さん ゲスト(予定):彫刻家・金城実さん

https://honto.jp/store/news/detail_041000020573.html


【池袋本店】
開催日時:2017年02月24日(金) 19:30~

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 


■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

https://honto.jp/store/news/detail_041000020609.html?shgcd=HB300

http://honyade.com/?p=38064

また、それぞれの店舗でパネル展も予定しております。
(1月25日現在、那覇店では開催中とのことです)

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【谷保】
かけこみ亭ぺぴーた企画「集まれー、みんな!」
写真家 高橋美香さんを囲んで

日時:2月16日(木)19時半~22時

場所:かけこみ亭
JR南武線谷保駅から徒歩二分 S&Sビル地下一階
042-574-3602

入場無料(ただしワンドリンクオーダー)
カンパ大歓迎


皆様のお越しをお待ちしております。

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『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾンからも購入できます。
http://amzn.asia/bUm0U7i



また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 重版が決定しました。
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1

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1月30日下北沢、2月4日ジュンク堂那覇店、2月24日ジュンク堂池袋本店と『それでもパレスチナに木を植える』刊行記念イベントがつづきますが、またひとつ、2月16日(木)谷保のかけこみ亭でのイベントが決まりましたのでお知らせいたします。

昨年末の喜多見での出版記念トークでは、難民キャンプに木を植えるにいたったお話をしました。今度の下北沢では、現地在住の友人の作品上映とあわせて、たっぷりビリンの分離壁反対運動のお話をします。そして、那覇と池袋のジュンク堂では「パレスチナをみつめつづけることで見えたもの」をお話ししようと思います。

じゃあ、かけこみ亭は?きっと、店主のぼけまるさんから送っていただいたお店などの資料、普段お店に集う方々のそれぞれのご活動、そんなところに、この日のお話を組み立てるヒントはあるのではないかなと、思案中です。一方的にパレスチナのお話をしまくるよりも、むしろ時間をかけて「対話」できるような、そんな会にできたらいいなと思います。

なにはともあれ、企画してくださったペピータさん、快諾してくださったぼけまるさん、ありがとうございます。お店にお邪魔するのが、いまから楽しみでなりません。

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【谷保】
かけこみ亭ぺぴーた企画「集まれー、みんな!」
写真家 高橋美香さんを囲んで

日時:2月16日(木)19時半~22時

場所:かけこみ亭
JR南武線谷保駅から徒歩二分 S&Sビル地下一階
042-574-3602

入場無料(ただしワンドリンクオーダー)
カンパ大歓迎


皆様のお越しをお待ちしております。


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「それでもパレスチナに木を植える」(未來社)出版記念スライドトークショー 「通いつづける・見つめつづける」

パレスチナへ通いつづけ、家族のように村の人たちとの交流をつづける写真家、高橋美香さん。パレスチナだけでなく、アフガニスタンや沖縄、宮古などへも「通いつづけ」ています。「つづけること」から見えてきたもの、苦悩、そして新たに生まれた思いについて写真とともに、お話ししていただきます。そのあまりにも長い占領と抵抗の歴史に、ともすればわかった気になってしまっているかもしれない「パレスチナ問題」について、この機会に新たな視点から見つめ、考えてみませんか。


【池袋本店】
開催日時:2017年02月24日(金) 19:30〜

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 


■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

https://honto.jp/store/news/detail_041000020609.html?shgcd=HB300

http://honyade.com/?p=38064

また、五階にてパネル展開催中。
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『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾンからも購入できます。
http://amzn.asia/bUm0U7i



また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 重版が決定しました。
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1

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一昨日、ベツレヘムの東側にあるトゥクアという村に侵入してきたイスラエル軍兵士と地元の人びとのあいだで「衝突」が起こり、17歳のクサイさんが射殺された。それを地元のひとが一部始終撮影していたが、実弾を三発浴び倒れたクサイさんに兵士が飛び掛かり、両腕両足を四人がかりで兵士がもって引きずっていき、軍のジープのところに血が流れ出るまま放置して死に至らしめた様子が記録されていた。「投石をしたため」とされているが、クサイさんを助けに行こうと兵士のもとに歩いて行った中年の女性も脚を撃たれた。

この村の隣村に行ったことがある。丘の上からは死海がすぐ眼下に見渡せ、荒涼とした砂漠のなかに、ところどころ集落があった。「パレスチナの一番端っこの村」という印象をそのとき抱いた。今日、偶然読んでいた本のなかに、このトゥクア村に隣接してつくられた入植地テコアについての記述があった。ベギンが首相の時代に、入植地建設に反対するカーターに向かって「政府が承認したものではない」という言い訳をしながら、この「民間の」入植地(アウトポスト)が聖書に出てくる町の名前を名付けたものとしてつくられたという。

入植地がすぐそばにある村の暮らし、常に武装が許された入植者から暴力にさらされ、少しでも抵抗しようものなら、「国防」軍やボーダーポリスが実弾を撃ってくる。一昨日の「衝突」(この圧倒的な非対称性がまるで同等の力を持つかのような「衝突」という言葉で表現されるとは)の原因を追うことは出来ていない。しかし、この村の立地をみれば、容易に想像がつく。

そして今日、南部ネゲブのベドウィン(遊牧民)のコミュニティ、ウンムアルヒランでは、「無許可」の「不法建築」物の取り壊しのため、当局のブルドーザーと軍兵士、警察、ボーダーポリスが集結した。2013年にこの場所にヒランという宗教的なユダヤコミュニティのための町づくりが政府によって承認された。そして、多くの建築物が「無許可」として破壊されている。その跡地にこの新コミュニティがつくられる。

ワタシの友人も何度もこの抗議行動へ出向いている。今日は、この抗議でアラブ系住民が射殺された。そしてクネセト議員でジョイントリストのリーダー、アラブ系議員のアイマン・オデー氏も現地で抗議活動中、頭部を撃たれた。

また、「意図的にイスラエル人隊員をひき殺した」として車の運転手が射殺されたが、目撃者が「撃たれたからコントロールを失って撥ねた」という注目すべき証言をしている。報道では、この車の運転手とのISのつながりを示唆するものもあるが、2015年以来「一匹狼(ローンウルフ)」の「テロリスト」が撃たれたあとにナイフをそばに証拠として置かれたりしたケースも指摘されている。いずれにせよ、軍や警察の発表が信頼に値するかどうかを判断するのは、それぞれだ。

表向き、「中東で唯一の民主主義国家」を標榜するこの国は、アラブ系市民への「対等な権利」を約束しているが、実際には「二級市民」として扱われている例は枚挙にいとまない。

今日の事件が報道されて、あるユダヤ系イスラエル人は「本当にこんなことを許していいの?民主主義国家でしょ?(殺された、弾圧されている)彼らは私たちと同じ「イスラエル人」だよ。ユダヤ系かアラブ系かの違いで扱いが違っていいの?それが民主主義国家?イスラエルの名前において、ユダヤの名前においてこんなことを繰り返すのはもうたくさんだ」と表明していた。直接ワタシの友人ではないが、同じ思いをもって懸命に活動をしている何人かのイスラエル人の友の顔が浮かぶ。

今日も、お寄せいただいた『それでもパレスチナに木を植える』のご感想をご紹介したい。この本でも、前著『パレスチナ・そこにある日常』でも、繰り返し、アラブ系住民が直面させられる差別的な政策、家屋破壊や追放といった問題を訴えてきた。

「パレスチナに友達がいたっていいじゃない」感想のなかには、そんな言葉があった。まさに、ワタシが常日頃思っていること。たったそれだけの動機で、パレスチナに関わりつづける、こんなバカみたいなヤツがいたっていいじゃない。なんだか、そんな風に思った。

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高橋美香さんの新刊を読んでいます。

この本は、美香さんが、自分でパレスチナに行き、そこで出会った人たちが直面している困難な日常と、困難な中でどんなふうに笑いながら生きているかを、うんとうんとミクロに、いくつかの小さな家族の暮らしをじっと見つめて、深い関係を築きながら書いた本です。

パレスチナと、そこで暮らす人たちのことを、知りたいと思っている人が、いま、どれほどいるでしょうか。

こんな書き方をしてすみません。自分がこれまで知ろうとしてこなかったからといって、みんながそうじゃないと思います。

だけど、日本からはるか遠い国。込み入った歴史があって、むずかしい国。いつも紛争が絶えず、たまにニュースに出てくる国名。理解を深めるまで、簡単に話題にすることはできなさそう。

少なくともわたしは、高橋美香さんのことを知って、美香さんの話を聴くまで、自分ひとりの力ではそのもやもやしたイメージを払えずにいました。

美香さんはふしぎな人です。

美香さんの口から、美香さんの声で、出会った人のことが語られると、美香さんとその人のあいだにどんなあたたかい気持ちの交流があるかが伝わって、その交流に、聞いているわたしもまぜてもらっているような気持ちになります。

まだ、なにも知らなくてもです。

パレスチナのことを、なにも知らなくても、先に、美香さんを通じて、飛び越えて、友だちみたいになれてしまいます。

そのことが、どんなに、パレスチナと自分の距離を縮めるのに有効だったでしょうか。

自分の友だちを心配する気持ち。家族の身の安全が案じられる不安な気持ち。なぜ自分の大事な人が、そんな目に遭わなければいけないのか、という憤り。

美香さん自身は、明るくて、穏やかで、悲しみや怒りを声に込めて話すことはほとんどないのに、わたしの中に、会ったことのない、言葉も通じない、ハムディやハイサムのことが、近く心配に感じられて、怒りの気持ちが湧き、彼らにそんなひどいことが行われているのはなぜなのか、知りたい気持ちに強く駆られました。

強い気持ちが持てたから、その後、複雑なパレスチナの歴史(複雑でないとは、やはり、言えないです)を、ひととおりにだけでも自分が理解できるまで、わたしにしてはとても根気強く、向き合えたのだと思います。

美香さんの声、美香さんのお話の力がすごい!と感動したわたしは、それをわたし以外のひとりでも多くの身の回りの友人たちに聴いてほしくなって、昨年11月には、美香さんに、千葉の田舎まで足を運んでいただき、トークイベントも開催しました。

これから、新刊の出版を記念したトークイベントがいくつか催されるようなので、この機会に、もしも少しでもパレスチナのことを心に引っかかったことがある誰かがいたら、ひとりでも多く、参加してあの声を聴いてもらえますように。

まだパレスチナのことをなにも知らない、ほんのちょっと前のわたしみたいな誰かが、ひとりでも、この機会にパレスチナと繋がれたらいいな。。心からそれを願ってます。

さて、本のほうには、美香さんの声ではなく、声には出されなかった気持ち、現実のままならなさが、多く書き綴られていました。

パレスチナで、自分の家族と呼べるほどの人びととの関係を築いてきた美香さんが、家族の中に入りこむことで、だからこそ見えてくる、厳しい現実。

取材には、実際のところ、どんな危険が伴ったのか。

知りたいと思っていたことが、じっくり描かれていました。

読んでいて、苦しくなることも、ありました。

でも、入り口に立つことができたら、次は、入っていかなくては。

パレスチナで暮らす彼らが向き合っている、現実の毎日の大きな暴力の実際を、見つめなければ。

そう思って、これからも、読み続けたいと思っています。

それにしても、なんでパレスチナなんだろう?

なぜ、日本にもたくさん問題があるのに、パレスチナのことを考えてしまうんだろう。

わたしは、自分が自分につい投げかけてしまうこの疑問に、ずっと答えられずにいました。

今、この本を読んで思うのは、「だって、パレスチナに友だちがいたって、いいじゃない?」という答えです。

友だちと出会ってしまうのに、理由はないから。

美香さんが繋いでくれたパレスチナとのつながりを、これからも大事にします。

ひとりでも多くの人に、この本が届きますように。

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今後のイベント情報

【下北沢】
下記の通り、下北沢でスライドトーク「パレスチナに生きる人びと」と、分離壁、入植地への抵抗運動を続けるビリン村のドキュメンタリー「車いすのジョディ」上映を開催します。

このイベントの主催は「モトム工房」の上田要さん。

上田さんとの「再会」は先日このブログにも書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest/41512490.html

そして、上田さんから連絡をもらい、このたびこのトークと上映イベントを開催するはこびとなりました。

日時:2017年1月30日(月)
   13時半~16時半

場所:北沢タウンホール 二階集会室
   世田谷区北沢2-8-18
   小田急線、京王井の頭線下北沢駅より徒歩5分

※入場無料

13時半 開場
14時 「車いすのジョディ」上映
14時半 高橋美香スライドトーク「パレスチナに生きる人びと」+質疑応答
     主にビリン村の分離壁反対運動のお話をします
16時10分 終了+片付け

主催:「モトム工房」

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「それでもパレスチナに木を植える」(未來社)出版記念スライドトークショー 「通いつづける・見つめつづける」

パレスチナへ通いつづけ、家族のように村の人たちとの交流をつづける写真家、高橋美香さん。パレスチナだけでなく、アフガニスタンや沖縄、宮古などへも「通いつづけ」ています。「つづけること」から見えてきたもの、苦悩、そして新たに生まれた思いについて写真とともに、お話ししていただきます。そのあまりにも長い占領と抵抗の歴史に、ともすればわかった気になってしまっているかもしれない「パレスチナ問題」について、この機会に新たな視点から見つめ、考えてみませんか。

【那覇店】

日時:2017年2月4日(土)15時~
場所:ジュンク堂書店那覇店地下1Fイベント会場 

出演:著者・高橋美香さん ゲスト(予定):彫刻家・金城実さん

https://honto.jp/store/news/detail_041000020573.html


【池袋本店】
開催日時:2017年02月24日(金) 19:30~

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 


■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

https://honto.jp/store/news/detail_041000020609.html?shgcd=HB300

http://honyade.com/?p=38064

また、それぞれの店舗で二月にパネル展も予定しております。

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【谷保】
かけこみ亭ぺぴーた企画「集まれー、みんな!」
写真家 高橋美香さんを囲んで

日時:2月16日(木)19時半~22時

場所:かけこみ亭
JR南武線谷保駅から徒歩二分 S&Sビル地下一階
042-574-3602

入場無料(ただしワンドリンクオーダー)
カンパ大歓迎


皆様のお越しをお待ちしております。

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『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾンからも購入できます。
http://amzn.asia/bUm0U7i



また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 重版が決定しました。
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1

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みなさまからお寄せいただく『それでもパレスチナに木を植える』のご感想は、ワタシの宝だなと思います。本当にありがとうございます。どんなに短くても構いません。読後に感じたことをお寄せいただければ、励みになります。

ご本人の承諾を得て、おふたりさま分紹介します。

::::::::::::

高橋美香さんの「それでもパレスチナに木を植える」を、途中から読めないでいます。
私はつくづく、自分のことを日和見の傲慢な奴だと思わされた。

活字からわんわんと声が聞こえてくる本が稀に存在するが、この本はまさにそれだ。音が聞こえてくる。人の命を狙う音が。
そして笑いあう声、怒鳴りあう声、ひそひそと囁かれる、その時の視線を感じる。
私は本の中に住んで、亡霊のように徘徊している。
畑の作物や道っ端の木や石ころを愛し始める。
泣き続けるママを抱きしめて、心拍がどんどん上がってくる。
「逃がさなきゃ!!ここから逃がさなきゃ!!」と半狂乱になりはじめ、なんて自分は傲慢なんだろうと呆然とした。

愛する土地から引き離すことが愛なのか?

そうすると「ああ取り戻したい!!すべて元通りに取り戻したい!!」となる。

そして死んでしまった人たち、これから亡くなってしまうだろう命の前でまた、ただ呆然と立ち尽くして頭を抱えるだけだ。

取り戻せないものが多すぎる!
不条理すぎる!
あまりにも非力すぎる!
狂った国家、狂った人たちにただ踏みにじられるのか!!
と、あまりに葛藤(一作目ももちろんそうだったけど)しすぎたのか、それとも前よりもパレスチナの現状や人々を知りすぎたからな
のか、
何とも言いようがない感覚に襲われて、
私は急に、ドキュメンタリーではなく「物語」として読もうとし始めたのが自分でもはっきりわかってしまったのだ。

なんてことだ、、、

しかも一気に読めてしまう厚み、、、、
終わってしまうのが怖かった。

それで読み進められないでいるのです、、、。

だからこれは感想ではなく、経過報告です。

::::::::::::::::::

一番に驚かされたのは、パレスチナの住人が非暴力抵抗運動として毎週のようにデモを行っていることでした。そして丸腰のデモ隊に向かって、イスラエル軍は殺傷能力のある高速催涙弾やゴム弾、実弾までも発射してきて、死人がでるということでした。
こうしてパレスチナの普通のおじちゃん、おばちゃん、子供たちも、このいわれなき迫害に向かって「抵抗」し続けているんだという事実を恥ずかしながら私は全く知らなかったのです。

家族の中の誰かが、拘束され拷問を受けて帰ってきたり、何年も刑務所に入れられたままの家族、その中には子供たちもいる現実。いや、撃たれて殺されてしまった家族も何人かいるようなパレスチナの人たち。それでも、たくましく生き、家族をどんどん増やし、イスラエルの暴力と嫌がらせによる追い出しに70年近く抵抗を続けているこのたくましい人たちの現状がつぶさに伝わってきました。

彼らは、放牧をしたり、農民だった普通の人たちで、ある日イスラエル軍がやって来て、建物を破壊し、作物や木々までめちゃめちゃにして嫌がらせを受けたり、追い出されたその後にイスラエルの入植地が作られイスラエル軍や分離壁によって移動の自由も奪われ、厳重に管理されるような地になってしまったのです。

「ここパレスチナに希望はあるのか?」美香さんは、70年変わらぬ世界の無関心と無策としか言いようがないと悔しい思いを伝えています。
しかしベルリンの壁が崩壊した時のように、歴史は見えない速度で動いているのだと思います。
イスラエルや世界を牛耳る金融、軍事、グローバリストたちの横暴さに気づき、もっとまともな世界にしたいという美香さんのような気持ちを持つ人たちの意志が少しずつ、少しずつ、世界を変えていくのではないでしょうか。
ここに「希望」を見出して行きたいと思います。

::::::::::::::::::::

本当にありがとうございます。

自分が真剣に向き合って絞り出した言葉を、文章を、こんなにも読者の方もまた真剣に受け止め、向き合ってくださっているのだということを教えられます。

昨日、ふと気づきました。

昔、自分の周りの親しい友人をのぞいては、現地の美恵子さんと『パレスチナ・そこにある日常』の担当編集者の天野さんくらいしか日本でハムディやハイサム(分離壁反対運動を率いるリーダー達はともかくとして)のことを知るひとなんていなかったのに、いまではハムディのこと、ハイサムのことを知るひとがこの日本にもいるというのは不思議な思いがします。

前著をハムディに渡したとき、「ひょっとして俺日本では有名人?」と笑ったというエピソードが新刊の冒頭にも出てきますが、残念ながらワタシにそこまでの影響力はないので有名人ではないにしろ、確実に彼のことやその活動のことを知り、彼と直接つながり、また実際に彼にも会ったことがあるひとがいるというのは、「つづけてきたからこそみえてきたもの」のひとつだなと、ふと思いました。

もちろん、ワタシの本を経由せずに映画「壊された5つのカメラ」を観て、とか分離壁反対運動の村として偶然に出会ったひとも多くいらっしゃるはずですが。

今日は、一番最初に出会ったころの、ハムディとアシュラフのおチャラケ写真を。

思えば、「デモだけみて帰るんじゃなくて、村の日常もみていきなよ」と彼らが言ったからこそ、穏やかな日常があって、その夜には村人へのイスラエル軍兵士の侵入、襲撃、捜索、弾圧があって、そしてまた次の朝を迎えて、そうして過ぎゆく週末にあの分離壁反対デモが、連続した世界のなかで続くのだということを教えられたのもこのころ。デモだけみていたら、決してわからなかったこと。

そう考えると、いまさらながら、なんだかこの写真を改めて愛しくも感じたりする。




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今後のイベント情報

【下北沢】
下記の通り、下北沢でスライドトーク「パレスチナに生きる人びと」と、分離壁、入植地への抵抗運動を続けるビリン村のドキュメンタリー「車いすのジョディ」上映を開催します。

このイベントの主催は「モトム工房」の上田要さん。

上田さんとの「再会」は先日このブログにも書きました。
http://blogs.yahoo.co.jp/mikairvmest/41512490.html

そして、上田さんから連絡をもらい、このたびこのトークと上映イベントを開催するはこびとなりました。

日時:2017年1月30日(月)
   13時半~16時半

場所:北沢タウンホール 二階集会室
   世田谷区北沢2-8-18
   小田急線、京王井の頭線下北沢駅より徒歩5分

※入場無料

13時半 開場
14時 「車いすのジョディ」上映
14時半 高橋美香スライドトーク「パレスチナに生きる人びと」+質疑応答
     主にビリン村の分離壁反対運動のお話をします
16時10分 終了+片付け

主催:「モトム工房」

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「それでもパレスチナに木を植える」(未來社)出版記念スライドトークショー 「通いつづける・見つめつづける」

パレスチナへ通いつづけ、家族のように村の人たちとの交流をつづける写真家、高橋美香さん。パレスチナだけでなく、アフガニスタンや沖縄、宮古などへも「通いつづけ」ています。「つづけること」から見えてきたもの、苦悩、そして新たに生まれた思いについて写真とともに、お話ししていただきます。そのあまりにも長い占領と抵抗の歴史に、ともすればわかった気になってしまっているかもしれない「パレスチナ問題」について、この機会に新たな視点から見つめ、考えてみませんか。

【那覇店】

日時:2017年2月4日(土)15時~
場所:ジュンク堂書店那覇店地下1Fイベント会場 

出演:著者・高橋美香さん ゲスト(予定):彫刻家・金城実さん



https://honto.jp/store/news/detail_041000020573.html

【池袋本店】
開催日時:2017年02月24日(金) 19:30~

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 


■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

https://honto.jp/store/news/detail_041000020609.html?shgcd=HB300

http://honyade.com/?p=38064

また、それぞれの店舗で二月にパネル展も予定しております。

皆様のお越しをお待ちしております。

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『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾンからも購入できます。
http://amzn.asia/bUm0U7i



また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 重版が決定しました。
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1

ジュンク堂那覇店、池袋店において、それぞれの日時に『それでもパレスチナに木を植える』出版記念イベント「通いつづける・見つめつづける」をおこないます。

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「それでもパレスチナに木を植える」(未來社)出版記念スライドトークショー 「通いつづける・見つめつづける」

パレスチナへ通いつづけ、家族のように村の人たちとの交流をつづける写真家、高橋美香さん。パレスチナだけでなく、アフガニスタンや沖縄、宮古などへも「通いつづけ」ています。「つづけること」から見えてきたもの、苦悩、そして新たに生まれた思いについて写真とともに、お話ししていただきます。そのあまりにも長い占領と抵抗の歴史に、ともすればわかった気になってしまっているかもしれない「パレスチナ問題」について、この機会に新たな視点から見つめ、考えてみませんか。

【那覇店】

日時:2017年2月4日(土)15時~
場所:ジュンク堂書店那覇店地下1Fイベント会場 

出演:著者・高橋美香さん ゲスト(予定):彫刻家・金城実さん



https://honto.jp/store/news/detail_041000020573.html

【池袋本店】
開催日時:2017年02月24日(金) 19:30〜

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 


■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

https://honto.jp/store/news/detail_041000020609.html?shgcd=HB300

http://honyade.com/?p=38064

また、それぞれの店舗で二月にパネル展も予定しております。

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