最近、粘り強さや忍耐強さがまるでなく、次から次へとさまざまなことに気が散っていってしまい、コツコツとなにかを積み重ねることができないでいる。あ、でも書きながら、それいまに始まったことではないやと気づく。FBにこの前の記事のリンクを貼ったところ、「次も楽しみにしている」とコメントをいただいた。そのコメントを読んで、なんとか続きを書くことを決意したのでした。
というのも、講演や講座やスライドトークイベントや写真展の機会が、このコロナ禍でまったくなくなってしまったいま、ひとになにかを伝えること、またそれをどう受け止められたか知ることが、ほとんどなくなってしまった。去年のいまごろ『パレスチナのちいさないとなみ』を出版したものの、一年が経ってみると、ここ数か月はこの本を知ってもらう、手に取ってもらう、広げる機会もまるでなく、どんどん新たな手法や場所を開拓していくアイディアや行動力にも欠けているので、ただ悶々と「そのことを考えないようにして」現実逃避して過ごしてしまっている。自分のダメな部分であることは重々承知している。自分の場所で、自分のできることをコツコツ続けている友人、知人の姿がまぶしくて、気後れしてしまって、どんどん内にこもってしまう。
とまあ、こんな状況なので、その場その場で感想をいただいたり、コメントを寄せてもらえるというのは、本当にありがたいことです。「いくら良いと思っていても、黙っていては伝わらない」ことを、昨夜ワタシはしみじみと別の場所で学んだばかりなので、ますますそう思うのでした。反省します。自分だって、こんなにも「誰かの反応」を待ち望んでいるのにね。ということで、著作もブログも感想をお送りいただけると、本当に嬉しいです。
いつも言っていることだけど、空爆や侵攻のような「目に見えやすい」事柄がなければ、パレスチナでは「なにごとも起きていない」わけではない。なんの罪もない青年が「間違い」で殺され、ヨルダン渓谷や東エルサレムや南ヘブロンでは接収や破壊が続き、毎日のように胸の痛むニュースが飛び込む。もちろんそれは「パレスチナ自治区」に限らない。この教会があるナザレのような、イスラエル領内のパレスチナ人の町や村でも、ひとが殺され、家は破棄され、接収され、祈りの場が破壊されるような事柄が起きている。
そんなナザレにある受胎告知教会。本当にワタシのような不信心な者が何度もこのような場に足を運び、「一生に一度は生誕教会や聖墳墓教会、受胎告知教会などに行きたい」とおっしゃるクリスチャンの方のお言葉を聞くと申し訳ないような心持ちになるが、いつも教会の中の宗教画やイコンだけは、ワタシも真剣に眺めている。世界中のイコンや宗教画を訪ねて歩きたい。「どうして画家はこの絵を描いたの?」「この絵になにをこめたの?」絵をとおして、描いたひとや描かれた時代や背景を、世界中で知ることができたらいいのに、と思う。まあ、もう世界中は現実問題難しいとしても、パレスチナとかエジプトとか自分がこれまである程度歩みを積み重ねてきた場所くらいは、あらためてそれらの場所を踏破したいなと、夢見る日々。








とはいえ、実は教会の外にいたニャンコにより夢中になり、教会の外の商店に並べられたサンタチョコ、しかももう時期外れの売れ残りで「6→5→4」シェケルまで値下げされ、そんな「どーでもいい」光景の方が気になり、猫やサンタに必死でシャッターを押してしまう自分であったことも告白せねばならない。


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2019年、フェアトレードでパレスチナからオリーブオイルやザアタル、石鹸、刺繍製品を輸入販売するパレスチナ・オリーブ代表の皆川万葉さんと共著『パレスチナのちいさないとなみ』(かもがわ出版)を出版しました。パレスチナの「おしごと」をテーマにした一冊です。お近くの書店でお取り寄せが可能です。
パレスチナ・オリーブのサイト
http://paleoli.org/
読後のご感想もお寄せいただければ幸いです。
ネット上でのご投稿やご感想、レビューなどには #パレスチナのちいさないとなみ をつけてご投稿ください。
もちろん、本に挿しはさまれたハガキや、版元ページのご感想記入欄でも。
ネットでは、下記のリンク先などでご購入いただけます。
★『パレスチナのちいさないとなみ』
版元のかもがわ出版のページ
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ha/1026.html
アマゾンのページ
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%84%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%BF&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&ref=nb_sb_noss_2
★過去の著作★
★『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022
アマゾン
http://amzn.asia/bUm0U7i
★『パレスチナ・そこにある日常』(未来社)
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919
アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21
★写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日
版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html
すべて、最寄りの書店でお取り寄せ可能です。
著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。
というのも、講演や講座やスライドトークイベントや写真展の機会が、このコロナ禍でまったくなくなってしまったいま、ひとになにかを伝えること、またそれをどう受け止められたか知ることが、ほとんどなくなってしまった。去年のいまごろ『パレスチナのちいさないとなみ』を出版したものの、一年が経ってみると、ここ数か月はこの本を知ってもらう、手に取ってもらう、広げる機会もまるでなく、どんどん新たな手法や場所を開拓していくアイディアや行動力にも欠けているので、ただ悶々と「そのことを考えないようにして」現実逃避して過ごしてしまっている。自分のダメな部分であることは重々承知している。自分の場所で、自分のできることをコツコツ続けている友人、知人の姿がまぶしくて、気後れしてしまって、どんどん内にこもってしまう。
とまあ、こんな状況なので、その場その場で感想をいただいたり、コメントを寄せてもらえるというのは、本当にありがたいことです。「いくら良いと思っていても、黙っていては伝わらない」ことを、昨夜ワタシはしみじみと別の場所で学んだばかりなので、ますますそう思うのでした。反省します。自分だって、こんなにも「誰かの反応」を待ち望んでいるのにね。ということで、著作もブログも感想をお送りいただけると、本当に嬉しいです。
いつも言っていることだけど、空爆や侵攻のような「目に見えやすい」事柄がなければ、パレスチナでは「なにごとも起きていない」わけではない。なんの罪もない青年が「間違い」で殺され、ヨルダン渓谷や東エルサレムや南ヘブロンでは接収や破壊が続き、毎日のように胸の痛むニュースが飛び込む。もちろんそれは「パレスチナ自治区」に限らない。この教会があるナザレのような、イスラエル領内のパレスチナ人の町や村でも、ひとが殺され、家は破棄され、接収され、祈りの場が破壊されるような事柄が起きている。
そんなナザレにある受胎告知教会。本当にワタシのような不信心な者が何度もこのような場に足を運び、「一生に一度は生誕教会や聖墳墓教会、受胎告知教会などに行きたい」とおっしゃるクリスチャンの方のお言葉を聞くと申し訳ないような心持ちになるが、いつも教会の中の宗教画やイコンだけは、ワタシも真剣に眺めている。世界中のイコンや宗教画を訪ねて歩きたい。「どうして画家はこの絵を描いたの?」「この絵になにをこめたの?」絵をとおして、描いたひとや描かれた時代や背景を、世界中で知ることができたらいいのに、と思う。まあ、もう世界中は現実問題難しいとしても、パレスチナとかエジプトとか自分がこれまである程度歩みを積み重ねてきた場所くらいは、あらためてそれらの場所を踏破したいなと、夢見る日々。








とはいえ、実は教会の外にいたニャンコにより夢中になり、教会の外の商店に並べられたサンタチョコ、しかももう時期外れの売れ残りで「6→5→4」シェケルまで値下げされ、そんな「どーでもいい」光景の方が気になり、猫やサンタに必死でシャッターを押してしまう自分であったことも告白せねばならない。


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2019年、フェアトレードでパレスチナからオリーブオイルやザアタル、石鹸、刺繍製品を輸入販売するパレスチナ・オリーブ代表の皆川万葉さんと共著『パレスチナのちいさないとなみ』(かもがわ出版)を出版しました。パレスチナの「おしごと」をテーマにした一冊です。お近くの書店でお取り寄せが可能です。
パレスチナ・オリーブのサイト
http://paleoli.org/
読後のご感想もお寄せいただければ幸いです。
ネット上でのご投稿やご感想、レビューなどには #パレスチナのちいさないとなみ をつけてご投稿ください。
もちろん、本に挿しはさまれたハガキや、版元ページのご感想記入欄でも。
ネットでは、下記のリンク先などでご購入いただけます。
★『パレスチナのちいさないとなみ』
版元のかもがわ出版のページ
http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ha/1026.html
アマゾンのページ
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%81%84%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%BF&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&ref=nb_sb_noss_2
★過去の著作★
★『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022
アマゾン
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★『パレスチナ・そこにある日常』(未来社)
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919
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★写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日
版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html
すべて、最寄りの書店でお取り寄せ可能です。
著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。












