世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

タグ:パレスチナの猫写真展

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昨年より日本全国各地を巡回してきた安田菜津紀さんとの写真展「パレスチナの猫」が、佐藤慧さんの参加も得て、このたび三人で新たな写真による写真展「パレスチナと猫」としてスタートすることになりました。

昨年同様、東京の三軒茶屋(最寄りは世田谷線の西太子堂)近くのキャッツミャウブックスにて10月8日から26日まで(月火定休)開催されます。

開催概要は、菜津紀さんと慧さんが所属される、写真展を企画してくださったD4Pのサイトをご覧ください。
「パレスチナと猫」写真展・開催のお知らせ - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)

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写真展会場のキャッツミャウブックスでは、新作のフォトブック『パレスチナの猫2』も置かせていただきます。昨年の販売数をもとに準備をする予定ではありますけれど、会場で品切れの場合もありますので、ご希望の方はお早めに。また遠方の方などには、九月いっぱいは通販もいたします。その後の販売は未定です。他の仕事との兼ね合いにより、作業に手がまわらない時期もあるため、増刷や販売を打ち切る場合もあります。※フォトブック『パレスチナの猫』は現在、写真展「パレスチナの猫」開催中の青森県十和田市の shop & cafe鳥曇 にある在庫をもって完売です。
フォトブック「パレスチナの猫2」できました! : 世界の笑顔に出会いたい (livedoor.blog)

在廊日時や追加情報はTwitter(現X)にてお知らせします。
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展示写真の半分くらいは、包囲されて攻撃を受けていたジェニン難民キャンプの猫たちや、1/21にイスラエル軍による攻撃が激化して、難民キャンプの居候先一家と一緒にキャンプから避難せざるを得なくなった、その後の避難生活のなかで出会った猫たちの写真です。

今回は、前回以上に、写真に写る猫たちと共に生きている人びとの姿を語るような構成を意識しました。

みなさまのお越しをお待ちしております。

また、昨年のセット「パレスチナの猫」は青森のあと、東京に再度巡回予定、その後は未定です。開催をご希望される方は、D4Pにご希望をお伝えください。

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いよいよ6月7日(土)から、わたしの地元広島県の福山市にある本屋アンラーンにて、安田菜津紀さんとの写真展「パレスチナの猫」が開催されます。

【開催概要】
『パレスチナの猫』写真展 本屋アンラーン 広島県福山市東深津町6-3-58 会期:2025年6/7(土)~ 6/27(金) 営業時間/月〜土11:00〜19:00、日・祝11:00〜18:00  定休日/火曜日・水曜日 企画:メディアNPO Dialogue for People 撮影:高橋美香、安田菜津紀 入場無料

本屋アンラーン | いい街にいい本屋を (unlearn-books.com)


また、写真展の開催にあわせて、県内五か所の会場で高橋美香トーク「パレスチナの家族の今」をおこないます。
6/7(土)14時から 本屋アンラーン(福山)
6/8(日)14時から 羅秀夢Books&Gallery(福山)
6/9(月)13時から 松永はきもの資料館(松永)
6/11(水)19時から Social Book Cafeハチドリ舎(広島)
6/12(木)17時半から いこーれ府中 多目的ホール小(府中)

上記五か所のトークの内容は、ほぼ同じ予定です。ご都合のよい日時の、お近くの会場にお申し込み下さい。基本的に要予約です。参加費も会場により異なります。
詳細はチラシ画像をご覧ください。


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写真展・トーク会場では、パレスチナの女性たちが製作した刺繍製品の展示販売もおこないます。すべて手作り一点もの。ぜひ、会場でお手に取ってご覧ください。

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そのほか、フォトブック「パレスチナの猫」「シロくんの日々」や2Lプリントも用意しました。
フォトブック「パレスチナの猫」「シロくんの日々」できました! : 世界の笑顔に出会いたい (livedoor.blog)

地元広島の皆様、また足をお運びくださる皆様、会場でお目にかかれることを、心よりお待ちしております。


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思えばたくさんの猫さんたちにパレスチナで出会ってきたものだと、写真を何度も何度も見返しながら何度も確認する。どうしてこんなにパレスチナの猫たちに心を奪われるのだろう。彼らの視点をかりて、私はなにをみつめ、伝えたいと思っているのだろう。自問自答が続く。

三月に仙台でのトークを終えてから、すっかり「パレスチナで自分が体験したことと向き合うこと」を避けてきた。トークのような場がなければ、いくらでも「避けよう」がある。向き合わなければ、書かなければ、考えなければ…ということから逃げてさえいれば、向き合わなくて済む。それらを「表現しよう」などと思いさえしなければ、いくらでも逃げられる。

胃が痛い、消化不良が続く、悪夢がひどい、不眠、歯ぎしりのし過ぎで毎朝奥歯が痛いなど、明らかな「不調」は、ジェニン難民キャンプへの滞在中からますますひどくなっていた。避難先でもそれは続き、帰国後もずっとひどいままだった。そして、私は仙台でのトークの後、今月に入ってから、明らかに「パレスチナと触れる」ことを減らした。症状は徐々におさまっていった。

ジェニン難民キャンプの居候先の一家と、軍事侵攻が激化してから攻撃下を避難して三か月が経過した。一家は、家に戻れないまま、自宅の様子を見に行くことすら許されないまま、避難先を転々としている。一家のような避難生活を強いられているひとたちは、ジェニン難民キャンプだけでも二万人にのぼるとされる。

ナクバで難民となって難民キャンプにたどり着いた世代から、三世代目、四世代目となる子孫が、いま再び、その難民キャンプの自宅を破壊され奪われ追われている。一般市民への集団懲罰に、空爆の連続のような「目に見えやすい」非道と違って、ほとんど非難の声もあがらない。こうして「なかったこと」のように、見過ごされ、避難民たちは苦難のなかに置き去りにされる。「ひとり、ふたりが殺されたって、見向きもされない」と、また言わせてしまう。

そんなことはおかしいよね、やめさせなきゃいけないよね。どうすれば、そんな声を聞いてもらえるのか、考えれば考えるほど私は追い込まれていった。あまりの「無力」さに。あまりの自分の声の「ちいささ」に。

だけど、わたしの大切なひとたちは、今日も避難先でしんどい一日を送っている。いつでも、離れたり逃げたりできる自分と違って、彼らにはそんな「自由」もない。

先日、ほんのわずかな時間、マハが電話をくれた。どうしたのかと思ったら、新たな避難先を見せてくれようとしたらしい。人生は続くのだと思い知らされる。

私自身も「向き合うことから逃げたい」気持ちよりも「向き合ってカタチにしたい」気持ちの方が勝ってきたので、ちょうどタイミングよく声をかけてくれたAさんの「導き」に背中を押されるように、書きたいことを書き始めた。

ビックリするほど、どんどんあふれるように文章が浮かんできて、一日目にして構想の三分の二、二日目にして全体の六分の一を残して書き進めた。もちろん、これが即「使える」ものになるわけではないが、ラフのラフくらいの出だしとしては上出来だ。

ああ、自分は書きたかったんだな、きちんと向き合いたかったんだなと気づかされた。そして、書くと言う作業をとおして真正面から向き合っても、胃は痛くもならず、悪夢もみなかった。少しずつ、進めていこう。どんなカタチとして、なにが出来上がるかは、もう少し先のお楽しみに。

写真は、ナーブルスの街かどで出会った猫さん。まなざしが印象的だった。

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「パレスチナの猫」写真展(修正版)


全国各地を巡回中の、D4P企画の安田菜津紀さんとの写真展「パレスチナの猫」が、再び東京に帰ってきます。5/7~27神保町ブックハウスカフェにて開催されます。また5/15(木)18時からは同店二階にて安田菜津紀さんとのトーク「写真でつたえるパレスチナのいとなみ」が開催されます。オンライン配信もあります。

皆様のご参加をお待ちしております。

詳細は
「写真で伝えるパレスチナのいとなみ」 高橋美香&安田菜津紀トークイベント | 株式会社 ブックハウスカフェ | 神保町唯一のこどもの本専門店 & カフェ (bookhousecafe.jp)


8/21(水)~9/1(日)@世田谷区若林キャッツミャウブックスで開催される、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんとの写真展「パレスチナの猫」のお知らせを先日したばかりですが、今日は、なんとそこで販売するフォトZINE「パレスチナの猫」(写真展会場にて限定25部の販売予定)と一緒に作成したソフトカバー版フォトブック「パレスチナの猫」「シロくんの日々」のお知らせです。

写真展について

『パレスチナの猫写真展』@キャッツミャウブックス : 世界の笑顔に出会いたい (livedoor.blog)

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写真は「パレスチナの猫」ソフトカバー版、145×145mm、写真18枚
2500円

★追記★
フォトブック「パレスチナの猫」写真撮影年と撮影地
数字は表紙から順番に数えて
1、2013年 ビッディヤ(表紙)
2、2024年 ジェニン難民キャンプ
3、2024年 ジェニン難民キャンプ
4、2024年 ジェニン難民キャンプ
5、2024年 ジェニン難民キャンプ(裏表紙も)
6、2024年 ジェニン難民キャンプ
7、2023年 エルサレム旧市街
8、2018年 ジェニン難民キャンプ
9、2024年 エルサレム旧市街
10、2023年 ナザレ
11、2024年 ジェニン難民キャンプ
12、2024年 ビリン
13、2023年 エルサレム旧市街
14、2024年 エルサレム旧市街
15、2018年 ジェニン難民キャンプ
16、2018年 ビリン
17、2018年 ジェニン郊外アメリカン大学
18、2024年 ジェニン難民キャンプ



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つづいてソフトカバー版「シロくんの日々」大きさや仕様や価格は「パレスチナの猫」と同じ。

シロくん缶バッジ(300円)も、フォトブックと同梱でのご注文なら可能です。

どちらも一冊2500円+送料(スマートレター180円または二冊以上はレターパックライト370円など実費)

ご注文はメールにて
mikairv★gmail.com
(★→@に)

ご注文と発送の手順
・まず、メールにて送付先と個数を明記のうえ、ご注文ください
・こちらから金額とお振込み先を返信します
・お振込み後、お手数ですがご一報ください(決済画面やお振込み明細などの写メの添付があれば迅速に確認と発送できます。不要な個人情報等(見られたくないもの)は隠してお送りください
・確認のうえ、発送いたします
在庫がない場合は、発注をする必要があるので、お待ちいただくことになります。その場合、大体の見通しをおしらせします

ご注文をお待ちしております。

また、拙著『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(2000円)『パレスチナのちいさないとなみ』『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(1800円)、写真集『BOKRA 明日、パレスチナで』(1600円)すべて本体価格、ご希望の方にはサイン入りで、との同梱も可能です。拙著とあわせてのフォトブックご購入の場合の送料は、冊数にもよりますが基本的にレターパックライト(370円)になります。


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8/21(水)~9/1(日)世田谷区若林の猫の本専門店キャッツミャウブックスにて、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんとの二人展『パレスチナの猫写真展』を開催します。

それだけをお目当てに足を運んでいただいても...と言っても大げさではないほどの、関連グッズのラインナップが秀逸。お楽しみに。我が家のシロくんも缶バッジとして登場します。

「パレスチナのことはよくわからないけれど、とにかく猫が好き」という方にこそ、ぜひ観てもらいたい写真展。現地で「どうすれば、この状況が伝えられるのだろう?」と悩んだ三人(安田菜津紀さん、佐藤慧さん、わたし)で出した、ひとつの「答え」のカタチかと、私は勝手に思っています。「パレスチナを知る・語る」誰かの入口のひとつになるといいなと。

みなさまのお越しをお待ちしております。

写真展についての詳細は、下記のとおり。

「パレスチナの猫」写真展・開催のお知らせ | お知らせ | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)

★追記★
8/21菜津紀さんと慧さんが運営されているD4Pのラジオ番組(配信)「Radio Dialogue」に出演して、写真展の背景、展示している写真の猫たちが暮らす場所についての話や、それらの場所を描いた拙著『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』についてなどのお話をしました。写真展についての理解もより深まるはずなので、ぜひ聴いてみてください。アーカイブからいつでも聴くことができます。
高橋美香さん「パレスチナを撮り続けて」Radio Dialogue 174(2024/8/21) - YouTube

また、写真展のご感想は、入口近くのボードにあるQRコードから、ぜひお寄せ下さい。拝読して今後の参考にいたします。

なお、写真展はこのあとも、全国への展開を目指しております。みなさまの暮らす町にも、「パレスチナの猫」たちがお邪魔するかもしれません。今後の情報は、D4Pのサイトなどでご確認ください。

在廊日など追加情報は、Twitterでお知らせいたします。

★追記★
写真展開催に合わせて会場で販売されるフォトブック「パレスチナの猫」(A5サイズ、ZINE、写真34枚)予価3500円(多少前後します、決まり次第お知らせします)ができあがりました。
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こちらは、会場で販売する限定品(25部)の予定です。現在のところ再版と再販の予定はありません(ただし、絶対にないということではありません。ご希望が多ければ再考します)。シリアルナンバーを振る予定です。

また、シロくん缶バッジも会場にて販売いたします。一個300円。
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それだけでなく、写真展開催に合わせて、町田尚子さん、おぷうのきょうだいさん、小泉さよさんが新たに書き下ろし制作してくださった作品のチャリティポストカード、各種グッズも販売されます。下記のD4Pの告知記事にて参考画像がご覧になれます。



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また、ソフトカバー版のフォトブック「パレスチナの猫」「シロくんの日々」(写真では左の二種)も作成しました。こちらは、注文販売になります。一冊2500円+送料(スマートレター180円またはレターパックライト370円)。どちらも148×148mm、写真18枚です。
ご希望の方は、メールにて承ります。
mikairv★gmail.com
(★→@)
※写真展期間中は、優先して写真展会場にて販売中です。ただし、会場では品切れのこともあります。

★追記ここまで★

写真展についての詳細は、下記のとおり。
企画のD4Pのサイトより転載
「パレスチナの猫」写真展・開催のお知らせ | お知らせ | Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)

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「パレスチナの猫」写真展をキャッツミャウブックスにて開催いたします。

ふと、街角の猫たちに目がとまる。観光客がぐっと減った旧市街地でぶらぶらと歩く猫、夜の難民キャンプに銃声がとどろく度、背中をビクッと震わせる猫――。
写真家の高橋美香さん、フォトジャーナリストの安田菜津紀、ふたりの出会ってきたパレスチナの猫たちです。

・期間:2024年8月21日(水)〜2024年9月1日(日) 11:00〜19:00(定休日:月・火)
・入場料:無料
・場所:キャッツミャウブックス
 東京都世田谷区若林1丁目6−15

・撮影:高橋美香、安田菜津紀
・企画:メディアNPO Dialogue for People


※会場のキャッツミャウブックスの店内には、店員として猫がいます。また、店内の通路は狭く、段差があります。







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2023年1月写真絵本『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版)を刊行しました。
お近くの書店でのご注文をお待ちしております。

またパレスチナ・オリーブの皆川万葉さんとの共著『パレスチナのちいさないとなみ』もぜひ。


版元のかもがわ出版のページ

かもがわ出版|パレスチナに生きるふたり ママとマハ (kamogawa.co.jp)

かもがわ出版|パレスチナのちいさないとなみ (kamogawa.co.jp)

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