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呼びかけに応じてカンパにご協力くださいましたみなさま、本当にありがとうございます。「自分の代わりにオリーブの苗木を植えてきて」「オリーブじゃなくてレモンの木でも構いません」「木を植えるよりも必要とされているところがあればそちらにまわして」「あなたの判断でどのように使ってもらっても構わない」「収監されているカマールの支援に」「○○家のために」…などなど、様々なリクエストとともにお預かりしました。できるだけ意に沿えるように努めます。

パレスチナ行きの楽しみのなかで、一番大きいのは、やはりみんなとの再会。でも、今回は逮捕、収監されているビリン村のアシュラフ、ジェニン難民キャンプの居候先の長男カマールには会えないだろう。とくにカマールとはたくさん話したいこともあったし、去年チャットをしているときには「ミカ、日本からのお土産はヒヨコがいいな!育ててこちらの鶏と掛け合わせてみたい」と楽しそうに語っていたことを思うと、胸がしめつけられる。

そのカマールを、彼が気乗りしないまま無理やり苗木を買うために農場に行くのにつれて行って、「さあ、オリーブの木を買うよ。ワタシは本気だよ。植えよう」というと、ため息をついて「わかったよ。ミカにはかなわないよ。でも、俺はレモンの木がほしいな」と言わせた、それがあの一家の裏庭に木を植え、家畜小屋を作る最初の一歩だったことを思い出す。カマールがほしがったレモンの木。そのレモンの木は、いまもたくさんの実をつけてくれているのかな?

三年、そのあいだにカマールには次男のハムザが誕生し、その矢先に逮捕され、三男のジュジュは結婚し、と少しずつ変化があった。そんな一家を見守ってきた木々は順調に成長しているのかな?

土地や木に親しむ機会を奪われたまま、故郷から遠く隔てられ、カマールたちのように故郷を見たこともないまま狭い難民キャンプで育っている難民の三世や四世たち。「本当にこんな土地に根付くのかな、本当に枯らさずに育てられるのかな?」と不安をもらした兄弟たち。「枯れたらまた植えればいいよ。やってみようよ」とワタシは答えた。命ある木には申し訳ないけど。

殺されたマジドやハムザのことをよく思い出す。きっとアイツらも生きていたら、木を植えるのを手伝ってくれただろう。「うちにも植えたい」と言ってくれたかもしれない。でも、もう彼らはいない。

繰り返し言うように、木を植えたくらいで何かが変えられるわけじゃない。根本的に彼らの助けになれるわけでもない。マジドもハムザも、去年はバーセルもが死んでいったように、彼らの過酷な人生を変えられるわけじゃない。生きているあいだに、このまま何人の死と向き合わなきゃいけないのだろうと、耐えられなくなりそうな気持ちになるときもある。それが「弟」たちだったら、ワタシは自分の無力さ、無策を一生許せないだろう。

それでも、彼らを見守りたいと思う。どうでもいい冗談を投げかけ続けたいと思う。そのことと、自分が植えた木に会いに行くのは、きっと、同じことなのだろうと思う。


写真は植えたレモンの木と、カマールの妹エリヤ、カマールの長男イマード
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約三年ぶりにパレスチナへ行ってきます。

友人からのリクエストもあり、今回も必要とされる場所で、託されたお金を使って、託してくださる方の代わりにオリーブの苗木を購入して植えてきます。詳細は拙著『それでもパレスチナに木を植える』をご覧ください。

また三年前のように、急に計画を現場のニーズに合わせて変更することもあるかもしれません。いきなり家畜小屋を作り始めるかもしれません。木を育てたこともない難民の一家の豊かとはいえない瓦礫だらけの土壌に、育つかどうかわからないものを植えることになるかもしれません。それは、拙著に記したとおりです。また、ヨルダン渓谷などの状況が厳しい場所での畑や建造物再生プロジェクトへの参加、カンパにまわすかもしれません。「絶対にどこで、なにをします」と明確にはお伝えできずにお預かりすることになります。

もし、それでも構わなければ、ありがたくお預かりして、最善の使途を探って参ります。そして三月、ご報告いたします。

もしご協力いただける方は、mikairv★gmail.com(★を@に)へご連絡ください。出発の都合上、おおむね今月15日くらいまでにご連絡をお願いいたします。

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●『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾンからも購入できます。
http://amzn.asia/bUm0U7i



また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

●『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

●写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

●写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1