世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

カテゴリ: エジプトの色

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昔の写真を引っ張り出しては、エジプトで何を撮ろう、どういう風に撮ろう…そればかり考えている日々です。いやいや、仕事中は仕事のこと考えてますよ(;一_一)

それにしても忙しくて一日、一日があっという間。必死で目の前のことをこなすので精一杯の日々。

駄目だ、今日は疲れ過ぎてて書くことも浮かばないからやめよ。いつもスラスラ苦もなく文章が浮かんでくるのに、今日はここまでの数行に15分もかかってる。

エジプト行きまであと6日!

☆写真☆
1.エジプト…いや、全イスラム世界の最高学府アズハル大学を擁するアズハルモスク。全世界のムスリムがここで学びます。私の大学時代の恩師も10年間ここで学びました。
2.アズハル地区のカバーブ(串焼き)屋。右側ではチキンがグリルされています。
3.ハーン・アル・ハリーリの金細工屋の店先

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いつもご覧下さってる皆様は、あまりに毛色の違う今日の写真に一瞬戸惑われることでしょうね。

今日の写真は、エジプト最南端に近いアブシンベルの大神殿です。この神殿は約3300年前に、ラムセス2世によって建てられたもの。自己顕示欲のカタマリだった彼は、カルナック神殿やルクソール神殿に自分の巨像を残し、極めつけがこの神殿。

アスワンハイダムの建設計画により、水没の危機にあったこの神殿もユネスコの救済計画により約60メートル上に神殿をブロックの塊に切り、元通りに積み重ねるという手法で4年がかりで移築した。

明け方、ちょうど朝日が昇る頃、見学をスタートさせた。
巨大な神殿に圧倒され、朝日に染まる神殿の美しさに圧倒された。

ここは、遺跡に特に興味のない私ですら、感動しました。先入観ない分、余計に。
皆様も、機会があれば是非どうぞ!
MEST観光が旅のアレンジをいたします(笑)

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皆様、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

「ゆく年くる年」の除夜の鐘を聞きながら、ブログのコメントを書いているうちに年を越していました。
しかも、今日は早朝からの勤務だというのに…。早く寝ろよ~。自分に突っ込みを入れながら。正月早々、とほほです。

…ということで、睡眠時間確保のため手短に。

エジプト留学時代、初日の出を眺めるため、明け方暗いうちから、ラクダや馬に乗ってピラミッド近郊の砂漠(…というほどでもないのですが)へ出かけました。
暗い砂漠に、張りつめた冷たい空気の中ラクダや馬の息遣いだけが響きます。寒さにじっと耐えながら、ご来光を待ちました。

そして、日の出を迎えました。
美しさにじ~んときました。

夜中に参る、日本の初詣もいいけれど、こういう新年もなかなかです。

今年は出勤の電車の中から初日の出を眺めることになりそうです…。

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神様・・・

すでに持っているものより多くの特別なものを望む人にではなく

生死をわける一杯のミルクを望む母子に「ギフト」を届けてください

本当にあなたの救いが必要な世界中の人に

本当にあなたのご加護が必要な世界中の人に

本当の「ギフト」を届けてください・・・


綺麗なイルミネーションを見ていたい心

高価なプレゼントを欲しがる心

特別なディナーやおいしいケーキを欲しがる心

すべての欲望よりも

あなたの救いを

あなたの助けを

必要としている人に・・・

自分だけ幸せなんて意味がない

世界の多くの人が満足にものを口に入れられないこの夜に

自分だけ浮かれるなんて意味がない

世界中が笑えれば、きっと私も笑えるのに


神様・・・

世界を笑顔で一杯にしてください

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エジプトに約7%ものクリスチャンが暮らしていることは、イスラームが主流のこの国の印象からあまり知られていない。この国のキリスト教のことをコプト教という。このコプトこそが、古代エジプト人の子孫であると言われ、少数派ながら誇り高く生きている。

そもそも、7世紀にアラビア半島からイスラームが入ってくるまでは、エジプト人はコプト教徒であった。しかし、イスラームへの改宗が進むにつれ、コプト教の勢力は衰退していく。

そして現在、コプト語は聖典の言葉としてのみ生き、普段はコプト教徒もアラビア語を使い、イスラム教徒のエジプト人と見た目などの大差はなく暮らしている。手首に十字架の入れ墨を入れているコプト教徒も多いが、入れていない人も勿論いる。信仰する宗教のバックグラウンドが近いせいか、はたまた少数派としての結束が固いのか、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどに移住し、商売などで成功する人も多い。エジプト国内でも、教育熱心で、商売熱心とみられている。以前国連事務総長を務めたプトロス・ガリ氏もコプトである。

そんなコプト教の教会がカイロのあちこちに点在するが、重要度から行って群を抜いているのが、地下鉄マル・ギルギス駅からほど近いオールドカイロと呼ばれる地区の教会群である。イエス・キリスト一家が難を逃れ、一時この場所に滞在していたと新約聖書には述べられている。このため、世界中から巡礼者、観光客がひっきりなしに訪れている。しかし、観光客が大型バスで去っていくと、辺りは急に静寂が戻る。カイロの喧騒とも無縁の一角だ。石畳の道が続く。

静寂の戻った教会に、洗礼にやってきた赤ちゃんと家族がいた。地元のコプト教徒の日常が垣間見えた。

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