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アフガニスタン「山の学校」を卒業したシュワイブはいま高校一年生。ワタシたちがこの学校の支援を始めたとき、ちょうど入学したてだったシュワイブも、もうこの春から高校生。月日が流れるのは早いものだ。彼は、小中の九年間、山の上から一時間かけて歩いて「山の学校」に通っていたが、いまは下の町の高校に通うため、さらに一時間半、合計二時間半ほど歩いて通っている。帰りにはそれ以上の時間がかかる。

2007年にも彼と彼のお父さんに家庭訪問をさせてもらって話を聞いたことがあった。「ほとんど現金収入がない暮らしのなかで、皆さんの支援がなかったら学用品を買うこともできず、子どもたちを全員学校へ行かせてやることもできなかった」とその当時話してくださったお父さん。長男のシュワイブが、さらに時間をかけて高校へ行くことに対してどう思っているのかと、改めてたずねてみた。

「私は学校へ行くこともできずに、字の読み書きも知らない。それで辛い思いをしたこともある。子どもたちにはそんな思いをさせたくないし、私は学校も出ていないから、ここで畑を耕しながら生きることしかできなかったけれど、子どもたちはなんでも自分の夢をかなえてほしい。そのためなら、全力でサポートしてあげたい」と答えてくださった。

高校生になったシュワイブには、具体的に将来の夢が見えてきていた。「高校を卒業して、大学にも行って、もっともっと勉強して建築技師になりたい」と。

アフガニスタンは、大学に入るのには、コンクールと呼ばれる統一試験を受けて、その成績によって希望の大学、希望の学部に入れるか否かが決まる。学費自体はかからないが、カブールや町の大学に行くには、下宿代や様々なお金がかかる。

「でも、大学に合格したらどんなことをしてでも息子の夢をかなえてやりますよ」とニッコリ笑うお父さん。本当に優秀な子ならば親戚の援助や、借金や、方法はみつかる、とのこと。

学校が遠くなった分、さすがに往復で4~5時間ほどの山道の登校で疲れているとシュワイブ。彼の暮らす集落は山の一番上の集落のひとつ。でも、そんなハンディに負ける子じゃない。

彼が夢を叶えるのを、見届けたいなと強く思う。