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敬愛する写真家の長倉洋海さんに「パレスチナ・そこにある日常」の帯文を書いていただいた。

家族を見守るような眼差しの向こうに、
パレスチナが、人びとが、生き生きと立ち上がってくる。
生き抜くことのせつなさと苦難の果ての希望も。

という、これ以上ないほどに素敵な一文をいただいた。

この文をみつめていると、じーんとくる。

パレスチナの人々を現わすのに、これほどピッタリの言葉もないと思う。

そう「生き抜くことのせつなさ」。

「死」はもちろん悲しくて、辛いことだ。

でも、パレスチナでは、大切な故郷を失って、大切な人を失って、ありとあらゆる苦難を押しつけられて、それでも「生き抜く」こと、これもまた辛いことだ。

それでも、その人生は、辛いことだけじゃなくて、喜びも笑いもある。

そういう人生を、たくさん世界中で、カメラを片手にみつめてきた長倉さんが紡ぎ出す「生き抜くことの
せつなさ」という言葉。

そのせつなさに惹かれて、ワタシはパレスチナを撮り続けているのかもしれない。