世界の笑顔に出会いたい

写真家・高橋美香のブログ。 公園にいたノラ猫のシロと暮らす。 カメラを片手に世界を歩き、人びとの「いとなみ」を撮影。 著作に『パレスチナ・そこにある日常』『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)『パレスチナのちいさないとなみ』(共著)『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(かもがわ出版) 写真集に『Bokra 明日、パレスチナで』(ビーナイス)

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いま、真後ろでシロが毛づくろいしている。ワタシはその気配を感じながら、PCに向かう。明日からパレスチナへと旅立つので、落ち着かない気持ちのまま夜を過ごしている。

不在になる前にシロが落ち着いてくれてよかったと胸をなでおろしている。正月明け6日くらいからどんどん落ち着きを取り戻したシロ。それまで一か月近く夜になると一晩中ウロウロ、夜鳴きを繰り返していたのに、すっかり静かになった。ご飯をよく食べ、よく眠っている。ワタシたちにも少しずつ甘えてくるようになった。

最近では、すっかり、まるで昔からうちの子だったかのような顔をして、お気に入りの場所のいくつかでくつろいでいる。そんなシロの姿を見られるようになったことが本当にうれしい。いままで捨てられて、ノラ猫になって、厳しい日々を過ごしてきた分、安心して穏やかな日々を過ごしてほしい。なにがシロの幸せなのかはわからないが、精一杯幸せにしてあげたい。少なくとも、その努力はしたい。

出発前に、オリーブの苗木カンパをありがとうございました。また「なにに使ってくれてもいいよ。判断は任せる」との声も多く、「パレスチナのためというより、あなた自身のため、それが結果的にパレスチナの誰かのためになるのでもいいから、自由に使って」というカンパも多く寄せられ、本当に心から感謝しております。ありがとうございます。使途については、帰国後に報告いたします。

なにがどうなるかは、行ってみないとわからないけれど、とにもかくにも行ってきます。

シロ、いい子でお留守番していてね。

帰ったら「あんた誰?」って顔をされるんだろうな。。。

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シロが我が家にやってきて25日が経った。公園で寒さに震えていたシロ、でもその一方お日さまが顔を出している暖かい時間には悠々と公園のフェンスの上をご機嫌顔で歩いていたシロ、いろんな姿を思い出す。

うちに来てからのシロは、残念ながらまだ「適応」には程遠い状態で、目を覚ましているあいだは、かわいそうに不安げな顔をしていることも多い。暖かい部屋でウトウトしている姿、安心して眠っている姿を見るとホッとする。シロにも少しは心安らぐ時間があるようで。ワタシはまだ、シロをノラ猫ではない状態にしたことに、心から満足はできていない。シロが我が家を「僕の家」と認めてくれるまで、この葛藤はずっと続くのだろう。自分のエゴでシロを保護したことを、罪のように感じてしまう自分がいる。シロが夜な夜な「外に出してくれー」と歩き回り、鳴き騒ぐ長い夜は、特にそう思う。

でも、この葛藤は、むしろ忘れてはいけない気持ちなのだろうと思う。眠れない夜を過ごすこの苦しみも、どうしてあげることもできなくて行き場のない気持ちを抱えることも、ストレスで蕁麻疹が出まくっていることも、シロの命に対する責任を負うことへの戒めなのだろうと思う。

今日、駅前の人通りの多い交差点の隅で、足早に歩くひと、信号を待つひとに踏まれそうになりそうな場所で、じっと小さくなってうずくまっているノラ猫をみかけた。いままでだったら、そんなに気にもならなかっただろう。でも、調子が悪いのか、怪我をしているのか、寒いのか、およそくつろぐにはふさわしくないその場所でうずくまっているノラ猫の姿を見た瞬間、胸がキュッとしめつけられた。どうしたんだろう?大丈夫かな?この子の姿は、シロだったかもしれないのだと思うと、たまらない気持になった。

うちに来て二週間が経ってから、病院でシロの血液検査をした。ノラ猫の多くが罹患しているといわれるFIV(猫エイズウィルス)キャリアだということが分かった。シロが推定2~3歳くらいだということも分かった。いくら「FIVキャリアだからと言ってみんなが発症するわけではない」と言われても、覚悟はしていたとはいえ、やっぱり悲しかった。もしそれが捨てられた理由ではないと仮定して、捨てられた後に感染したのだと仮定して、もっと早くなんとかしていたら、感染しなかったのかな?と考えても仕方ないことを、繰り返し考えた。でも、精一杯、全力で行動してきたはずだ。

一日でも長く穏やかな日々を過ごしてほしい。自分が猫を家族に迎えるなんて想像もしていなかった。ひょんなことから出会って、無我夢中でうちに連れてきたシロ。一日も早く、うちに慣れてくれるといいな。

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ということを考えながら、シロとの日々に思いを残しながらも、約三年ぶりにパレスチナへ行ってきます。

友人からのリクエストもあり、今回も必要とされる場所で、託されたお金を使って、託してくださる方の代わりにオリーブの苗木を購入して植えてきます。詳細は拙著『それでもパレスチナに木を植える』をご覧ください。

また三年前のように、急に計画を現場のニーズに合わせて変更することもあるかもしれません。いきなり家畜小屋を作り始めるかもしれません。木を育てたこともない難民の一家の豊かとはいえない瓦礫だらけの土壌に、育つかどうかわからないものを植えることになるかもしれません。それは、拙著に記したとおりです。また、ヨルダン渓谷などの状況が厳しい場所での畑や建造物再生プロジェクトへの参加、カンパにまわすかもしれません。「絶対にどこで、なにをします」と明確にはお伝えできずにお預かりすることになります。

もし、それでも構わなければ、ありがたくお預かりして、最善の使途を探って参ります。そして三月、ご報告いたします。

もしご協力いただける方は、mikairv★gmail.com(★を@に)へご連絡ください。出発の都合上、おおむね今月十日くらいまでにご連絡をお願いいたします。

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●『それでもパレスチナに木を植える』(未來社)
店頭にない場合は、書店でご注文いただければ幸いです。
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624411022

アマゾンからも購入できます。
http://amzn.asia/bUm0U7i



また、引き続き、下記の二冊の本のご注文もお待ちしております。

●『パレスチナ・そこにある日常』(未来社) 
版元の未來社のページ
http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624410919

アマゾン
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83%8C%83X%83%60%83i%81E%82%BB%82%B1%82%C9%82%A0%82%E9%93%FA%8F%ED&x=10&y=21

●写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』(ビーナイス)
http://www.amazon.co.jp/ボクラ(Bokra)%E3%80%80明日、パレスチナで-ビーナイスのアートブックシリーズ-高橋-美香/dp/4905389275/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1421878540&sr=8-2&keywords=ボクラ%E3%80%80明日

版元ビーナイスのページ
http://benice.co.jp/index.html

最寄りの書店でも、お取り寄せ可能です。

著者のサイン入りをご希望の方は、
mikairv★gmail.com(★を@に)までご一報ください。
ただし、この場合恐れ入りますが、本代と送料実費を頂戴します。

●写真集『ボクラ・明日、パレスチナで』に収められた写真のカード、Tシャツ、トートバッグをこちらからお求めになれます。
ビタミンTeeのページ
http://www.vitamin-tee.jp/?mode=cate&cbid=985137&csid=1

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