
写真展開催のお知らせなのに、いきなりドドーンとマクルーベの写真が載っているのにはわけがある。
写真展開催の経緯については、ひとつ前、ふたつ前の記事でお知らせしたとおり。
台東区池之端の古書ほうろうさんにて、今日から2月末までクルドのおかあさんのオヤの販売とともに、写真展『パレスチナの人びと』が開催される。
写真展のキャプションが一部ミニコラムのようになっており、それを記した紙をお持ち帰りいただけるようにお取り計らいいただいた。古書ほうろうのミカコさんによる開催の経緯のご挨拶、なぜクルドのおかあさんのオヤなのか?高橋美香とは何者ぞ?写真展の写真の解説、パレスチナ料理のレシピ等々、気が付けばどんどん文字数が増えていった。高校生のころ夢中だったミニコミづくりを思い出すようだ。あのころは手書きだったけど。
パレスチナ料理のレシピに、ハレの日のご馳走の代表格マクルーベのレシピを入れてある。マクルーベとはひっくり返すという意味。最後に鍋をひっくり返すことから、この名がついている(はず)。
ジェニン難民キャンプの居候先の四男サリームが、マクルーベをひっくり返す瞬間の動画を撮ったことがあって、いつだったかそれをツイッターにアップしたのに、その映像がみつからない。貼りつけたかったのに。仕方がないので、鍋から出てきたばかりの、まだ鍋の形が残るマクルーベの写真をご紹介。これを崩して、ナッツやパセリなどで飾り付けをして、各自皿に取り分けて、サラダやヨーグルトを載せて、いただきます。
写真展会場に置いてあるレシピには、鶏肉は鍋から取り出して揚げたり、オーブンで焼いたり・・・と書いてしまったが、友達に確認したところ「それは邪道!鍋の一番下に敷いてその上に野菜や米を重ねて載せて炊くべし」とのこと。このまま他のひとにも聞き続けていれば、さらにいろいろな意見が出てくるであろう。ということで、みなさん鶏肉はレシピのとおり取り出さず、そのまま野菜や米と一緒に炊いてください。初日にして要訂正。

写真展『パレスチナの人びと』@古書ほうろう
台東区池之端2-1-45
1月13日(水)~2月28日(日)
12時から20時(月火定休)
窓辺喫茶は月火水休
ただし会期中でも感染状況により休業の可能性もあります。お店のHPやツイッターをご確認ください。
古書ほうろう @legrandsnes
古書ほうろうの窓辺喫茶 @mampukutei
HP
https://horo.bz/
ワタシからのお願い
写真展は無料ですが、コーヒーやチャイやおやつなど窓辺喫茶を利用してひと息ついたり(テイクアウトも可能、すぐ近くには上野公園不忍池があります)、店内外の本を買ったり、クルドのおかあさんのオヤを買ったりしてもらえると嬉しいです。ついでにワタシの著作やポストカードを買ってもらえると、それもまたワタシが個人的に嬉しいです。
四冊の拙著どれでも(新本・古本問わず)ご購入いただいた先着6名様にポストカード一枚をプレゼントします。ショボくてすみません。モロッコ4枚、パレスチナ2枚です。
感染状況拡大のこの時期に、なんの躊躇もなく「足をお運びください」と申し上げることは、なかなか難しいのですが、もしお近くにご用事があったり、気分転換にお散歩したくなったり、またお近くの方はぜひともお立ち寄りください。
どんなお店も事業所も、この状況の中で、お店を開ける、閉める、そのご決断はとても重いものであろうことが想像されます。懸命に対策を重ねて、今日も「そこにあった決断」に思いをはせます。やはり、お店が開いている限りは、「足をお運びください」と言いたいです。もちろん、ワタシに言われるまでもないことですが、みなさん、ご無理のないように。まずは、ともかく命とからだと心を守りましょう。
でも、お店にふらりと本を探したり、棚をのぞいたり、喫茶を楽しんだりするために立ち寄られた誰かの心になにかを残せたらいいなと、あらためて思います。
(上の写真は古書ほうろうの窓辺喫茶ツイッターより拝借しました)
