
ここ数年ずっとアフガニスタンとエジプトとパレスチナをぐるぐるしているワタシには、お気楽極楽な純粋に「楽しむ旅」ってのはキューバが久々だった。エジプトもかつてはそういう場所だったけど、自分にとって。
この写真は、旅の最終日に時間があったので海の方へ散歩に行って、ビーチでも何でもない磯場で地元の子どもたちが泳いで遊んでいるところをぼーっと眺めていたところ、「名前なんて言うの?」「中国人?」っていろいろ聞かれて、写真撮ってって言われて…という、お約束のパターンで撮ったもの。
問題が何もないわけじゃないんだけど、キューバってホントにみんないまを楽しんでいて、いまを一生懸命生きていて、先のことばっかり考えて満たされないでしかめっ面している多くの日本人とは対極で。もちろん、自分もそんなひとりだけど。なんか、自然と笑っちゃうんだよね。
スコールで何時間も広場の屋根のある場所で、やることもなく雨がやむのを待つのも、何時間もなかなか来ないバスを待つのも、「まあ、そんなもんか」って、自然と笑っちゃう。
旅に出たいなあ。何も考えず、気楽な旅に出たい。



